🌞2級土木施工管理技士 よくでる過去問出題ポイント🌞
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(-人-)ミナサンガゴウカクシマスヨウニ
☆彡(共通土木工学①) 土と岩(基礎知識編)過去問題出題ポイント集
土の分類と粒径についてのポイント
土はいろんな粒の大きさの土がまじりあってできている。
粒径の大きさ 何 mm というところまで覚える必要はないが、土の大きさの名前の順番を覚えよう。
覚える粒径の大きさ 名称は下記の通り
レキ(礫)>砂>シルト>粘土>コロイド
(右に行くほど粒径が小さくなる)
覚え方として
レッサシーネンコ
とロシアのフギュアスケート選手名みたく覚えよう。
レッサシーネンコ選手とは、5回転ジャンプはお手の物、スマートで鼻は高く黒いもっこりタイツがよく似合う羽生結弦くんのライバルだ。
2級建機過去問題出題版では右に行くほど大きいというような意地悪問題も出るがレッサシーネンコと覚えていれば大丈夫だ
コロイド<( 粘土 )<シルト<砂<( 礫 )
礫と砂についてはさらに細分化されるから注意が必要。(実際に出題された)
礫と砂については下記のようにさらに細分化される。
礫(粗 中 細) 砂(粗 細) がある
つまりこういうこと
レキ(粗 中 細)>砂(粗 細)>シルト>粘土>コロイド
レキより小さいため砂には中がないと言うこと。
覚え方としてはレッサシーネンコ 選手には頭の毛は3本しか生えてなく、両脇に一本ずつの脇にしか生えてないと覚えよう
土の粒度分布
傾きは広範囲で緩やかなのが粒度分布が広いになり、傾きは狭い範囲で急であれば粒度分布が狭いとなる。
つまり、狭い範囲で傾きが急な土は粒度分布が悪い土といわれる。
(色々な大きさの土の粒が入っていた方が土同士の隙間が埋まり密になりよく締め 固まりやすくなる)
土は土の粒がそろってない方が大きな土の粒のあいだに小さな土の粒が入るため高い 密度に締め固めることができる
②のように傾きが緩やかということは広範囲の内の粒が入ってるということ(粒度分布が良い)
③のように傾きが急ということは土の粒が揃っているということ(粒度分布が悪い)
土の強度と透水性についてのポイント
土には強度がある→摩擦力のある砂と粘着力のある粘土
切り土面が崩れるのは土が重力に耐えられず滑ることにより起こる。
土の強度は土粒子間の 粘着力と摩擦力 により決まる。
砂の土の強度→摩擦力大・( 粘着力 )少
粘土の土の強度→( 摩擦力 )少・粘着力大
ポイントは粘土と砂土は相反する関係ということ。
そして、締め固められた土は強度が増大し、密度が高まり、水が通りづらくなり(透水性)は(低下)する
土のこね返し(鋭敏比)についてのポイント
粘土系の土は長期間堆積していると結合して強度が上がる。
しかしこね返すと結合が壊れ、強度が下がる
これを土の( こね返し )という。
岩の分類についてのポイント
岩盤の硬さによって工事の施工能率が変わる。
覚え方キーワードとして自分のチ〇コの硬さ(劣化具合)だと思えばOK
建設機械施工管理技士ではよく出るところ。押さえておこう。
岩の分類は5種類に分類されるが岩の硬さは3種類に分類されると覚える
硬岩 中硬岩 軟岩 転石群 岩塊、玉石
覚え方キーワード
硬岩 (こう) 亀裂が全くないか少なく密着の良いもの
(つまり 欠点の全くない密着の良い完璧な硬い亀チ〇コと覚えよう)
中硬岩 (ちゅう)風化のあまり進んでないもの 亀裂 間隔 30 cm から 50 cm ぐらい
(つまり(風化)劣化があまり進んでない(劣化のちょっとある)30秒~50秒しか持たない中くらいに硬いチ〇コと覚えよう)
軟岩 (なん) 風化の進んだ第三紀層以前のものリッパ 掘削のできるもの
(つまり(風化)劣化の進んだ3番目4番目のリッパでないふにゃチ〇コと覚えよう)(3、4紀層とかリッパとか書いてあれば軟岩)
転石群 (てん) 大小の転石がが密集しており掘削が困難なもの
(転石と出たら転石群と覚えよう)
岩塊、玉石 (がん) 岩塊、玉石購入して掘削しにくく バケットなどに空隙の出来やすいもの
(岩塊、玉石 と出たら岩塊、玉石 と覚えよう)
まとめキーワード
上段 こう ちゅう なん てん がん(または玉)
下段 かめなし 風化 りっぱ てん がん(または玉)
☆彡(共通土木工学②) 土と岩(含水比・盛土材料編)過去問題出題ポイント集
土の締め固めと含水比についての過去問題出題ポイント
土は簡単に言うと土、水、空気の3要素でできている。
特に重要なのが土に対する水の含み具合ということ
締固め曲線は土と水の含み具合の相関図 とも言えます
締固め曲線(最大乾燥密度と含水比の相関図)
専門的な話は抜きにして、乾燥密度を土の密度、含水比を水含み具合と考えよう。
この図は簡単に言ってしまうと水を加えながら締固めていくと締固めが最高点に達する時の水の量を最適含水比といい、一定以上の水を加えすぎると締固めが弱まりぐちゃぐちゃ ドロドロになるというとこ
締固め試験で乾燥密度が最大になる含水比を ( 最適 )含水比という。
2級土木施工管理技士でよく使われる言葉 施工含水比
施工含水比とは 最適な含水比に近い土工工事施工にあたり要求される含水比のこと
排
含水比についての問題出題ポイント
含水比とは土に含まれる水の質量の土粒子の質量に対する比を示す
簡単に言ってしまうと土の中に含まれている水の割合ということ
( 含水比 )は土の強度、締固め、機械の施工能力に大きな影響をあたえる。
地山における含水比を( 自然 )含水比という
( 自然 )含水比は土により変化する
自然含水比 は土の種類によって違う。
砂質土(20~30%以下)<粘性土(40~50%以上)<有機質土(200%以上)の順で含水比 は多くなる
最低でも自然含水比 は土の種類によって変わると覚え、砂に近くなるほど自然含水比 は低くなると覚えよう
自然含水比 は粘土性に比べ砂質土のほうが低くなる
土の内部摩擦角についての過去問題出題ポイント
内部摩擦角の大きな土は一般に ( 安定 )した土。(内部摩擦角は土の安定度を示し、普通の土は30°から40°程度))
土の粘着力及び内部摩擦角は( 土の一面せん断試験 )で求める。
適度な含水比の砂質土では、内部摩擦角は( 大きい )
含水比の大きな粘性土では、内部摩擦角は( 小さい )
土の一面せん断試験
【No. 3】 盛土工に関する次の記 述のうち,適当でないものはどれか。
⑴ 盛土の締固めの目的は,土の空気間隙を少なくすることにより,土を安定した状 態にすることである。
⑵ 盛土材 料の敷均し厚さは,盛土材 料の粒 度,土質,要 求される締固め度等の条 件に左右される。
⑶ 盛土材 料の含水比が施工含水比の範囲内にないときには,空気 量の調 節が必要となる。
⑷ 盛土の締固めの効果や特性は,土の種類,含水 状 態及び施工方法によって大きく変化する。
盛土材料についての過去問題出題ポイント
よく出る箇所
①盛土材料は、(良質)な材料を選べない場合、工夫して流用する。
②盛土材料に適した土は
敷均し、締固めが(容易)
締固め後のせん断強度が高く
圧縮性が小さく
雨などの浸食に強く
吸水による(膨張性)性の低い土
③盛土材料に適さない土
A (吸水性)が大きくて、圧縮性大きい土
B、へんなものを含んだ土(蛇紋岩 風化土 温泉余土 酸性白土 有機質土 凍土 氷雪 植物 含んだ土)
(蛇酸有機ナイト温泉とかの生物植物系の有機系称はダメと覚えよう)
④捨土の対象にすべきかどうかは各種条件を考慮し、経済性を検討し、個々の現場において決定する。
土の質量は盛土選択の条件ではない。
伐開除根で発生した木根は、再利用できるものは 再利用する
河川堤防の伐開除根では、大きな立木はしっかりした堤防がつくれないので除根する必要がある
盛土に異物が入ると均一に沈下しないので取り除く必要がある
構造物縁部の締固めは,小型の締固め機械により締め固める
土は土の粒がそろってない方が大きな土の粒のあいだに小さな土の粒が入るため高い 密度に締め固めることができる
【No. 15】 河川堤防に用いる土質材料に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。
⑴ 有機物及び水に溶解する成分を含む材料がよい。
⑵ 締固めにおいて,単一な粒度の材料がよい。
⑶ できるだけ透水性が大きい材料がよい。
⑷ 施工性がよく,特に締固めが容易な材料がよい。
【No. 3】 道路土工の盛土材料として望ましい条件に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
⑴ 盛土完成後のせん断強さが大きいこと。
⑵ 盛土完成後の圧縮性が大きいこと。
⑶ 敷均しや締固めがしやすいこと。
⑷ トラフィカビリティーが確保しやすいこと。
☆彡(共通土木工学②-2) 土と岩(土量変化率・法面編)過去問題出題ポイント集
土量変化率ついての過去問題出題ポイント
土量変化率とは掘り出す前の土を1とした場合、掘り出して増えたほぐした土 量と、現場に持って行って締め固めた土量の比率を表す
変化率 L=ほぐした土 量 L はぐに似ているから変化率 L =ほぐした土 量
変化率 C =締め固めた土量のCと覚えましょう
設問
土の運搬計画に必要な土量変化率Lは、締め固めた土量(㎥)/地山の土量(㎥)で定義される。
土量変化率 L はL はぐに似ているから変化率 L =ほぐした土 量ということでこの設問は間違い ということになる
法面についての過去問題出題ポイント
人工的に形成した斜面を(法面)という。
法面の傾斜の度合いを法面勾配といい、垂直距離1に対する水平距離の比で示す。
のり面の勾配は、一般に(1:α )と表され、高さが1m 上がる(下がる)ときの水平距離が α mであることを示している。(左が高さ)
この図のケースでは1:2となる。
法面勾配は盛土材料、土質、盛土高等に応じ経験的な( 標準値 )が定められている
盛土高とは、のり肩とのり尻の高低差をいう。
盛土より切土のほうが法面勾配を( 急 )にすることができる
盛土、切土高を大きくするほど、法面勾配を( ゆる )くする
河川堤防の場合は堤防法面勾配は( 1:2 )割以上にする。
切土のり面では、土質、岩質、のり面規模に応じて、高さ5 〜 10 m ごとに( 小段 )を設ける。
盛土ののり面では、のり肩から 5〜7m 下がるごとに( 小段 )を設ける。
のり面に設ける小段は、横断勾配をつけ排水管理しやすくする
堤防の腹付け工事では旧堤防との接合を高める階段上に段切りを行う
河川堤防を施工した際の法面は,一般に総芝や筋芝等の芝付けを行って保護する。
旧 堤防を撤去する際は,新堤防の地盤が十 分安定した後に実施する。
堤防参考資料
河川についての過去問題出題ポイント
堤防を中心に川側を( 堤外地 )、反対側を ( 堤内地 )という。
河川の水が流れる部分を( 低水路 )といい、洪水等で増水時に流れる場所を( 高水敷 )という。
自分たちの住んでいる場所は堤防の内側( 堤内地 )で守られていると覚えよう
堤防の拡築工事を行う場合の腹付けは,旧堤防の裏法面に行う
堤防敷 (確認しておこう)
河川堤防は水の流れる側に向いて ( 右岸堤防 )、( 左岸堤防 )をという
覚え方として川の中に自分の体を入れ背中に川の水が当たるように下流に向いて立ち右手が右岸、左手が左岸となる。
