一般電気工作物の検査方法



2級土木施工管理技士サポートサイト

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(-人-)ミナサンガゴウカクシマスヨウニ




 

 

⚙️ 一般用電気工作物の検査(SECTION 01)


① 検査の種類

電気工事後、安全に使えるか確認するために行う検査で、主に次の3種類がある👇

検査の種類 内容
竣工検査 新設・増設・改修時に、工事完了後すぐに行う。電気技術基準に会っているか確認。
定期検査 年に1回など、定期的に安全状態を確認。
臨時検査 不具合、異常発生とうの落雷・火災・事故などのあとに行う安全確認。

🧩目的:電気工作物を常に安全な状態で使用すること


② 竣工(しゅんこう)検査

工事が終わったときに行う検査で、
主に「見た目の確認 → 絶縁抵抗測定 → 通電確認」の順に実施。

手順の流れ:
1️⃣ 目視点検
2️⃣ 絶縁抵抗の測定
3️⃣ 接地抵抗の測定

4️⃣導通試験

💡 注:
三相回路などでは相間の絶縁抵抗も測る必要あり。
また、電源を入れる前に必ず絶縁を測るのが原則。


 目視点検

電線や器具が正しく取り付けられているかを見て確認。
たとえば👇

  • 接続が確実か

  • 絶縁テープの巻き方

💡つまり「見た目で安全確認」を行う最初のステップ。

 

 

④絶縁抵抗の測定

漏電や感電を防ぐための最重要検査。
メガー(絶縁抵抗計)で配線と大地(アース)間の抵抗を測定し、規定値以上あることを確認する。

電路の種類 使用電圧 最低絶縁抵抗値
300V以下 150V以下 0.1MΩ以上   単層200ボルト(一般家庭)
300V以下 150V超 0.2MΩ以上   三相200ボルト
300V超 0.4MΩ以上

💡測定は、ブレーカーをOFFにした状態で行う。


 

 

⚙️ 絶縁抵抗測定と漏れ電流の測定


① 電路と大地間の絶縁抵抗測定(準備)

  • 目的:電線(電路)と大地(アース)の間に電気が漏れていないか確認する。

  • 準備手順:

    1. ブレーカーをOFFにして、電気が流れない状態にする。

    2. コンセント使用電化製品や照明器具など負荷をつなげ、スイッチはすべて入れておく

    3. 絶縁抵抗計をつなぐ
    4. 電線とアース間をメガー(絶縁抵抗計)で測定。

💡「電路と大地間」で測る → 漏電チェック用
※スイッチが入ったままだと誤測定になるので注意

 

 

② 電線相互間(電線同士)の絶縁抵抗測定(準備)

  • 準備手順:

    1. ブレーカーをOFFにして、電気が流れない状態にする。

    2. コンセント使用電化製品や照明器具など負荷を外し、スイッチはすべて入れておく

    3. 絶縁抵抗計をつなぐ
    4. 電線と電線間をメガー(絶縁抵抗計)で測定。

💡「電線同士」で測る → 配線の絶縁性能チェック用

 

 

 

 

 

 

③ 三相誘導電動機の絶縁抵抗測定(プラスα)

  • 三相モーターなどの絶縁確認にも同じ方法を使用。

  • 測定前に必ずモーター端子間を開放(外す)しておくこと。

  • 電線とモーターの間に電気が流れない状態で測る。

📘ポイント:

「モーターもメガーで測る。ただし接続外すのを忘れるな!」


④ 絶縁抵抗計(メガー)の定格測定電圧

  • 測定電圧は「出力側の定格電圧」に合わせる。

  • 150V回路 → DC150V

  • 300V回路 → DC250V

  • 300V超回路 → DC500V

💡つまり、電路の電圧が高いほどメガーの電圧も高くする。

 

 

 

 

⑤ 漏えい電流の測定

  • 目的:実際にアースへ流れている微小な電流(漏電)を測る。設備を停止できないときは、
    クランプ型電流計で漏洩電流を測定して絶縁性能を確認できる。
    漏洩電流が1mA以下なら正常範囲

  • 測定器:クランプメーター(漏れ電流計)。

  • 基準:1mA以下なら正常。
    → 1mAを超えると、危険あり⚠️

📘測定のやり方:

  1. ブレーカーを入れたまま。

  2. クランプ電流計で3本まとめて加える

 

 


💬 一言まとめ

メガーで抵抗を測る → 漏電チェック。
クランプで電流を測る → 実際の漏れチェック。

 

 

 

 

⚙️ 接地抵抗の測定(アース測定)


💡 接地(アース)とは

電気が漏れたときに、電流を安全に地面へ逃がすための仕組み
感電や火災を防ぐために、アース線はとても大事なんだ。


🔌 接地工事の種類と基準値

種類 対象 接地抵抗の基準値
C種 300Vを超える機器(例:三相200Vモーター) 10Ω以下
D種 300V以下の機器(一般家庭など) 100Ω以下

📘覚え方 →

「C(高い電圧)は10Ω、D(家庭用)は100Ω」


⚙️ 接地抵抗計(アーステスタ)とは

地面とアース線の間の電気の通りやすさ(抵抗)」を測る道具。

 

📏 測定方法の基本(3極法)

アース棒(E)から10m間隔で→「P(電位測定)」と→「C(電流用)」の棒を一直線に並べて測定する。

E(接地極)――10m――P(電圧)――10m――C(電流)

アーステスタをつなげてスイッチON。
EとC間に電流を流し、EとP間の電圧を測って**抵抗値(Ω)**を求める。

 

記憶方法

いっぱしの獣医

 

 

 

⚙️ 導通試験(CH05-6)


💡 導通試験とは?

