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7-1土木工学 (杭基礎工)


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7-1土木工学 (杭基礎工)についての過去問題出題ポイント

7-1土木工学 (杭基礎工) についての 基本解説動画はこちら

 

杭基礎工法とケーソン基礎工法など 基礎工にも色々あるがよく出題されるのは 杭工法である

杭工法イメージ図

 

杭基礎工法

杭工法には、既製杭工法と場所打ち杭工法がある。

 

 

既製杭工法 

(打込み杭工法、埋込杭工法、圧入杭工法、回転杭工法)

工場などで作られた既製杭を使う工法

一般に、杭を材質により分類すると、鋼杭、コンクリート杭、合成杭に分類される

打込み杭工法及び中掘り杭工法(埋込杭工法の一種)は、既製杭のため杭体の品質は良い。

 

打込み杭工法

打込み杭とは 杭を地盤に打ち込む方法 大径のコンクリート杭の打ち込み施工には不向き

打込み杭工法は、他の工法に比べ騒音、振動が大きい。

打込み杭工法は、騒音や振動を伴うため公害の問題が生じることがある。

打撃工法では打ち込み 途中で作業を休止すると杭周面の摩擦が増大し 打ち込みが困難となることがある

 

埋込杭工法

既製杭の埋込み杭工法には、プレボーリング杭工法のほか、中堀杭工法、回転根固め工法がある

 

中堀杭工法

杭の中空部にスパイラルオーガ―を通し、地盤を掘削しながら杭を打設する工法。地盤の掘削と杭の打設を同時に行える

中掘り工法は、泥水処理・排水処理を必要とする工法である。

中掘り杭工法における先端処理には、最終打撃方式とセメントミルクで固める方法がある

 

埋込み杭工法

既製杭の埋込み杭工法には、主に

  • プレボーリング杭工法
  • 中掘り杭工法
  • 回転根固め工法

などがある。既製コンクリート杭の施工法として、これらの分類は実際に使われている。

中掘り杭工法

杭の中空部にスパイラルオーガーなどを通し、杭先端の地盤を掘削しながら杭を沈設する工法。

つまり、

「杭の中を掘りながら、その杭を地中へ沈めていく」

と覚えればいい。

掘削土は杭の中空部から地上へ排出する。中掘り杭工法は、打込み杭工法に比べて騒音・振動が小さいが、泥水処理・排土処理が必要である。

杭先端の処理

中掘り杭工法の先端処理には、

最終打撃方式
セメントミルク噴出攪拌方式による根固め

などがある。

したがって、

「中掘り杭工法では最終打撃方式を用いてはならない」

という問題が出たら誤り。最終打撃方式は実際にある。国交省資料でも最終打撃式とセメントミルク噴出攪拌方式が示されている。

 

 

 

 

 

例題過去問題

No. 10 既製杭の施工に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

 1 中掘り杭工法における先端処理には、施工管理ができないため、最終打撃方式を用いてはならない。

 2 打撃工法では、打込み途中で作業を休止すると時間の経過とともに杭周面の摩擦力が増大し、打込みが困難となることがある。

 3 中掘り杭工法の杭の沈設方法には、掘削と同時に杭体を下方に押込んで圧入させる方法と、杭体を回転させながら圧入する方法がある。

 4 打撃工法における打込み精度は、建込み精度により大きく左右されるため、位置、方向とも慎重に行わなければならない。

 

答え
1

解説&覚え方

1 適切でない

2 正しい

3 正しい

4 正しい

 

 

場所打ち杭工法

現場でコンクリートを流し込み杭を作る工法

 

杭工法イメージ図

 

 

場所打ち杭工法(機械掘削工法 深礎工法(人力・機械掘削工法))

場所打ち杭工法は現場に深い穴を掘って、その穴に鉄筋を立て込んでコンクリートを流し込み杭を作る方法

一般的な打ち込み杭工法に比べると振動騒音が少ない

場所打ち杭工法は、施工速度が遅く、施工管理が難しい。

場所打ち杭工法は、大口径の杭が施工可能である。

場所打ち杭工法には、機械掘削工法と人力掘削工法がある。

アースドリルは機械掘削方式

 