【No. 15】 河川に関する次の記 述のうち,適当でないものはどれか。
⑴ 河川の流 水がある側を堤内地,堤防で守られている側を堤外地という。
⑵ 堤防の法面は,河川の流 水がある側を表 法面,その反対側を裏法面という。
⑶ 河川の横断面図は,上 流から下 流を見た断面で表し,右側を右岸という。
⑷ 堤防の天端と表 法面の交点を表 法肩という。
☆彡(共通土木工学③) 土工と機械化施工 過去問題出題ポイント集
機械化作業の種類についての過去問題出題ポイント
ショベル系掘削機の過去問題出題ポイント
ショベルについては バケットが外向きについてる場合高い場所の掘削に適し、バケットが内向きについてる場合低い場所の掘削に適する
掘削、積込み ・・・トラクタショベル、バックホウ、クラムシェル
ドーザと付いたら伐開除根、 運搬
削岩・・ドリフタ、ブレーカー、レッグドリル、クローラー ドリル
名前にドリルとか先っぽがとんがってそうなイメージだったら削岩用
のり面仕上げ・・バックホウ、モータグレーダ
敷き均し・・ モータグレーダ
運搬・・ベルトコンベア トラクタショベル
締固め・・タンパ、ブルドーザ、タイヤローラ ロードローラー ランマ タンピングローラ
トレンチャは溝掘用機械
トラクタショベルは主に運搬 積込みに使う
ドリフタは削岩用機械
モータグレーダは 敷き均しに向いている
ベルトコンベアは運搬に向いている
タンデムローラ アスファルト混合物の転圧用
不整地運搬車 車輪式(ホイール式)と履帯式(クローラ式)があり,トラックなどが入れない 軟弱地や 整地されていない場所に使用される
スクレーパ 掘削・積込み,中 距離運搬,敷均しスクレーパーの意味はこすり落とす 削り落とす スクレーパーは 締固め 作業ができない
ブルドーザによる掘削運搬作業では,騒音の発生状況は,後進の速度が速くなるほど大きくなる。
構造物縁部の締固めは,小型の締固め機械により締め固める
【No. 1】 「土工作 業の種類」と「使用機械」に関する次の組合せのうち,適当でないものはどれか。
[土工作 業の種類] [使用機械]
⑴ 掘削・積込み バックホウ
⑵ 溝掘り ランマ
⑶ 敷均し・整地 ブルドーザ
⑷ 締固め ロードローラ
運搬距離についての過去問題出題ポイント
ブルドーザーの掘削運搬距離は60 M 以下で使用する
スクレープドーザ 40 M から 250 m まで
被けん引式スクレーパ 60 m から400 m まで
ショベル系掘削機とダンプトラックの組合わせ 100 m 以上
トラフィカビリティとは走行性 走破性というような 意味を持つ
コーン指数とは コーンペネトロメーターで調べる 地盤の強さのこと
コーン指数が小さいほど建設機械は走行しづらくなる
大きいほど走行性がよくダンプも通れる。 小さいほどブルドーザーさんの出番となる
普通 ブルドーザーのコーン指数は500 なのでそれ以下では施工できない。
キャタピラ系からタイヤ系になるほどコーン指数が必要になると覚えよう
超湿地用ブル 200コーン指数以上必要
湿地ブルドーザ 300コーン
普通ブルドーザ(21 t 級)500コーン
スクレープドーザ600コーン
自走式スクレーパ(小型) 1000コーン
ダンプトラック 1200コーン
ベンチカット工法とダウンヒルカット工法についての過去問題出題ポイント
ベンチカット工法
ベンチカット工法は、階段式に掘削を行う工法で、ショベル系掘削機やトラクタショベルによって掘削積込みを行う工法である。
ベンチカット工法は、大規模工事に適し、掘削機械に見合ったベンチ高さの選定が必要である。
ベンチカット工法のベンチとは作業台 陳列台というような意味合いを持つ。公園のベンチも座る台というような意味だろう
ダウンヒルカット工法
ダウンヒルカット工法は、ブルドーザ、スクレープドーザ、スクレーパなどを用いて下り勾配を利用して掘削する工法である。
ダウンヒルカット工法の掘削勾配は、建設機械の登坂能力により決定される。
ダウンヒルカット工法は、下り勾配を利用して掘削する工法。
よく出るところ ダウンヒル下り最速頭文字Dと覚えよう
リッパ装置付きブルドーザーで行う 掘削をリッパ工法という
リッパ作業のしやすさをリッパビリティといい、リッパビリティの判断は地山の弾性速度のほか目視やテストハンマーによっても判断できる
ブルドーザーの質量が大きくなればリッパビリティも大きくなる
バックホウによる主作業についての過去問題出題ポイント
組合せ作業の計画は、主作業を中心に立案する。
当該作業に求められる作業能力に基づき、主作業の作業能力を決定する。
主作業の作業能力に適合する建設機械を選定する。
従作業の作業能力は、主作業の作業能力より同等以上(大きく)にする。
☆彡(共通土木工学④) 軟弱地盤対策 よく出る過去問題出題ポイント集
軟弱地盤対策の覚え方についての過去問題出題ポイント
軟弱地盤では、破壊などの恐れがあり工作物を作ることはそのままではできないので、軟弱地盤対策が必要となる。
このあたりはテキストを全部細かく覚えるというよりも過去問題を何度かといて軟弱地盤工法の名称から推測して工法の内容や地盤に与える効果を推測できるようにしましょう。
注 2級土木施工管理技士の2次試験では記述筆記もあるので、ポイントを思い出せ記述できるようにすることが ポイント
軟弱地盤対策工法には色々な種類があるが、まずは軟弱地盤対策の種類を覚えよう
軟弱地盤対策の種類の覚え方は表層処理、置き換え、盛土で押さえ、盛土中補強等、いろいろな種類があるが、設問で出ている軟弱地盤工法の名称を見るとどんな軟弱地盤対策の種類かイメージが湧くと思うのでそこをキーワードにして覚えよう。
つまり 名は体を表すということ
注 2級土木施工管理技士の2次試験では記述筆記もあるので、ポイントを思い出せ記述できるようにすることが ポイント
そしてその工法にも、色々な種類の工法があるということを覚えよう。
例 表層処理の工法には 敷設材工法 表層混合処理工法 表層排水工法 サンドマット工法 があるということ。
そして工事方法により軟弱地盤にどのような効果をもたらすか 考えましょう。
なぜならその辺りも試験で出てくるからです。
工事方法により地盤にもたらす効果の例として
圧密沈下の促進 軟弱地盤工法により地盤の沈下を早めて沈下量を減らす
全沈下量の減少 軟弱地盤工法により沈下量を減らす
液状化の防止 地震時の液状化を防ぐ
地盤強度増加の促進 軟弱地盤工法により 地盤の強度を高める
すべり抵抗の増加 軟弱地盤工法により滑り抵抗を増やし地盤を滑りづらくする
おすすめは令和3年度以降のテキスト
注 2級土木施工管理技士の2次試験では記述筆記もあるので、ポイントを思い出せ記述できるようにすることが ポイント
赤字は要注意場所
軟弱地盤対策の種類 | 軟弱地盤工法の名称 | 工法の大体の内容・効果を記入 |
---|---|---|
表層処理 | 敷設材工法 表層混合処理 表層排水 サンドマット |
軟弱地盤の表層に処理を施す工法
表層混合処理工法は、軟弱地盤の表層部分の土とセメント系や石灰系などの添加材を撹拌混合する工法である。 サンドマット工法とは、軟弱地盤に、砂を敷き、地下水の排水し、地盤の強度を高める工法 |
置き換え | 掘削設置工法 強制置換工法 |
軟弱地盤を置き換える |
盛土で押え | 押え盛土工法 緩傾斜工法 |
盛土して軟弱地盤を動かなく押さえる |
盛土の中を補強 | 盛土補強工法 | 軟弱地盤の中に中に何か入れる |
軽い土で荷重軽減 | 軽量盛土工法 | 軽量盛土工法には、盛土材として発泡スチロール、気泡混合軽量土、発泡ビーズなどが使用される |
時間かけて盛土 | 漸増載荷工法 段階載荷工法 地下水低下工法 |
|
あらかじめ荷重し沈下促進 | 盛土荷重載荷工法(プレ(前に)ローディング(荷積み)工法) 大気圧積工法 |
あらかじめ 荷重し軟弱地盤を沈下促進する方法 |
穴あけ砂入れ水抜き沈下促進(鉛直管を挿入するのでバーチカルドレーン工法という) | サンドドレーン工法 カードボードドレーン工法 |
サンドドレーン工法は地盤の中に砂柱などの管を作り水を排出する方法で圧密沈下促進作用がある ドレーンとは液体を排出するための管という意味
サンドパイル |
サンドコンパクションパイル工法 | サンドコンパクションパイル工法 | 地盤にケーシングパイプによって砂の杭を打ち込み、振動させることで、よく締まった砂杭と軟弱な枯土層を一定の割合で強制的に置き換えて、地盤の強さを増加させる
コンパクションとは硬さの尺度という意味 |
振動締固め工法 | バイブロフローテーション工法 ロッドコンパクション工法 重錘落下締固め工法 |
バイブロフローテーション
ゆるい砂地盤中に棒状の振動機(ジェット付き振動体(バイブロフロット))を水の噴射と振動によって貫入し、水締めと振動により砂地盤を締固め、砂またレキを投入し砂杭を形成し地盤を改良する |
地盤固結工法 | 深層混合処理工法 石灰パイル工法 薬液注入工法 凍結工法 |
石灰などで地盤を固めてしまう
凍結工法は沈下対策に有効で地震時の液状化 防止に対して適切でない |
構造物による工法 | 矢板工法 杭工法 カルバート工法 |
排水工法 ウェルポイント工法 ウェルポイント給水機械で地下水汲み出す方法 地下水位を低下させて 圧密沈下を促進
振動棒工法は、棒状の振動体に振動を与えながら地盤中に貫入し、締固めを行う工法である。
バイブロフローテーション参考
【No. 4】 軟 弱 地盤における次の改 良 工法のうち,締固め工法に該当するものはどれか。
⑴ 押え盛土工法
⑵ バーチカルドレーン工法
⑶ サンドコンパクションパイル工法
⑷ 石灰パイル工法
【No. 4】 軟 弱 地盤における次の改 良 工法のうち,締固め工法に該当するものはどれか。
⑴ プレローディング工法
⑵ ウェルポイント工法
⑶ 深層混合処理工法
⑷ サンドコンパクションパイル工法
【No. 4】 軟弱地盤における次の改良工法のうち,地下水位低下工法に該当するものはどれか。
⑴押え盛土工法
⑵サンドコンパクションパイル工法
⑶ウェルポイント工法
⑷深層混合処理工法
実地試験問題
【No. 3】軟弱地盤対策工法に関する次の後方から 二つ選び後方名とその後方の特徴について それぞれ記述しなさい
サンドドレーン工法
サンドマット工法
深層混合処理工法
表層混合処理工法
押え盛土工法
土留め支保工内の掘削底面の破壊現象についての過去問題出題ポイント
ヒービング 掘削底面付近に含水比の高い粘性土が厚く堆積している場合
パイピング 水みちができやすい砂質土などの場合
ボイリング 地下水位が高い場合、あるいは土留め付近に地下水の供給源がある粘性土の場合
盤ぶくれ 掘削底面付近が難透水層、水圧の高い透水層の順で構成されている場合
「山林開発によるパイピング現象か」専門家が読み解く熱海の土石流の発生メカニズム
☆彡(共通土木工学⑤-1) コンクリート工 よく出る過去問題出題ポイント集
コンクリート用セメントについて
セメントは,風化すると密度が小さくなり強度も低下する。
粉末度は,セメント粒子の細かさをいう。
中庸熱ポルトランドセメントは,ダムなどのマスコンクリートに適している。
セメントは,水と接すると水和熱を発しながら徐々に硬化していく。
普通ポルトランドセメント ( 28 )日目で圧縮強度のほとんどを発揮!
