一般電気工作物の検査方法
ようこそ、このサイトは私が、合格した2級土木施工管理技士、建設機械施施工管理技士、防災士などの受験経験をもとにした建設業資格応援情報サイトのみならず、日本復興サイトです。
最近台風や地震など災害も頻繁に発生し被害も大きくなってきていますよね。
災害の復興地では建設業者が足りないため、 修理まで半年待ちという被災者までいるとのこと。
日本の経済成長やスムーズな災害防止復興には永続的なインフラ構築が欠かせません。
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(-人-)ミナサンガゴウカクシマスヨウニ
⚙️ 一般用電気工作物の検査(SECTION 01)
① 検査の種類
電気工事後、安全に使えるか確認するために行う検査で、主に次の3種類がある👇
検査の種類 | 内容 |
---|---|
竣工検査 | 新設・増設・改修時に、工事完了後すぐに行う。電気技術基準に会っているか確認。 |
定期検査 | 年に1回など、定期的に安全状態を確認。 |
臨時検査 | 不具合、異常発生とうの落雷・火災・事故などのあとに行う安全確認。 |
🧩目的:電気工作物を常に安全な状態で使用すること。
② 竣工(しゅんこう)検査
工事が終わったときに行う検査で、
主に「見た目の確認 → 絶縁抵抗測定 → 通電確認」の順に実施。
手順の流れ:
1️⃣ 目視点検
2️⃣ 絶縁抵抗の測定
3️⃣ 接地抵抗の測定
4️⃣導通試験
💡 注:
三相回路などでは相間の絶縁抵抗も測る必要あり。
また、電源を入れる前に必ず絶縁を測るのが原則。
目視点検
電線や器具が正しく取り付けられているかを見て確認。
たとえば👇
-
接続が確実か
-
絶縁テープの巻き方
💡つまり「見た目で安全確認」を行う最初のステップ。
④絶縁抵抗の測定
漏電や感電を防ぐための最重要検査。
メガー(絶縁抵抗計)で配線と大地(アース)間の抵抗を測定し、規定値以上あることを確認する。
電路の種類 | 使用電圧 | 最低絶縁抵抗値 | |
---|---|---|---|
300V以下 | 150V以下 | 0.1MΩ以上 単層200ボルト(一般家庭) | |
300V以下 | 150V超 | 0.2MΩ以上 三相200ボルト | |
300V超 | - | 0.4MΩ以上 |
💡測定は、ブレーカーをOFFにした状態で行う。
⚙️ 絶縁抵抗測定と漏れ電流の測定
① 電路と大地間の絶縁抵抗測定(準備)
-
目的:電線(電路)と大地(アース)の間に電気が漏れていないか確認する。
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準備手順:
-
ブレーカーをOFFにして、電気が流れない状態にする。
-
コンセント使用電化製品や照明器具など負荷をつなげ、スイッチはすべて入れておく。
- 絶縁抵抗計をつなぐ
-
電線とアース間をメガー(絶縁抵抗計)で測定。
-
💡「電路と大地間」で測る → 漏電チェック用
※スイッチが入ったままだと誤測定になるので注意。
② 電線相互間(電線同士)の絶縁抵抗測定(準備)
-
準備手順:
-
ブレーカーをOFFにして、電気が流れない状態にする。
-
コンセント使用電化製品や照明器具など負荷を外し、スイッチはすべて入れておく。
- 絶縁抵抗計をつなぐ
-
電線と電線間をメガー(絶縁抵抗計)で測定。
-
💡「電線同士」で測る → 配線の絶縁性能チェック用
③ 三相誘導電動機の絶縁抵抗測定(プラスα)
-
三相モーターなどの絶縁確認にも同じ方法を使用。
-
測定前に必ずモーター端子間を開放(外す)しておくこと。
-
電線とモーターの間に電気が流れない状態で測る。
📘ポイント:
「モーターもメガーで測る。ただし接続外すのを忘れるな!」
④ 絶縁抵抗計(メガー)の定格測定電圧
-
測定電圧は「出力側の定格電圧」に合わせる。
-
150V回路 → DC150V
-
300V回路 → DC250V
-
300V超回路 → DC500V
💡つまり、電路の電圧が高いほどメガーの電圧も高くする。
⑤ 漏えい電流の測定
-