例題過去問題

No. 11 杭工法の長所・短所に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。

1 中掘り工法は、泥水処理・排水処理を必要としない工法である。

2 打込み杭工法は、騒音や振動を伴うため公害の問題が生じることがある。

3 打込み杭工法及び中掘り杭工法は、既製杭のため杭体の品質は良い。

4 場所打ち杭工法は、大口径の杭が施工可能である。

 

答え
1

解説&覚え方

1 中掘り工法は、泥水処理・排水処理を必要とする工法である。

杭の中空部にスパイラルオーガ―を通し、地盤を掘削しながら杭を打設する工法。地盤の掘削と杭の打設を同時に行える

2 正しい

3 正しい

4 正しい

 

 

基礎杭の施工法に関する記述として次のうち、適切でないものはどれか。

① 打撃工法では、油圧ハンマ、ドロップハンマ等により既製杭を所定の深さまで打ち込む。

② 中掘り杭工法では、杭の内部を通じてオーガ、バケット等で掘削しながら杭体を所定の深さまで貫入させた後、先端処理を行う。

③ オールケーシング工法では、表層ケーシングを建て込み、安定液の水位を地下水位以上に保ちドリリングバケットにより掘削を行う。

④ 鋼管ソイルセメント杭工法では、原地盤中にセメントミルクを注入しながら攪拌混合したソイルセメント柱内に、外面にリブを有する鋼管を沈設する。

正解:③(オールケーシング工法の記述)


① 打撃工法

記述:正しい

打撃工法では、油圧ハンマ、ドロップハンマ等により既製杭を所定の深さまで打ち込む。

解説
打撃工法は、既製杭(PC杭・鋼管杭など)をハンマで直接打ち込む工法。
使用機械も油圧ハンマ・ディーゼルハンマ・ドロップハンマなどで正しい。

👉 定義そのものなので迷わない肢。


② 中掘り杭工法

記述:正しい

杭の内部を通じてオーガ、バケット等で掘削しながら杭体を貫入させ、後に先端処理を行う。

解説
中掘り杭工法は、

  • 杭の中を掘る

  • 掘りながら杭を沈める

  • 最後に先端処理(支持力確保)

という流れの工法。

👉
「中=中を掘る」
「掘削+貫入+先端処理」
がセットで出てきたら 正解。


③ オールケーシング工法

記述:誤り(正解肢)

安定液の水位を地下水位以上に保ちドリリングバケットにより掘削を行う。

解説
ここがひっかけポイント。

オールケーシング工法は

  • 鋼製ケーシングを回転圧入

  • ケーシング自体で孔壁を保持

👉 安定液は使わない工法。

安定液(水・ベントナイト)を使うのは

  • アースドリル工法

  • リバース工法

ケーシングで守る or 液体で守る → 同時にはやらない。

だから
「安定液の水位を〜」が入った時点で アウト。


④ 鋼管ソイルセメント杭工法

記述:正しい

セメントミルクを注入・攪拌して造成したソイルセメント柱内に、鋼管を沈設する。

解説
この工法は

  1. 原地盤をセメントミルクで攪拌

  2. ソイルセメント柱を造成

  3. その中に鋼管杭を挿入

👉
「ソイルセメント柱+鋼管」
このセット表現は完全に正しい。


✅ 超要点まとめ(暗記用)

  • ① 打撃工法=ハンマで既製杭を打つ(正)

  • ② 中掘り杭=中を掘りながら沈設+先端処理(正)

  • ③ オールケーシング=安定液は使わない(誤)

  • ④ 鋼管ソイルセメント杭=ソイルセメント柱+鋼管(正)


一発暗記フレーズ

「孔壁を守るのは ケーシングか液体か、どちらか一方」

これ覚えておけば、
杭工法はほぼ落ちない。

勉強お疲れさまです♡ 試験頑張ってね♪ 2級建設機械施工技士