早強ポルトランドセメント ( 7 )日目で強度のほとんどを発揮!
超早強ポルトランドセメント 早強ポルトランドセメントの3日強度を1日で発現する
中庸熱ポルトランドセメント 水和熱があまり出ないダムなどマスコンクリートに使用されるセメント。
低熱ポルトランドセメント 中庸熱ポルトランドセメントよりもさらに水和熱が低いセメントる。
耐硫酸塩ポルトランドセメント 海水にも強いコンクリート
塩害とは 塩化物イオンの作用により鉄筋が腐食し鉄筋コンクリートにダメージを与える現象
速硬エコセメントは塩化物イオン量が多いため塩害対策にはならない
水セメント比をできるだけ小さくすると塩害対策を防止できる
【No. 5】 コンクリートで使用される骨材の性質に関する次の記 述のうち,適当でないものはどれか。
⑴ 骨材の品質は,コンクリートの性質に大きく影 響する。
⑵ 吸 水率の大きい骨材を用いたコンクリートは,耐凍害性が向 上する。
⑶ 骨材に有機不 純 物が多く混 入していると,凝 結や強 度等に悪影 響を及ぼす。
⑷ 骨材の粗 粒 率が大きいほど,粒 度が粗い。
コンクリート標準示方書
コンクリートの単位水量の上限は,175 kg/m3 を標準
コンクリートの空気量は,耐凍害性が得られるように4〜7% を標準
粗骨材の最大寸法は,鉄筋の最小あき及びかぶりの3/4を超えないことを標準
コンクリートの単位セメント量の上限は,少なくとも270 kg/m3 以上を確保する。
フレッシュコンクリートの性質を表す用語
ワーカビリティー ………………… コンクリートの打込み,締固めなどの作業のしやすさ
コンシステンシー ………………… コンクリートの粘稠度を表現している
ポンパビリティー ………………… コンクリートの圧送のしやすさ
フィニッシャビリティー ………… コンクリートの仕上げのしやすさ
混和材料についての過去問題 出題 ポイント
流動化剤 流動化後のスランプロスを低減させる 流動性を改善させる
防せい剤 鉄筋の錆を抑制する 混和剤 防せい剤のせいは錆 ということ
膨 張 材 収縮にともなうひび割れの発生を抑制する
フライアッシュ フライ(揚げる)アッシュ(塵・灰ホコリ) ワーカビリティ改善 単位水量減少 熱特性を改善させる混和材料
減水剤 単位水量を変えずにコンクリートの流動性を高める。つまり水を減らせる
高炉スラグ微粉末 水密性を高め塩化物イオンなどのコンクリート中への浸透を抑える。コンクリート硬化時に発生する水和熱の発生速度を遅くする
AE剤 界面活性剤の一種で作業性、耐凍害性を向上 気泡を均等に生じさせるワーカビリティの良くなりブリーディングレイタンスが少なくなる
シリカフューム 材料分離が生じにくくなりブリーディングも小さく領土 増加が著しく 水密性や 科学 抵抗が向上する 混和剤
【No. 5】 コンクリートに用いられる次の混和材 料のうち,収 縮にともなうひび割れの発生を抑制する目的で使用する混和材 料に該当するものはどれか。
⑴ 膨 張 材
⑵ AE 剤
⑶ 高炉スラグ微粉末
⑷ 流 動 化 剤
【No. 5】 コンクリートに用いられる次の混和材料のうち,発熱特性を改善させる混和材料として適当なものはどれか。
⑴流動化剤
⑵防せい剤
⑶シリカフューム
⑷フライアッシュ
コンクリートで使用される骨材
コンクリート すりへり抵抗性を向上させるためには摩耗抵抗性の大きな骨材を使用する
吸水率が小さい骨材は耐凍害性が高い
骨材の粒形は,球形がよい。
骨材の粗粒率が大きいと,粒度が大きくなる。
コンクリートの強度についての過去問題出題ポイント
鉄は引っ張りに強く コンクリートは圧縮に強いので両者の特徴を合わせた鉄筋コンクリートというものがある
なので鉄は引っ張りに強いコンクリートは圧縮に強いので圧縮の強度を測る
と覚えておこう
普通ポルトランドセメント→( 28 )日目で圧縮強度のほとんどを発揮!
早強セメント→( 7 )日目で強度のほとんどを発揮!
スランプ値についての過去問題出題ポイント
スランプ試験は,コンクリートのコンシステンシー(液性限界・硬さ粘稠度)を測定する試験方法である。
スランプとはスランプ値のことを言う。スランプ値はスランプ試験により求める
程よいコンクリートの下がり具合が良く(スランプ値が小さい)スランプが大きいということはコンクリートの下がり具合がということですなわち 流動性が高いということになる
スランプ試験は,高さ 30 cm のスランプコーンを使用する。
スランプは,0.5cm 単位で測定する。
スランプは,コンクリートの中 央部で下がりを測定する。
3層に分けて スランプコーンに入れ、角層を突き棒で25回ずつ突く
レディ ミクスコンクリートにおけるスランプの許容差
スランプの許容差
2.5cm ±1cm
5~8cm ±1.5cm
8~18cm ±2.5cm
21cm ±1.5cm
スランプ12㎝と指定した場合許容差は±2.5cmということ。
空気量の許容差は±1.5% 空気量4.5%であれば3%から6%な内という事
【No. 6】 コンクリートのスランプ試験に関する次の記 述のうち,適当でないものはどれか。
⑴ スランプ試験は,コンクリートのコンシステンシーを測定する試験方法である。
⑵ スランプ試験は,高さ 30 cm のスランプコーンを使用する。
⑶ スランプは,1cm 単位で測定する。
⑷ スランプは,コンクリートの中 央部で下がりを測定する。
水セメント比についての過去問題出題ポイント
コンクリートの強度は骨材の性質、施工方法によっても変わるが一番影響するのは水セメント比(w/c)。
水セメント比とは水のパーセンテージのこと
水セメント比が小さくなると強度が( 大きく )なるが、流動性が小さくなり作業大変
水セメント比が小さいと水が少ないということになりセメントのペースト状になるので 流動性は低くなる
逆に水セメント比が大きいとは 水が多いということで、液状になるため 流動性は高くなる。
必要以上に水の多いコンクリートは経済性もなく、コンクリートの収縮が大きく、( 材料分離 )も起こりやすい。
コンクリート材料分離の原因は主に ( 水 )の分離
レイタンスとブリージングについての過去問題出題ポイント
コンクリート材料分離の原因は主に ( 水 )の分離
種類 | |
---|---|
ブリージング | コンクリート打った場合表面に浮かぶ水のこと |
レイタンス | ブリーディング 水とともにコンクリ表面に浮かび沈殿した軽いコンクリート骨材物質 |
レイタンスは人間でいえばたん(カー、ペッ!のたん)みたいなものだから取り除く必要がある
コンクリート同士の接着悪くしてしまう
【No. 7】 フレッシュコンクリートに関する次の記 述のうち,適当でないものはどれか。
⑴ コンシステンシーとは,コンクリートの仕上げ等の作 業のしやすさである。
⑵ スランプとは,コンクリートの軟らかさの程度を示す指 標である。
⑶ 材 料 分離抵抗性とは,コンクリート中の材 料が分離することに対する抵抗性である。
⑷ ブリーディングとは,練混ぜ水の一部が遊離してコンクリート表 面に上 昇する現 象である。
☆彡(共通土木工学⑤-2) コンクリート工 よく出る過去問題出題ポイント集
コンクリートの劣化機構
中性化(二酸化炭素による PH 低下)
疲労(繰り返し荷重)
凍害(水分 凍結)
塩害(塩化物イオン)
化学的侵食(硫酸などで コンクリートが溶解)
アルカリシリカ反応 (コンクリート アルカリ分と骨材 シリカ分が反応)
豆板(ジャンカ)コンクリート表面に砂利が凝縮して露出している部分でありコンクリート打設 不良なので劣化機構には該当しない
運搬についての過去問題出題ポイント
コンクリートの運搬中に( 材料分離 )したら必ず練り直す。
打込みについての過去問題出題ポイント
運搬コンクリは直ちに打込む
水平打継目の施工では、レイタンスなどを完全に除去し 十分に吸水(湿らせる)させる必要がある
打込み前に型枠内にたまった水は,そのまま残しておいてはいけない
打ち込んだコンクリートは,型枠内で横移動させてはならない。
高い場所からコンクリートを打ち込む場合には、縦シュートを使用する。
打込み中に材料分離を生じた場合には水を加えず練り直してから使用する
打上がり面が水平になるように打ち込み,1層当たりの打込み高さを 40〜50 cm 以下とする。
外気温( 25 )℃以下→練り混ぜから打ち込みまで 2時間以内
外気温( 25 )℃超える→練り混ぜから打ち込みまで 1.5時間以内
コンクリートを2層以上に分けて打ち込む場合
25℃以下 2.5時間
25℃を超える 2時間
基本ベースは外気温25°以下だと2時間以内に練り混ぜから打ち込みと覚えよう
25℃以上 の夏日になると30分引きの1.5時間以内
コンクリート 2層以上の打ち分けの場合
25℃以下の場合、30分増の2.5時間
25℃以上 の夏日になると基本ベースと同じ 2時間以内
コンクリの暑中の直射日光、寒中の凍結に注意
少しでも固まったコンクリは使用してはいけない
【No. 6】 コンクリートの施工に関する次の記 述のうち,適当でないものはどれか。
⑴ コンクリートを練り混ぜてから打ち終わるまでの時間は,外気温が 25 ℃ を超えるときは2時間以内を標準とする。
⑵ 現場内でコンクリートを運搬する場合,バケットをクレーンで運搬する方法は,コンクリートの材 料 分離を少なくできる方法である。
⑶ コンクリートを打ち重ねる場合は,棒 状バイブレータ(内部振動機)を下層コンクリート中に 10 cm 程度挿 入する。
⑷ 養 生では,散水,湛水,湿布で覆う等して,コンクリートを一定期間湿 潤状 態に保つことが重 要である。
寒中コンクリート
日平均気温が4℃ 以下となると想定されるときは,寒中コンクリートとして施工する。
寒中コンクリートで保温養生を終了する場合は,コンクリート温度を急速に低下させてはいけない。
夏中コンクリート
日平均気温が 25 ℃ を超えると想定される場合は,暑中コンクリートとして施工する。
暑中コンクリートの打込みを終了したときは,速やかに養生を開始する。
締固めについての過去問題出題ポイント
内部振動機で締固めを行う際の挿入時間の標準は,5〜15 秒程度
振動機有効な間隔内は一般に ( 50 )cm
振動機は ( 垂直 )に差し込む
振動機は先端 ( 10 )cm 下層のコンクリに入り込むようにする
振動機の 差し込み、引き抜き は静かに行う(跡を残さないため 横に動かしてはいけない)
打継ぎ目についての過去問題出題ポイント
①先に打った品質の悪い表面の( コンクリート、レイタンス、異物 )を取り除き、十分吸水させる。
いくつかの区画に分けてコンクリートを打つと、すでに打ったコンクリとの境界に打継ぎ目ができる
打継ぎ目は強度を下げるため、打ち継ぎ目を( せん断 )力の小さな位置にを設け、部材の圧縮する力のかかる方向と直角に打ち継ぎ目面をすることが原則だ!