導通試験とは、電線がきちんとつながっているか(断線していないか)を確認する試験
使用するのは「回路計(テスタ)」または「導通チェッカ」。

💡テスタ(回路計)では、次のような値を測定できる:

  • 直流電圧(DCV)

  • 交流電圧(ACV)

  • 抵抗(Ω)

  • 電流(A)

その中の「抵抗測定機能」を使って、導通していれば**“0Ω付近”を示す。
導通していなければ
∞(無限大)**を示す。

⚙️ 接続に使う主な電気計器まとめ(試験頻出)

計器名 記号 測定するもの 接続方法 ポイント・覚え方
電流計 A 回路を流れる電流(A) 負荷と直列に接続 回路の中を流れる電気の量を測る。内部抵抗が小さい。
🔸「電流は流れの中で測る → 直列!」
電圧計 V 負荷の両端の電圧(V) 負荷と並列に接続 回路の端子間の電位差を測る。内部抵抗が大きい。
🔸「電圧は両端で測る → 並列!」
電力計 W 負荷にかかる電力(W) 電流コイル:負荷と直列
電圧コイル:負荷と並列
電流と電圧を同時に測って「電力(W)」を算出。
🔸「WはAとVの合体 → 直列+並列」

💡 試験でのチェックポイント

  • 電流計は直列接続(間違えて並列にすると焼損の危険!)

  • 電圧計は並列接続(直列にすると針が振れない)

  • 電力計は電流と電圧両方測るため、接続に注意(図がよく出題)

  • 電力=電圧×電流×力率(cosθ)で計算する

 

 

⚙️ 電気工事で使う主な測定器まとめ(完全版)

測定器名 測定するもの 主な目的 使用タイミング・ポイント
① 絶縁抵抗計(メガー) 絶縁抵抗(MΩ)=電線や機器の「漏電しにくさ」 漏電・絶縁不良のチェック 配線や器具を取り付けた後に使用。抵抗値が高いほど安全。
150V回路→0.1MΩ以上/300V以下→0.2MΩ以上が目安。
② 接地抵抗計(アーステスタ) 接地抵抗(Ω)=大地に電気を逃がす力 感電防止・落雷時の安全確認 アース棒と大地の間で測定。E・P・Cの3点法で測る。
C種10Ω以下/D種100Ω以下が目安。
③ 回路計(テスタ) 直流・交流電圧/電流/抵抗 導通・電圧・断線チェック 導通試験:0Ω→導通あり、∞→断線。
電圧測定はレンジを予想値より少し高く設定。
④ クランプ型電流計(クランプメーター) 電流(A)=流れている電気の量 電流値の測定・漏れ電流チェック 電線をはさむだけで測定可能。配線を切らずに使える。
漏電チェック時は1mA以下が正常範囲。
検相器(相回転計) 交流三相回路の相順(U-V-Wの順序) モーターの回転方向確認・誤接続防止 三相回路の端子に接続して確認。回転方向が逆ならUとVを入れ替える。
「検相=回転方向チェック」
(ネオン)検電器 電路の充電・帯電の有無 通電確認・安全確認 電線・金属部に近づけてLED点灯や音で通電確認。
感電防止のため作業前に必ず確認。
⑦ 回転計(タコメータ) 回転速度(rpm) モーターやファンの回転数確認 回転軸やモーターに当てて回転数を測定。
機器の性能チェックやメンテナンス時に使用。

💡 用途別の覚え方(語呂+イメージ)

目的 使う測定器 覚え方フレーズ
絶縁して漏電してないか確認したい 絶縁抵抗計(メガー) 「メガーで漏れチェック!」
アースが効いてるか確認したい 接地抵抗計(アーステスタ) 「アースの力はΩで測る」
電線がつながってるか確認したい 回路計(テスタ) 「テスタで導通ゼロ確認」
実際にどのくらい電流が流れてるか クランプメーター 「電線はさむだけ、電流測る」
三相モーターの回転方向を確認したい 検相器 「検相で回転方向チェック!」
電路が生きてるか確認したい 検電器 「ピッと光れば危険サイン」
モーターの回転スピードを確認したい 回転計 「回転数見て機械を守る」

⚡️ 試験の出題ポイントまとめ

  • メガーとテスタの違いを問う問題がよく出る。
     →「メガー=高電圧で絶縁測定」「テスタ=低電圧で導通確認」

  • 検相器の使い方
     →相順が逆ならモーターの回転も逆になる。安全上の注意も出題される。

  • 検電器は感電防止の基本
     →作業前に「無電確認」を行う義務がある(労働安全衛生規則 第333条)

 

 

 

 

 

 

 

 

勉強お疲れさまです♡ 試験頑張ってね♪ 2級建設機械施工技士