レイタンスとブリージング
コンクリート材料分離の原因は主に ( 水 )の分離
種類 | |
---|---|
ブリージング | コンクリート打った場合表面に浮かぶ水のこと |
レイタンス | ブリーディング 水とともにコンクリ表面に浮かび沈殿した軽いコンクリート骨材物質 |
レイタンスは人間でいえばたん(カー、ペッ!のたん)みたいなものだから取り除く必要がある
コンクリート同士の接着悪くしてしまう
養生についての過去問題出題ポイント
コンクリートに養生をする必要性
( 気象 )の変化からコンクリートを保護する
( 衝撃 )・荷重 からコンクリートが( 硬化 )するまで保護する
コンクリが硬化中に所定の( 温度 )に保つ
硬化中のコンクリを十分に( 湿潤 )な状態に保つ
コンクリートの硬化を促進するため一定期間コンクリートはそっとしておく日光や 風にあててはいけない
型枠・支保工の取外しについての過去問題出題ポイント
型枠内面には,はく離剤を塗布
型枠の取外しは,荷重を受けない部分から取り外す
支保工は,組立及び取外しが容易な構造とする。
支保工は,施工時及び完成後の沈下や変形を想定して,適切な上げ越しを行う。
型枠はコンクリートは荷重を受けるのに必要な強度になるまで外してはいけない。
参考 2級建設機械施工管理技士問題
①フーチングの側面 (3.5)
②柱、壁、梁の側面 (5.0)
③スラブ、梁の底面アーチの内面 (14.0)
【No. 8】 型枠の施工に関する次の記 述のうち,適当なものはどれか。
⑴ 型枠内面には,セパレータを塗布しておく
⑵ コンクリートの側圧は,コンクリート条 件,施工 条 件によらず一定である。
⑶ 型枠の締付け金物は,型枠を取り外した後,コンクリート表 面に残してはならない。
⑷ 型枠は,取り外しやすい場所から外していくのがよい。
鉄筋の組立と継手
継手箇所は,同一の断面に集めないようにする。
鉄筋どうしの交点の要所は,溶接で固定するのは好ましくないよう。
鉄筋は,サビ油 ペンキ などは鉄筋へのコンクリートの付着を阻害する
鉄筋を曲げ加工するときは熱を加えると強度が落ちてしまうからバーベンダー等を用いて冷間加工(常温加工)で行う。
型枠に接するスペーサは,原則としてモルタル 製やコンクリート製のものを使用する。
☆彡(共通土木工学) 基礎工 よく出る過去問題出題ポイント集
基礎工についての過去問題出題ポイント
杭基礎工法
杭工法には、作られた既製杭工法と現場で杭を作る場所打ち杭工法がある。
既製杭 工法 (打込み杭工法、埋込杭工法、圧入杭工法、回転杭工法)
工場などで作られた既製杭を使う工法
一般に、杭を材質により分類すると、鋼杭、コンクリート杭、合成杭に分類される
打込み杭工法及び中掘り杭工法(埋込杭工法の一種)は、既製杭のため杭体の品質は良い。
打込み杭工法
打込み杭とは 杭を地盤に打ち込む方法 大径のコンクリート杭の打ち込み施工には不向き
打込み杭工法は、他の工法に比べ騒音、振動が大きい。
打込み杭工法は、騒音や振動を伴うため公害の問題が生じることがある。
打撃工法では打ち込み 途中で作業を休止すると杭周面の摩擦が増大し 打ち込みが困難となることがある
打撃工法による群杭の打込みでは,杭群の周 辺から中 央部に向かって打ち進むと地面が閉まり 打ち込み 抵抗が強くなってしまう
杭を打ち込むときは連続して行うことを原則とする
打撃工法では,施工時に動的支持 力が確認できる。
杭の貫入量とリバウンド量により支持力の確認が可能
埋込杭工法
既製杭の埋込み杭工法には、プレボーリング杭工法のほか、中堀杭工法、回転根固め工法がある
プレボーリング杭工法
プレボーリング杭工法は掘削 ビットなどで立坑穴を開けセメントミルクを注入しソイルセメント状にした後、既製杭を沈設する方法
中堀杭工法
打込み杭工法に比べて騒音・振動が小さい。
杭の中空部にスパイラルオーガ―を通し、地盤を掘削しながら杭を打設する工法。地盤の掘削と杭の打設を同時に行える
中掘り工法は、泥水処理・排水処理を必要とする工法である。
中掘り杭工法における先端処理には、最終打撃方式とセメントミルクで固める方法がある
セメントミルク噴出攪拌方式の杭先端根固部は,少しだけ先掘り及び拡大掘りをしなければ仕事にならない。
中掘り杭工法は,杭径以上の過大な掘削は行わない
中掘り杭工法では,地盤の緩みを最 小 限に抑えるために過大な先掘りを行ってはならない。
中堀杭工法は堀りながら 杭を打つのでガンガン 杭を打ち込む打込み杭工法に比べ隣接構造物に対する影響が少ない
【No.9】既製杭の打込み杭工法に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
⑴杭は打込み途中で一時休止すると,時間の経過とともに地盤が緩み,打込みが容易になる。
⑵一群の杭を打つときは,中心部の杭から周辺部の杭へと順に打ち込む。
⑶打込み杭工法は,中掘り杭工法に比べて一般に施工時の騒音・振動が大きい。
⑷打込み杭工法は,プレボーリング杭工法に比べて杭の支持力が大きい。
場所打ち杭工法(機械掘削工法 人力・機械掘削工法)
場所打ち杭工法は現場に深い穴を掘って、その穴に鉄筋を立て込んでコンクリートを流し込み杭を作る方法
一般的な打ち込み杭工法に比べると振動騒音が少ない
場所打ち杭工法は、施工速度が遅く、施工管理が難しい。
場所打ち杭工法は、大口径の杭が施工可能である。
場所打ち杭工法には、機械掘削工法と人力・機械掘削掘削工法がある。
機械掘削方式
アースドリル工法 オールケーシング工法 リバース(サーキュレーション)工法
表層ケーシングを建込み,ドリリングバケットで掘削する。
孔壁保護は孔内に注入した安定液(ベントナイト水)の水圧でおこなう
ケーシングチューブを入れながら その中をクラムシェルみたいなハンマ グラブで 掘削 ・排土する
孔壁保護は,一般にケーシングチューブと孔内水により行う。
サーキュレーションとは循環、流通、流布という意味
スタンドパイプを立て込み先端についている金属製の回転ビットで掘削する
ビットで掘削した土砂をドリルパイプを介して泥水とともに吸上げ排土する。
サクションホース、サクションポンプを使い水を循環させて削孔機で掘削する。
サクションとは 日本語で吸うとか吸引するの意味
孔壁保護は,スタンドパイプ、孔内水位を地下水位より2メートル以上高く保持して行う。
人力・機械掘削掘削工法
山留め材(ライナープレート)利用しながら,人力又は機械で掘削する。
孔壁保護は,掘削孔の全長にわたりライナープレートを用いて孔壁の崩壊を防止
動画も充実 一般社団法人 日本基礎建設協会
【No.10】場所打ち杭の特徴に関する次の記述のうち,適当なものはどれか。
⑴施工時の騒音・振動が打込み杭に比べて大きい。
⑵掘削土による中間層や支持層の確認が困難である。
⑶杭材料の運搬などの取扱いや長さの調節が難しい。
⑷大口径の杭を施工することにより大きな支持力が得られる。
【No. 10】 場所打ち杭をオールケーシング工法で施工する場合,使用しない機材は次のうちどれか。
⑴ 掘削機
⑵ スタンドパイプ
⑶ ハンマグラブ
⑷ ケーシングチューブ
杭打機の特徴
バイブロハンマは,杭に振動を与え摩擦力などを低減し杭を打ち込む方法
ディーゼルハンマは,ラムという部分を落とし 空気を圧縮し燃料噴射 爆発させ打撃力を生じさせる方法で騒音・振動が大きく油の飛散がある。
油圧ハンマは,ラムという部分の高さが調整できるため打ち込み時の打撃力を調整できたり低騒音で油の飛散もない
ドロップハンマは,ハンマを自由落下させて打ち込む,ハンマの重量は杭の重量以上または杭 1 m あたりの重量の10倍が望ましい。
【No. 9】 既製杭の打撃工法に用いる杭打ち機に関する次の記 述のうち,適当でないものはどれか。
⑴ ドロップハンマは,ハンマの重 心が低く,杭軸と直 角にあたるものでなければならない。
⑵ ドロップハンマは,ハンマの重量が異なっても落下高さを変えることで,同じ打撃 力を得ることができる。
⑶ 油圧ハンマは,ラムの落下高を任意に調 整できることから,杭打ち時の騒音を低くすること
ができる。
⑷ 油圧ハンマは,構造自体の特 徴から油煙の飛散が非 常に多い。
【No. 10】 場所打ち杭をオールケーシング工法で施工する場合,使用しない機材は次のうちどれか。
⑴ トレミー管
⑵ ハンマグラブ
⑶ ケーシングチューブ
⑷ サクションホース
土留め壁についての過去問題出題ポイント
切ばり式土留め 障子の格子上のような形状をしているため機械掘削容易にできなくなる
控え杭タイロッド式土留め 自立式土留め では 変位が大きくなる場合に用いられる
アンカー式土留め 機械掘削が容易で片土圧が作用する場合にも適する
自立式土留め 良質な地盤で浅い 掘削に適し、掘削が容易
土留め壁の種類と特徴
親杭横矢板壁 止水性がないため地下水位の低い地盤に適する。
地中連続壁 止水性も高く、適用地盤の範囲は広い。経済的でない
モルタル柱列壁 剛性も高く柱体をラップさせると止水性は高く、適用地盤の範囲は広い。
鋼矢板壁 止水性がよく、地下水位の高い地盤に適する。
【No. 11】 土留め壁の「種類」と「特 徴」に関する次の組合せのうち,適当なものはどれか。
[種 類] [特 徴]
⑴ 連続地 中 壁 あらゆる地盤に適用でき,他に比べ経済的である。
⑵ 鋼矢板 止水性が高く,施工は比較的容易である。
⑶ 柱 列杭 剛性が小さいため,浅い掘削に適する。
⑷ 親杭・横矢板 地下水のある地盤に適しているが,施工は比較的 難しい。
掘削した土を盛土に利用する場合には、含水比の含水比の低い部分の土を常に優先して使う
粘性土の掘削にあたっては、建設機械の走行路となる部分の地盤の土をこね返さないように注意する。
敷ならし厚さは試験施工によって定めるのが望ましい。
敷ならし作業では、敷ならし厚さが均等になるようにトンボなどを設けて施工する。
自動追尾式トータルステーションやGPSを用いた敷ならし管理システムでは、トンボを省略した施工もできる。
☆彡(土木工学) 施工のための各種試験 よく出る過去問題出題ポイント集
施工のための各種試験についての過去問題出題ポイント
原位置試験と室内試験
原位置試験
室内試験と原位置試験の覚え方 キーワード貫入と名前に付いたら 原位置試験
土の標準貫入試験 土の硬さやしまりぐあい(地盤の支持力の判定)を求める試験
ポータブルコーン貫入試験 細い棒を地面にぶっさしてトラフィカビリティ(走行性、走破性の意味)を判定するための 試験
一般にトラフィカビリティは、ポータブルコーンペネトロメータで測定したコーン指数で示される。
コーン指数はコーンペネトロメーターで調べる
スウェーデンサウンディング試験 土の固さや 締まり具合を調べる試験
CBR 試験 C持力指数 CBR 試験は路床土、路盤材の支持力指数を求める 試験 (値は支持力指数で表示)
平板載荷試験 地盤(板)反力係数 平板載荷試験は路床、路盤の地盤反力係数を求める 試験 (値は支持力係数値KN/㎡で表示)(CBR 試験値と似ているから注意)
室内試験
コンシステンシー試験 土の液性限界・塑性限界試験は別名コンシステンシー試験という室内試験
盛土材料の選定に使われる試験 コンシステンシーとは硬さ粘り具合というような意味
その他の試験
空気量試験 フレッシュコンクリートの空気量測る試験
プルーフローリング試験 フローリング試験は締固めに使用したものと同じローラーなどを実際に走らせて路床 路盤の支持力や均一性を確認する試験
スランプ試験 コンクリートのスランプを測る試験
土の一軸圧縮試験 土の支持力の推定
土の圧密試験 粘性土地盤の沈下量、沈下速度、透水性の推定
突固めによる土の締固め試験 盛土の締固め管理
標準貫入試験 地盤の支持力の判定 地盤の工学的性質(N値)及び試料を求めるために行われる試験
砂置換による土の密度試験 土の締まり具合の判定(調べる土の質量と砂に置き換えた質量ガラ土の締まり具合を判定)
土の含水比試験 土の間げき中に含まれる水の量
RI 計器による土の密度試験 土の湿潤密度
マーシャル安定度試験 加熱アスファルト混合物の安定度試験 マーシャルとは整理整頓というような意味らしい
参考 土の飽和度 試験
ボーリング孔を利用した透水試験 地盤改良工法の設計
【No. 2】 土質試験における「試験名」とその「試験結果の利用」に関する次の組合せのうち,適当でないものはどれか。
[試験名] [試験結果の利用]
⑴ 砂置換法による土の密度試験 土の締固め管理
⑵ 土の一軸圧 縮 試験 支持力の推定
⑶ ボーリング孔を利用した透水試験 地盤改良工法の設計
⑷ ポータブルコーン貫 入 試験 土の粗粒度の判定
【No.1】土工に用いられる「試験の名称」と「試験結果から求められるもの」に関する次の組合せのうち,適当でないものはどれか。
[試験の名称][試験結果から求められるもの]
⑴スウェーデン式サウンディング試験 …………… 土粒子の粒径の分布
⑵土の液性限界・塑性限界試験 …………………… コンシステンシー限界
⑶土の含水比試験 …………………………………… 土の間げき中に含まれる水の量
⑷RI 計器による土の密度試験……………………… 土の湿潤密度
(専門土木工学) よく出る過去問題出題ポイント集
構造物
鋼橋の溶接継手
溶接に有害な黒皮,さび,塗料,油などがあってはならない。
⑵応力を伝える溶接継手には,開先溶接又は連続すみ肉溶接を用いる
溶接継手の形式には,突合せ継手,十字継手などがある。
⑷溶接を行う場合には,溶接線近傍を十分に乾燥させる
鋼材について
⑴硬鋼線材を束ねたワイヤーケーブルは,吊橋や斜 張 橋 等のケーブルとして用いられる。
⑵ 炭素含有量が 低い炭素鋼が 低炭素鋼で柔らかく強度が低い
⑶棒鋼は,主に鉄筋コンクリート中の鉄筋として用いられる。
⑷鋳 鋼や鍛鋼は,橋 梁の支 承や伸 縮 継手等に用いられる。
鋼材の引張試験における応 力 度とひずみの関係
P 比例限度
E 弾性限度
YU 上降伏点
YL 下降伏点
U 引張強さ
B 破断点
鋼 橋架設工法の種類
トラベラークレーンによる片持式工法 ( ベントが組めない場合 利用される工法で 橋 自体に トラベラ クレーン 乗せて 部材を運搬し 組み立てる 方法)
フォルバウワーゲン( 移動車)による張出し架設工法( 左右に 橋を広げてく方法)
自走クレーン車による押出し工法
高力ボルト
摩擦接合 摩擦で接合するものを 摩擦接合という
支圧接合 ボルト柱で説明しているものを支圧接合という
高力ボルトは継手の中央から順次端部に向かって行う。
高力ボルト摩擦接合による継手は,重ね継手と突合せ継手がある。
トルシア形高力ボルトは専用締付機で締め付ける
高 力ボルトの締付けは,原則としてナットを回して行う。
耐候性鋼材を使用した橋 梁には,耐候性高 力ボルトが用いられている。
【No.13】鋼道路橋に用いる高力ボルトに関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
⑴高力ボルト摩擦接合は,高力ボルトの締付けで生じる部材相互の摩擦抵抗で応力を伝達する。
⑵高力ボルトの締付けは,各材片間の密着を確保し,十分な応力の伝達がなされるように行う。
⑶高力ボルトの締付けは,継手の端部から順次中央のボルトに向かって行う。
⑷高力ボルト摩擦接合による継手は,重ね継手と突合せ継手がある。
河川砂防
砂防えん堤
水通しは,えん堤 上流からの流 水の越 流 部として設置され,その断面は一般に逆 台形(矩形と書いてあれば✖)
袖は土石などの流 下による衝撃に対し強 固な構造とするが、天端を洪水が 越流することを前提としては作られていない
水たたきは,本えん堤からの落下水による洗掘の防止を目的に,前庭部に設けられるコンクリート
水抜きは,施工 中の流 水の切替えや堆砂後の浸透水を抜いて水圧を軽減するために,必要に応じて設ける
前庭保護工は,本えん堤を越流した落下水による洗掘を防止するための構造物
本えん堤の基礎の根入れは,岩盤では 1m 以上で行う。
砂防えん堤は,強固な岩盤に施工することが望ましい。
本えん堤下流の法勾配は,一般に1: 0.2 程度(越流土砂による損傷を避けるため)
砂防えん堤は,渓流から流出する砂礫の捕捉や調節などを目的とした構造物である。
低水護岸
低水護岸は,低水路を維持し,高水敷の洗掘などを防止する
低水護岸の天端保護工は,流 水によって護岸の裏側から破壊しないように保護するもの
法 覆 工は,堤防及び河岸の法面を被覆して保護するもの
根固工は,急激な 河川 洗掘を緩和し護岸基礎工を保護。将来の延伸を容易にするものではない。
縦帯工は,河川の護岸のり肩部に縦断方向に設けて,護岸の破壊が他に波及しないよう絶縁するもの。
引堤工事を行った場合の旧堤防は,新堤防の圧密沈下の終わるまでは撤去しない
地すべり防止工
地すべり防止工では抑制工、抑止工の順に施工する
①抑制工 地すべり運動を緩和させる工法(基本水抜きは抑制工と覚えよう 水路 ボーリング 集水井)
↓
②抑止工 地すべり運動停止させる工法(構造物で抑止 杭 シャフト アンカー 擁壁)
排水トンネル工は,地すべり規模が大きい場合に用いられる工法で安定した土の部分にトンネルを作り 排水する方法
横ボーリング工は,地下水の排除を目的とした工法で,抑制工に区分される工法である。
シャフト工は,大口径の井筒を山留めとして掘り下げ,鉄筋コンクリートを充てんして,シャフト(杭)とする工法である。
排土工は,土塊の滑動 力を減 少させることを目的に,地すべり頭部の不安定土塊を排除する工法である。
集水井工とは,地下水が集水できる堅固な地盤に,井筒を設けて集水孔などで地下水を集水し,原則として自然排水により排水を行うものである。
舗装
アスファルト混合物温度
現場到着温度 140〜150 ℃
初転圧温度 110〜140 ℃
二次転圧終了温度 70〜90℃
交通開放温度 50℃ 以下
海岸・港湾
傾斜型海岸堤防の構造
ケーソン基礎についての過去問題出題ポイント
ケーソン基礎とは 中空の躯体を地上で作成し、中堀りを行いながら設置する基礎
オープンケーソン 地下水なし
ニューマチックケーソン 地下水あり
オープンケーソン
地上で構築したケーソン本体を掘削しながら徐々にケーソンを沈下させるものである。 潜函(せんかん)工法ともいう。
オープンケーソン工法は、地下水の多い地盤を施工すると、水や泥が作業箇所に流入し掘削作業が非常に困難になる。
ニューマチックケーソン
ニューマチックケーソン工法は、地上で下部に作業室を設けたケーソンを築造し、作業室に圧縮空気を送り込むことにより地下水を排除し、常にドライな環境で掘削・沈下を行って所定の位置に構築物を設置する工法。
ケーソン式混成堤の施工について
ケーソンの底面が据付け面に近づいたら,注水を一時止め,正確な位置を決めたのち,ふたたび注水して正しく据え付ける。
ケーソンの中詰め後は,波により中詰め材が洗い流されないように,ケーソンにふたとなるコンクリートを打設する。
ケーソン据付け直後は,ケーソンの内部が水張り状態で重量が大きく安定しているので,できるだけ早く中詰めを行う。
ケーソンは,波浪や風などの影響でえい航直後の据付けが困難な場合には,波浪のない安定した時期まで沈設して仮置きする。
【No. 26】 ケーソン式混成堤の施工に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
⑴ ケーソンの底面が据付け面に近づいたら,注水を一時止め,潜水士によって正確な位置を決めたのち,ふたたび注水して正しく据え付ける。
⑵ ケーソンの中詰め後は,波により中詰め材が洗い流されないように,ケーソンにふたとなるコンクリートを打設する。
⑶ ケーソン据付け直後は,ケーソンの内部が水張り状態で重量が大きく安定しているので,できるだけ遅く中詰めを行う。
⑷ ケーソンは,波浪や風などの影響でえい航直後の据付けが困難な場合には,波浪のない安定した時期まで沈設して仮置きする。
地下構造物
シールド工法
シールド工法は,シールド機前方で地山を掘削しながらセグメントをシールドジャッキで押すことにより推力を得るものであり,シールドジャッキの選定と配置は,シールドの操向性,セグメントの種類及びセグメント組立ての施工性などを考慮して決めなければならない。
シールドマシンの構造について -地下を掘り進むための多様な機能
シールドマシンはフード部、ガーター部、テール部から構成されている
シールドで掘削される掘削外径よりセグメントの外径は,小さくなる。
シールドのフード部には,切削機構を備えている。
シールドのガーダー部には,シールドを推進させるジャッキを備えている。
シールドのテール部には,覆工作業ができる機構を備えている。
フード部とガーダー部が 隔壁で仕切られたシールドを密閉型シールドという。
シールド工法の種類
隔壁の有無により密閉型と開放型に分けられる。
隔壁とはフード部とガーター部との間に設置する壁。
密閉型(隔壁で仕切られている)
土圧式 添加剤注入装置の有無により土圧(無) 泥土圧(有)に分かれる
泥水式 土砂を泥水と共に流体輸送 なので巨礫の排出には適していない(ベルトコンベア 不可)
開放型(開放されている(隔壁がない))
部分開放型
全面開放型
【No. 29】 シールドトンネル工事に関する下記の文章の(イ)、(ロ)に当てはまる次の語句の組合せのうち,適当なものはどれか。
「シールド工法は,シールド機前方で地山を掘削しながらセグメントをシールドジャッキで押すことにより推力を得るものであり,シールドジャッキの選定と(イ)は,シールドの操向性,セグメントの種類及びセグメント (ロ) の施工性などを考慮して決めなければならない。
(イ) (ロ)
⑴ ストローク ………… 製作
⑵ 配置 ………………… 組立て
⑶ 配置 ………………… 製作
⑷ ストローク ………… 組立て
(土木工学) 施工管理法 よく出る過去問題出題ポイント集
施工管理(文章問題)
施工計画
⑴ 施工計画は,企 業 内の組織を活用して,全社的な技 術 水 準で検討する。
⑵ 施工計画は,過去の同種工事を参考にして,新しい工法や新技 術は常に考慮、検討する。
⑶ 施工計画は,経済性,安全性,品質の確保を考慮して検討する。
⑷ 施工計画は,一つのみでなく,複数の案を立て,代替案を考えて比較検討する。
施工計画書の作成では、設計図書と現地条件に相違があった場合、発注者と十分 協議し重要項目は文書で確認して、発注者に提出する。
施工計画書の作成では、工事内容の把握のため、契約書、設計図面及び仕様書の内容を検討し、工事数量の確認を行う。
施工計画書の作成は、使用機械の選定を含む施工順序と施工方法の検討が必要である。
近隣住民から騒音の苦情を受けたが発注者に連絡し協議し、苦情に対応する必要がある
民家が多い場合、粉塵・騒音の影響に配慮し、砕石舗装ではうるさいのでアスファルト舗装で計画する
軟弱地盤の部分には、良質土等での置き換えや石灰等による安定処理を行う。
重車両が通行する寒冷地の坂路では、重い車両が通行する坂路では敷鉄板は使用せず コンクリート舗装をする
砕石舗装の横断勾配は排水性を考慮してアスファルト舗装 よりも大きくする
環境保全計画は,法規に基づく規制基準に適合するように計画することが主な内容である。
事前調査は,契約条件・設計図書を検討し,現地調査が主な内容である。
品質管理計画は,設計図書に基づく規格値内に収まるよう計画することが主な内容である。
調達計画には,機械の種別,台数などの機械計画,資材計画、労務計画がある。(調達計画に安全衛生計画は含まれない)
現場条件の事前調査には,近接施設への騒音振動の影響、地質の調査などの調査がある。
契約条件の事前調査には,設計図書の内容の調査がある。
仮設備計画には,材料置き場,土留め工などの仮設備の設計計画がある。
仮設計画の立案のため、道路状況、現場進入路、給水施設などの調査を行う。
※地下埋設物は仮設備ではないので仮設備計画には入らない
地下埋設物は重要な事前調査項目であるが現場の自然条件把握には入らない
設計図書
現場説明書
設計図面
特記仕様書
実行予算書は設計図書に該当しない
設計図書にその品質が明示されていない場合は,中等の品質を有するものでなければならない。
施工体制台帳
施工体制台帳は,下請負人の商号又は名称などを記載し,作成しなければならない。
施工体系図は,内容に変更が生じた場合遅滞なく変更して引き渡しをするまでの間、掲示する必要がある
施工体系図は,工事関係者及び公衆が見やすい場所に掲げなければならない。
元請負人は施工体制台帳を下請負人に提出する必要はない
施工体制台帳は,その写しを発注者に提出しなければならない。
仮設設備
指定仮設と任意仮設のうち,任意仮設では施工者独自の技 術と工夫や改善の余地が多いので,より合理的な計画を立てることが重 要である
材料は,一般の市販品を使用し,可能な限り規格を統一し,他工事にも転用できるような計画にする。
指定仮設
指定仮設は,発注者が設計図書でその構造や仕様を指定し、発注者の承諾を受けて変更できる。
任意仮設
任意仮設は,規模や構造などを受注者に任せている仮設で、工事目的物の変更にともない仮設構造物に変更が生ずる場合は,設計変更の対象とすることができる。
仮設には,直接仮設と間接仮設があり,現場事務所や労務宿舎などの快適な職場環境をつくるための設備は,間接仮設である。
仮設は,使用目的や期間に応じて構造計算を行い,労働安全衛生規則の基準に合致するかそれ以上の計画としなければならない。
仮設は,目的とする構造物を建設するために必要な施設であり,原則として工事完成時に取り除かれるものである。
仮設には,指定仮設と任意仮設があり,指定仮設は変更契約の対象となるが,任意仮設は一般に変更契約の対象にはならない。
公共工事標準請負契約約款
受注者は,設計図書と工事現場の不一致の事実が発見された場合は,監督員に書面により通知して,発注者による確認を求めなければならない。
発注者は,必要があるときは,設計図書の変更内容を受注者に通知して,設計図書を変更することができる。
受注者は,工事現場内に搬入した工事材料を監督員の承諾を受けなければ工事現場外に搬出することができるない。
発注者は,受注者の責任でない理由により天災等の工事を施工できない場合は,受注者に工事の一時中止を命じなければならない。
受注者は,一般に工事の全部若しくはその主たる部分を一括して第三者に請け負わせてはならない。
発注者は,工事の完成を確認の,工事目的物を最小限度破壊検査を行う場合,検査及び復旧に直接要する費用は受注者の負担とする。
発注者は,現場代理人の工事現場における運営などに支障がなく,発注者との連絡体制が確保される場合には,現場代理人について工事現場に常駐を要しないこととすることができる。
受注者は,工事の完成,設計図書の変更等によって不用となった支給材料は,発注者に返還しなければならない。
設計図書において監督員の検査を受けて使用すべきものと指定された工事材料の検査に直接要する費用は,受注者が負担しなければならない。
受注者は工事の施工に当たり,設計図書の表示が明確でないことを発見したときは,ただちに その旨を監督員に通知し,その確認を請求しなければならない。
発注者は,設計図書において定められた工事の施工上必要な用地を受注者が工事の施工上必要とする日までに確保しなければならない。
発 注 者は,必要があると認められるときは,設計図書の変更内容を受 注 者に通知して設計図書を変更することができる。
発 注 者は,特別の理由により工期を短 縮する必要があるときは,工期の短 縮 変更を受 注 者受注者に請求することができる
現場代理人と主任技 術 者及び専門技 術 者は,これを兼ねても工事の施工 上 支 障はないので、これらを兼任できる
請負代金額の変更については,発 注 者と受 注 者の協 議をおこない決定できる
建設工事における環境保全対策
土工機械の選定では,足回りの構造で振動の発生量が異なるので,機械と地盤との相互作用により振動の発生量が低い機種を選定する。
トラクタショベルによる掘削作業では,バケットの落下や地盤との衝突での振動が大きくなる傾向にある。
ブルドーザによる掘削運搬作業では,騒音の発生状況は,後進の速度が速くなるほど大きくなる。
建設工事では,土砂,残土などを多量に運搬する場合,運搬経路が工事現場の内外を問わず騒音が問題となることがある。
建設公害の要因別分類では,掘削工,運搬・交通,杭打ち・杭抜き工,排水工の苦 情が多い。
土 壌 汚染対策法では,一定の要件に該当する土地所有者に,土 壌の汚染 状 況の調 査と都道府県知事への報告を義務付けている。
造成工事などの土工事にともなう土ぼこりの防止には,防止対策として容易な散水養 生が採用される。
騒音の防止方法には,発生源での対策,伝搬経路での対策,受音点での対策がある。
施工管理(図表問題等)
水準測量の解法テクニック
測点0の地盤高さ(今回は10 メートル)は 判明していることが前提
水準儀には、後視と前視がある(ここを抑えることが ポイント)
測点0と測点1の間に水準儀を固定し置く
測点0(後視)のスタッフのメモリと測点1(前視)のスタッフのメモリの差から測点1の地盤高さが判明する。
10m+1.5m-2.0m=9.5m
水準儀を測点1と測点2の間に移動させて固定しておく
測点1(後視)のスタッフのメモリと測点2(前視)のスタッフのメモリの差から測点2の地盤高さが判明する。
9.5m+1.2m-1.8m=8.9m
水準儀を測点2と測点3の間に移動させて固定しておく
測点2(後視)のスタッフのメモリと測点3(前視)のスタッフのメモリの差から測点3の地盤高さが判明する。
8.9m+1.9m-1.6m=9.2m
答え9.2m
表による水準測量の解法ポイント
算出したい地盤高の行の計算方法
上段の行の地盤高と後視を合計したものからも算出したい地盤高の行の前視を引いたものが算出したい地盤高となる
一段上の行の地盤高+一段上の行の後視−目的の測点の行の前視=目的の測点の行の地盤高
道路の断面図について
高欄
欄とは欄干(らんかん)手すりという意味
床版
床版とは その名の通り床のこと
地覆
地覆とは床盤を両側から覆っている高欄の下にある床版より一段高い部分
横桁
道路橋の横にかけられた横にかけられた桁のこと
支承
支承とは橋の上部と下部を結合する小さなジョイント部分
逆T 型擁壁
擁壁の高さはフーチング基礎を含めた高さのことH1
地上からの高さは擁壁が地上から出ている高さのことH2
たて壁厚は擁壁の厚さT1
底版幅はつま先からかかとまでの幅 B
底版厚はつま先版、かかと版の厚さT2
つま先版幅は擁壁から出ているフーチング部分の短い方の長さ B1
かかと版幅は擁壁から出ているフーチング部分の長い方の長さB2
PDCAサイクル
(PDCAサイクル とは品質を良くするための循環手法)
Plan(計画 プラン)
Do(実施ドゥ)
Check(検討チェック)
Action(処置アクション)
のPDCAサイクルをいう
工程図表の種類についての過去問題出題ポイント
工程表
工程表は,工事の施工順序と所要の日数などを図表化したものである。
工程表は,施工途中において常に工事の進捗状況が把握できていても,予定と実績を常に 比較できるようにしておく
工程計画と実施工程の間に差が生じた場合は,あらゆる方面から検討し,また原因がわかったときは,速やかにその原因を除去する。
工程管理にあたっては,実施工程が工程計画より,やや上まわるように管理する。
ヒストグラム
図のヒストグラムだとデータの総数は22となる(マス目(度数)を全部足す)
ヒストグラムから,測定値のばらつきの状態を知ることができる。
ヒストグラムは,データの範囲ごとに分類したデータの数をグラフ化したものである。
ヒストグラムは,棒グラフで表現される。
ヒストグラムでは,横軸に測定値(特性値リンゴでいうと重さ),縦軸に度数(リンゴでいうと個数)を示している。
ヒストグラムの山の大きさや位置などで色々なことが判断できる
ヒストグラムでは時間は分からない
曲線式
工程管理曲線 図表の中にバナナが浮き出るためバナナ曲線ともいう
上方許容限界と下方許容限界を設け,工程を管理する。
下方許容限界を下回ったときは,工程が遅れている。
出来高累計曲線は,一般に S 字型となる。
縦軸にを出来高比率とり,横軸に時間経過比率をとる。
横線式
バーチャート バーチャートは作業の所要日数を表した図表のこと
バーチャートは日数と覚えよう
ガントチャート ガントチャートとは出来高をパーセンテージで表した図表のこと
ガントチャートは出来高比率(パーセンテージ)と覚えよう
ネットワーク式
ネットワーク式工程表 矢印 線が蜘蛛の巣のように張り巡らされたネットワーク図の事
ネットワーク式についてはクリティカルパスを覚える必要がある
クリティカルパスとは重大な経路というような建設現場で行われる工程についての作業内容や 所要日数を記載したネットワーク図のこと
試験ではクリティカルパスを読み解き、工事期間の日数を該当する問題が出る
ちょっとしたクイズを解く感じで過去問題を解いてみよう。
x – R 管理図
x – R 管理図は,統計的事実に基づき,ばらつきの範囲の目安となる限界の線を決めてつくった図表である。
x – R 管理図上に記入したデータが管理限界線の外に出た場合は,その工程に異常があることが疑われる。
x – R 管理図は,縦軸に管理の対象となるデータ,横軸にロット番号や製造時間などをとり,折れ線グラフで作成する。
x – R 管理図には,管理線として中心線及び上方管理限界(UCL)・下方管理限界(LCL)を記入する。
x 管理図は,ロットの平均値によりし,R 管理図は最大値と最小値との差により作成作成する。
管理図は折れ線グラフ図で示される。
管理図上に記入した点が管理限界線の外に出た場合は,原則としてその工程に異常があると判 断しなければならない。
x – R 管理図では,ロット単位に連続量として測定される計数値を扱うことが多い。
【No. 57】 品質管理に用いる x – R 管理図の作成にあたり,下 表の測定結果から求められるA組の x とR の数値ちの組合あわせとして,適当なものは次つぎのうちどれか
⑴25 5
⑵28 4
⑶25 3
⑷23 1
盛土の締固めの品質
締固めの目的は,土の空気間げきを少なくし透水性を低下させるなどして土を安定した状態にすることである。
工法規定方式 使用する締固め機械の機種,締固め回数、敷均し厚さなどを規定する方法
品質規定方式 締固め度など品質を規定し工法を施行者に任せる方法
最もよく締まる含水比は,最大乾燥密度が得られる含水比で最適含水比
レディーミクストコンクリート品質管理
1回の圧縮強度試験結果は,購入者の指定した呼び強度の強度値の 85 % 以上確保。
3回の圧縮強度試験結果の平均値は,購入者の指定した呼び強度の強度値以上である。
呼び強度は,生コン発注時に指定する強度のこと
生コン工場が打設28日後においてその強度が出ることを保証(品質保証という意味)している。
圧縮強度試験は,一般に材齢 28 日で行う。
品質管理の項目は,強度,スランプ又はスランプフロー,塩化物含有量、空気量の4つである
JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)では、荷卸し地点で塩化物イオン(Cl-)量として0.30kg/m3以下と規定されている
解法テクニック
1回の圧縮強度試験結果が呼び強度の強度値の 85 % 以上確保か計算する。
3回の圧縮強度試験結果の合計の平均値を割り出し,指定した呼び強度の強度値以上であるか確認。
レディーミクストコンクリートの試験結果の判定基準方法
レディーミクストコンクリートの空気量の許容差については一律+-1.5%
呼び強度の出題 ポイント
呼び強度とは、生コンを発注するときの指定圧縮強度のことをいう
3回の試験平均では呼び強度以上でなければいけない
呼び強度が21であれば試験平均で 21以上を出さなければならないということ
1回ごとの試験では呼び強度は85%以上でなければいけない
呼び強度が21であれば17.85 以上の 呼び強度が必要ということ
スランプ試験
スランプには 許容差がある
2.5cm については+ -1
5及び6.5 については+-1.5
8から18 CM までの許容差は+-2.5
21については+-1.5
とりあえず 赤字だけ覚えてその上下については + -1.5と覚えよう
空気量の許容差は±1.5 空気量4.5%であれば3%から6%な内という事
(安全環境法令)建設業法 よく出る過去問題出題ポイント集
建設業許可についての過去問題出題ポイント
建設業の許可は、5年ごとに更新を受けなければ効力を失う。
建設業者が引き続いて1年以上営業を休止した場合、建設業許可を取り消さなければならない。
営業所が二つの県ある場合、国土交通大臣許可を、営業所が一つの県内にあれば都道府県知事許可となる
都道府県知事の建設業許可で、全国で建設工事をできる。
主任技術者は現場代理人を兼ねることができる
建設業許可業者が請け負った工事について金額の大小にかかわらず主任技術者等を置かなければならない
下請契約の締結は事業者が行う(主任技術者 監理技術者は行わない)
事業者は施工技術の確保に努めなければならない。
元請負人は,下請負人から建設工事が完成した旨の通知を受けたときは,20日以内で,かつ,出来る限り 短い期間内に検査を完了しなければならない
特定建設業についての過去問題出題ポイント
発注者から直接工事を請け負い、4,000万円(建築一式工事の場合は6,000万円)以上を下請負させる場合は、特定建設業許可が必要となる。
この特定建設工事では技術者は1級クラスの資格のある監理技術者を現場に設置しなければならない。
工事技術者の現場専任基準についての過去問題出題ポイント
公共性のある施設に関する重要な工事である場合は,請負代金額が請負代金の3500万以上(建築一式の場合 7000万)となる場合専任の主任技術者を置かなければならない。
建設業法に定める標識の記載事項ポイント
商号または名称
代表者の氏名
許可を受けた建設業
(安全環境法令)建築基準法 よく出る過去問題出題ポイント集
建築物に附属する塀も建築物。
学校や病院は,特殊建築物である。
建築物は,土地に定着する工作物のうち,屋根及び柱若しくは壁を有するものをいう。
建築物の敷地は,原則として道路に2m 以上接しなければならない。
道路とは,道路法,都市計画法などによる道路で,原則として幅員4m 以上でなければならない。
建築設備は,建築物に設ける電気,ガス,給水などの設備をいう。
主要構造部には、壁、柱、床、はり、屋根、階段 がある
飾りのためにつける付柱は主要構造部に該当しない
(安全環境法令)火薬類取締法 よく出る過去問題出題ポイント集
消費場所においては,薬包に雷管を取り付ける等の作 業を行うために,火工所を設けなければならない。
火工所に火薬類を存置する場合には、見張人を常時配置すること。
火工所以外の場所においては,薬包に雷管を取り付ける作 業を行ってはならない。
火工所には,原則として薬包に雷管を取り付けるために必要な火薬類以外の火薬類を持ち込んではならない。
(安全環境法令)騒音規制法 よく出る過去問題出題ポイント集
騒音規制法についての過去問題出題ポイント
騒音を測定する位置は境界線であり85 デシベルを超えてはいけない
特定建設作業の実施を届け出
7日前までに市町村長
騒音規制法上、指定地域内で特定建設作業を伴う建設工事を施工しようとする者が市町村長に届け出なければならない事項
届出に必要
建設工事の目的に係る施設又は工作物の種類
特定建設作業の場所及び実施の期間
騒音の防止の方法
工事工程表
作業場所の見取り図
騒音防止の対策方法
届出には必要ない
工事請負契約書の写し、建設工事の概算工事費
届出に必要が必要でないかというような 4択問題が出る。届ける書類のをイメージすると分かると思う。一番必要なさそうなものが答え
特定建設作業の対象となるの対象となる作業
杭関係作業、鋼球、ブレーカー、舗装版破砕機 は特定建設作業の対象となる
うるさそうなものが対象となると覚えよう
(ただし、ブレーカーや 舗装版破砕機については2地点間の最大距離が50 M を超えない作業にあっては特定建設作業とならない
あと、手持ち式ブレーカーも特定建設作業にならない)
クラムシェルを使用する作業は 特定建設作業の作業の対象とならない
(安全環境法令)振動規制法 よく出る過去問題出題ポイント集
振動規制法についての過去問題出題ポイント
振動規制法上の特定建設作業においては,住民の生活環境を保全する必要があると認められる 地域の指定は,都道府県知事が行う。
振動を測定する位置は境界線であり75 デシベルを超えてはいけない
特定建設作業の実施を届け出
7日前までに市町村長
振動規制法上の特定建設作業においては,規制基準を満足しないことにより周辺住民の生活環 境に著しい影響を与えている場合には,市町村長より改善勧告,改善命令が出される。
施工にあたっては,あらかじめ付近の居住者に工事概要を周知し,協力を求めるとともに,付 近の居住者の意向を十分に考慮する必要がある。
騒音・振動の防止策として,騒音・振動の絶対値を下げること及び発生期間の短縮を検討す る。
特定建設作業の対象となる建設機械
ディーゼルハンマ
舗装版破砕機
ジャイアントブレーカ
(安全環境法令)車両制限令等 よく出る過去問題出題ポイント集
車両制限令についての過去問題出題ポイント
車両の諸元 | 一般的制限値(最高限度) | |
---|---|---|
幅 | 2.5メートル | |
長 さ | 12.0メートル | |
高 さ | 3.8メートル | |
重 さ | 総重量 | 20.0トン |
軸重 | 10.0トン | |
隣接軸重 | 18.0t:隣り合う車軸の軸距が1.8 m未満 19.0t:隣り合う車軸の軸距が1.3 m以上かつ 隣り合う車軸の軸重がいずれも9.5t 以下 20.0t:隣り合う車軸の軸距が1.8 m以上 |
|
輪荷重 | 5.0トン | |
最小回転半径 | 12.0メートル |
占用の許可
道路管理者は 自ら設置する工作物 施設以外ほとんどのものは道路占用の許可が必要と覚えよう
道路法令 上,掘削に用いてはならない方法
えぐり掘
掘削に用いても大丈夫な方法
溝掘
つぼ掘 柱などの基礎の部分だけを掘るつぼ掘り
推進工法 推進管(主に鉄筋コンクリート管)の先端に掘進機を取り付け、地中を掘削しつつ、後方の油圧ジャッキで文字通り推し進めて、管を埋設する工法
道路の占用許可申請書に記載事項
占用の目的
占用の期間
工事実施の方法
建設業の許可番号は不要
道路法
道路案内標識などの道路情報管理施設は,道路附属物に該当する。
(安全環境法令)河川法 よく出る過去問題出題ポイント集
河川とは 一級河川 二級河川のことを言う
一級河川は国が管理
二級河川は都道府県が管理
河川法上の河川には河川管理施設は含まれると覚えよう
河川保全区域とは河川と河川管理施設(ダム、堰、水門 堤防樹林帯)が含まれる
河川区域には 河川保全区域は含まれない
河川管理者が管理してる場所でなんかする場合は河川管理者の許可が必要と思覚える
許可必要例
道路 橋の橋 梁 架設工事に伴う河川区域内の工事資材置き場の設置
河川区域内の土地における竹林の伐採
河川区域内 上 空の送電線の架設
許可を受けた施設の機能維持するための軽微な工事は河川管理者の許可が必要はない
許可不要例
(排水口付近に積もった土砂の排除等)
(安全環境法令)資源の有効な利用の促進に関する法律 よく出る過去問題出題ポイント集
資源の有効な利用の促進に関する法律に定められている建設業の指定副産物
指定副産物
木材 コンクリート塊 アスファルト・コンクリート塊
(安全環境法令) 建設リサイクル法 よく出る過去問題出題ポイント集
(建設リサイクル法)についての過去問題出題ポイント
特定建設資材
コンクリート及び鉄から成る建設資材、建設発生木材、アスファルト、コンクリート塊をいう。
建設発生土、土砂は特定建設資材に該当しない
特定建設資材廃棄物の再資源化等が完了した時は、当該工事の発注者に書面で報告しなければならない。
(安全環境法令)産廃法律 よく出る過去問題出題ポイント集
建設残土は産業廃棄物に該当しない
(安全環境法令)労働基準法 よく出る過去問題出題ポイント集
労働基準法についての過去問題出題ポイント
労働時間についての過去問題出題ポイント
1日 8時間
1週間について40時間
災害その他避けることのできない事由によって,臨時の必要がある場合においては,行政官庁の許可が必要
休憩時間についての過去問題出題ポイント
6時間を超える場合45分
8時間を超える場合、1時間
使用者は,坑内労働においては,労働者が坑口に入った時刻から坑口を出た時刻までの時間を,休 憩時間を含め労働時間とみなす
休日についての過去問題出題ポイント
毎週1回の休日 4週間を通じて4日以上
40時間超える残業や4週4休を超える休日出勤をさせるためには、会社と従業員の代表者とで「36協定」を締結し、労働基準監督署長へ届出
賃金5原則についての過去問題出題ポイント
支払わなければならない賃金支払の五原則
(1)通貨で、(2)直接労働者に、(3)全額を、(4)毎月1回以上、(5)一定の期日を定めて
自分が給料をもらう時のイメージを考えてみよう
月に1回 日を決めて 直接労働者(σ(゚∀゚ )オレ)に お金を 全額払う
賃金とは,賃金,給料,手当,賞与など労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのものをいう。
未成年者は独立して 賃金を請求することができる
非常の場合の費用に充てるために請求する場合においては,支払い期日前であっても,既往の労働に対する賃金を支払わなければならない。
【No. 32】 賃金の支払いに関する次の記述のうち,労働基準法上,誤っているものはどれか。
⑴ 使用者は,未成年者が独立して賃金を請求することができないことから,未成年者の賃金を親権者又は後見人に支払わなければならない。
⑵ 使用者は,時間外又は休日に労働をさせた場合においては,その時間の労働賃金をそれぞれ政令で定める率以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない。
⑶ 使用者は,労働者が出産,疾病,災害など非常の場合の費用に充てるために請求する場合においては,支払い期日前であっても,既往の労働に対する賃金を支払わなければならない。
⑷ 賃金とは,賃金,給料,手当,賞与など労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのものをいう。
災害補償
労働者が業務上負傷し,又は疾病にかかった場合においては,使用者は,その費用で療養を行い,又は必要な療養の費用を負担しなければならない。
労働者が業務上負傷し,治った場合において,その身体に障害が存するときは,使用者は,その障害の程度に応じて,障害補償を行わなければならない。
労働者が重大な過失によって業務上負傷し,使用者がその過失について行政官庁の認定を受けた場合においては,休業補償又は障害補償を行わなくてもよい。
労働者が業務上負傷した場合における使用者からの補償を受ける権利は,労働者が退職したときにも権利を失うことはない。
労働者が業務上負傷した場合に,労働者が災害補償を受ける権利は,この権利を譲渡し,又は 差し押さえることができない。
【No. 33】 災害補償に関する次の記述のうち,労働基準法上,誤っているものはどれか。
⑴ 労働者が業務上負傷し,又は疾病にかかった場合においては,使用者は,その費用で療養を行い,又は必要な療養の費用を負担しなければならない。
⑵ 労働者が業務上負傷し,治った場合において,その身体に障害が存するときは,使用者は,その障害の程度に応じて,障害補償を行わなければならない。
⑶ 労働者が重大な過失によって業務上負傷し,使用者がその過失について行政官庁の認定を受けた場合においては,休業補償又は障害補償を行わなくてもよい。
⑷ 労働者が業務上負傷した場合における使用者からの補償を受ける権利は,労働者が退職したときにその権利を失う。
年少者の就業
使用者は,原則として,児童が満 15 歳に達した日以後の最初の3月 31 日が終了してから,これを使用することができる。
使用者は,原則として,満 18 歳に満たない者を,午後 10 時から午前5時までの間において使用してはならない。
使用者は,満 16 歳に達した者を,満18歳に達しないものを安全衛生また福祉に有害の場所における業務に就かせてはならない
著しくじんあい若しくは粉末を飛散する場所も含む
使用者は,満 18 歳に満たない者を坑内で労働させてはならない。
使用者は,満18歳に達しないものをの年齢を証 明する戸籍証明書を事 業 場に備え付けなければならない。
使用者は,満18歳に達しないものをクレーン,デリック又は揚貨装置の運転の業 務に就かせてはならない。
使用者は,満18歳に達しないものを動 力により駆動される土木建築用機械の運転の業 務に就かせてはならない。
使用者は,満18歳に達しないものを足場の組立,解体又は変更の業 務(地 上 又は床上における補助作 業の業 務を除く。)に就かせてはならない。
未成年者に代わって親権者・後見人が労働契約を結ぶことは禁止
就業規則についての過去問題出題ポイント
常時10人以上の労働者を雇用する使用者は、一定の事項について就業規則を作成し、労働基準監督署長に届け出
10人以上の労働者 就業規則を作成し 監督署へ届出
延長して労働させた時間が1週間について40時間を超えた場合は、原則として、40時間を超えた時間の労働について、通常の労働時間の賃金の2割5分以上の割増賃金を支払わなければならない。
使用者は,休憩時間は一斉に与えなければならない
使用者は,制限なく労働時間を延 長させることができない
使用者は,雇 入れの日から起算して6箇月間継続勤務し全労働日の8割以 上 出 勤した労働者に対して,有 給 休 暇を与えなければならない。
労働安全衛生法についての過去問題出題ポイント
作業主任者選任キーワード(なんとなくアブナイ系は作業主任者の選任が必要)
型枠支保工・土留め支保工
5メートル以上の足場の解体 組立
2 M 以上の掘削
ずいどう入る工事
圧気工法
※ くい・ブルドーザ―関係は作業主任者 配置は不要と覚えよう
移動式クレーンや 車両系建設機械の運転作業については 作業主任者の選任は求められていない
地山の掘削の作業に伴う運搬機械等が労働者の作業箇所に後進して接近するときは,誘導者を配置(点検者でない)
【No. 34】 労働安全衛生法上,作業主任者の選任を必要としない作業は,次のうちどれか。
⑴ 土止め支保工の切りばり又は腹起こしの取付け,取り外し作業
⑵ 掘削面の高さが 2 m 以上となる地山の掘削作業
⑶ ブルドーザの掘削,押土作業
⑷ 高さ5m 以上の足場の組立て,解体の作業
労働安全衛生法に基づき事業者がその計画を労働基準監督署長に届け出なければならない仕事
耐火建築物で石綿が吹き付けられているものにおける石綿の除去の作業を行う仕事
高さは31 M 超える建築物の建設の工事 の場合 届出が必要
隧道建設仕事で会って 隧道の内部に労働者が立ち入るものは届出が必要
最大支間が50以上の橋梁の建設仕事は届出が必要
参考 覚え方 例
石綿
31m超の建築物 建設
ずいどう内労働者
50 M 以上の橋
5メートルの掘削
コンクリートの打設を行うときは,その日の作業を開始する前に型わく支保工について点検しなければならない。
型わく支保工に使用する材料は,著しい損傷,変形又は腐食があるものを使用してはならない。
型わく支保工を組み立てるときは,組立図を作成し,かつ,当該組立図により組み立てなければならない。
型わく支保工の支柱の継手は,突合せ継手又は差込み継手としなければならない。
型枠支保工の組立て等の作 業で,悪天候により作 業の実施について危険が予想されるときは,当該 作業に労働者を従事させてはならない
高さ2m 以上の足場(つり足場を除く)
足場の作業床に設置する手すりの高さは,85 cm 以上のものを設ける。
足場の作業床より物体の落下をふせぐ幅木の高さは,10cm 以上のものを設ける。
足場の作業床の幅は,40 cm 以上のものを設ける。
足場の床材が転位し脱落しないよう支持物に取り付ける数は,2 つ以上とする。
足場の床材間の隙間は,3cm 以下とする。
地 山 の 掘削作業 の 安全確保
地山の掘削及び土止め支保工作業主任者技能講習を修了した者のうちから,地山の掘削作業主任者を選任する。
掘削により露出したガス導管のつり防護や受け防護の作業については,当該作業を指揮する者を指名して,その者の指揮のもとに当該作業を行なう。
発破等により崩壊しやすい状態になっている地山の掘削の作業を行なうときは,掘削面のこう配を 45 度以下とし,又は掘削面の高さを2m 未満とする。
手掘りにより砂からなる地山の掘削の作業を行なうときは,掘削面のこう配を 35 度以下とし,又は掘削面の高さを5m 未満とする。
ずい道等の掘削等作業主任者ではなく地山の掘削作業主任者 に作業方法を決定させ作業を指揮させる必要がある
事業者が,高さ5m 以上のコンクリート造の工作物の解体作業にともなう危険を防止するために実施しなければならない事項。
解体作業を行う区域内には,関係労働者以外の労働者の立入りを禁止する。
器具,工具等を上げ,又は下ろすときは,つり綱,つり袋等を労働者に使用させる。
強風,大雨,大雪等の悪天候のため,作業の実施について危険が予想されるときは,当該作業を中止する。
作業の方法及び労働者の配置を決定し,作業を直接指揮するのは解体等作業主任者の仕事
墜落による危険を防止する安全ネット
安全ネットは,紫外線,油,有害ガスなどのない乾燥した場所に保管する。
安全ネットは,人体又はこれと同等以上の重さを有する落下物による衝撃を受けたものを使用しない。
安全ネットは,網目の大きさに規定があり、網目はその辺の長さが10 CM 以下 とする
安全ネットの材料は,合成繊維とする。
車両系建設機械の安全確保
運転者が運転位置から離れるときは,バケット等を地上に下ろし,原動機を止め,かつ,走行ブレーキをかけさせなければならない。
運転の際に誘導者を配置するときは,誘導方法は 事業者がさだめ誘導者に行わせ運転者に従わせる
傾斜地等で車両系建設機械の転倒等のおそれのある場所では,転倒時保護構造を有する機種及びシートベルトの両方を備えた機種を使用する。
運転速度は,誘導者を適正に配置していても,地形や地質に応じた制限速度を超えてはいけない。
運転者が運転位置を離れるときは,バケット等の作 業 装置を地 上に下した状 態とし,建設機械の逸走を防止しなければならない。
運転について誘導者を置くときは,一定の合図を定めて合図させ,運転者はその合図に従わなければならない。
アタッチメントの装 着や取り外しを行う場合には,作業指揮者を定め,その者に安全支 柱,安全ブロック等を使用して作 業の監視を行わせなければならない。
コンクリート造の工作物の解体等作業主任者の職務内容
作業の方法及び労働者の配置を決定し,作業を直接指揮すること。
要求性能墜落制止用器具(安全帯)等及び保護帽などの器具の使用状況を監視すること。
器具,工具,要求性能墜落制止用器具(安全帯)等及び保護帽の機能を点検,不良品を取り除くこと。
工作物の倒壊等による労働者の危険を防止するため,作業計画を定めるのは事業者の職務(作業主任者ではない)
保護帽
保護帽は,頭によくあったものを使用し,あごひもは必ず正しく締める。
保護帽は,見やすい箇所に製造者名,製造年月日等が表示されているものを使用する。
保護帽は,大きな衝撃を受けた場合でも,外観に損傷がなくても使用してはならない。
保護帽は,改造あるいは加工したり,部品を取り除いてはならない。
移動式クレーンを用いた作業
つり荷の重心を常時 知ることは、技能講習や 特別教育で身につけることで、クレーン等安全規則場吊り荷の重心を常時 知ることができ表示しなければならないという規定はない。
強風のため,作業の実施について危険が予想されるときは,作業を中止しなければならない。
アウトリガー又は拡幅式のクローラは,原則として最大限に張り出さなければならない。
運転者を,荷をつったままの状態で運転位置から離れさせてはならない。
高さ5m 以上のコンクリート造の工作物の解体作業
作業計画には,作業の方法及び順序,使用する機械等の種類及び能力等が記載されていなけれ ばならない。
強風,大雨,大雪等の悪天候のため,作業の実施について危険が予想されるときは,作業をしてはならない
物体の飛来等により労働者に危険が生ずるおそれのある箇所に,解体用機械の運転者以外の労 働者を立ち入らせない。
外壁,柱等の引倒し等の作業を行うときは,引倒し等について一定の合図を定め,関係労働者に周知させなければならない。
公共工事標準請負契約約款
現場代理人とは,契約を取り交わした会社の代理として,任務を代行する責任者をいう。
設計図書とは,図面,仕様,現場説明書及び現場説明に対する質問回答書で、契約書は不要
発注者は,工事完成検査において,工事目的物を最小限度破壊して検査することができる。
受注者は,不用となった支給材料又は貸与品を発注者に返還しなければならない。
施工計画作成のための事前調査
近隣環境の把握のため,現場用地の状況,近接構造物、地下埋設物の調査(労務の供給調査は別分野)
工事内容の把握のため,設計図面及び仕様書の内容などの調査
現場の自然条件の把握のため,地質調査,地下水,湧水などの調査
輸送,用地の把握のため,道路状況,工事用地などの調査
施工体制台帳の作成
元請負人は施工体制台帳を下請負人に提出する必要はない
盛土の締固めの品質管理
締固めの品質規定方式は締固めの強度や特性などを規定し締固め方法については施工者に任せる方式を言る
締固めの工法規定方式は,使用する締固め機械の機種や締固め回数、盛土の敷均し厚などを規定する方法である。