目的:実際にアースへ流れている微小な電流(漏電)を測る。設備を停止できないときは、
クランプ型電流計で漏洩電流を測定して絶縁性能を確認できる。
漏洩電流が1mA以下なら正常範囲。 -
測定器:クランプメーター(漏れ電流計)。
-
基準:1mA以下なら正常。
→ 1mAを超えると、危険あり⚠️
📘測定のやり方:
-
ブレーカーを入れたまま。
-
クランプ電流計で3本まとめて加える
💬 一言まとめ
メガーで抵抗を測る → 漏電チェック。
クランプで電流を測る → 実際の漏れチェック。
⚙️ 接地抵抗の測定(アース測定)
💡 接地(アース)とは
電気が漏れたときに、電流を安全に地面へ逃がすための仕組み。
感電や火災を防ぐために、アース線はとても大事なんだ。
🔌 接地工事の種類と基準値
種類 | 対象 | 接地抵抗の基準値 |
---|---|---|
C種 | 300Vを超える機器(例:三相200Vモーター) | 10Ω以下 |
D種 | 300V以下の機器(一般家庭など) | 100Ω以下 |
📘覚え方 →
「C(高い電圧)は10Ω、D(家庭用)は100Ω」
⚙️ 接地抵抗計(アーステスタ)とは
「地面とアース線の間の電気の通りやすさ(抵抗)」を測る道具。
📏 測定方法の基本(3極法)
アース棒(E)から10m間隔で→「P(電位測定)」と→「C(電流用)」の棒を一直線に並べて測定する。
アーステスタをつなげてスイッチON。
EとC間に電流を流し、EとP間の電圧を測って**抵抗値(Ω)**を求める。
記憶方法
(いっぱしの獣医)
⚙️ 導通試験(CH05-6)
💡 導通試験とは?
導通試験とは、電線がきちんとつながっているか(断線していないか)を確認する試験。
使用するのは「回路計(テスタ)」または「導通チェッカ」。
💡テスタ(回路計)では、次のような値を測定できる:
-
直流電圧(DCV)
-
交流電圧(ACV)
-
抵抗(Ω)
-
電流(A)
その中の「抵抗測定機能」を使って、導通していれば**“0Ω付近”を示す。
導通していなければ∞(無限大)**を示す。
⚙️ 接続に使う主な電気計器まとめ(試験頻出)
計器名 | 記号 | 測定するもの | 接続方法 | ポイント・覚え方 |
---|---|---|---|---|
電流計 | A | 回路を流れる電流(A) | 負荷と直列に接続 | 回路の中を流れる電気の量を測る。内部抵抗が小さい。 🔸「電流は流れの中で測る → 直列!」 |
電圧計 | V | 負荷の両端の電圧(V) | 負荷と並列に接続 | 回路の端子間の電位差を測る。内部抵抗が大きい。 🔸「電圧は両端で測る → 並列!」 |
電力計 | W | 負荷にかかる電力(W) | 電流コイル:負荷と直列 電圧コイル:負荷と並列 |
電流と電圧を同時に測って「電力(W)」を算出。 🔸「WはAとVの合体 → 直列+並列」 |
💡 試験でのチェックポイント
-
電流計は直列接続(間違えて並列にすると焼損の危険!)
-
電圧計は並列接続(直列にすると針が振れない)
-
電力計は電流と電圧両方測るため、接続に注意(図がよく出題)
-
電力=電圧×電流×力率(cosθ)で計算する
⚙️ 電気工事で使う主な測定器まとめ(完全版)
測定器名 | 測定するもの | 主な目的 | 使用タイミング・ポイント |
---|---|---|---|
① 絶縁抵抗計(メガー) | 絶縁抵抗(MΩ)=電線や機器の「漏電しにくさ」 | 漏電・絶縁不良のチェック | 配線や器具を取り付けた後に使用。抵抗値が高いほど安全。 150V回路→0.1MΩ以上/300V以下→0.2MΩ以上が目安。 |
② 接地抵抗計(アーステスタ) | 接地抵抗(Ω)=大地に電気を逃がす力 | 感電防止・落雷時の安全確認 | アース棒と大地の間で測定。E・P・Cの3点法で測る。 C種10Ω以下/D種100Ω以下が目安。 |
③ 回路計(テスタ) | 直流・交流電圧/電流/抵抗 | 導通・電圧・断線チェック | 導通試験:0Ω→導通あり、∞→断線。 電圧測定はレンジを予想値より少し高く設定。 |
④ クランプ型電流計(クランプメーター) | 電流(A)=流れている電気の量 | 電流値の測定・漏れ電流チェック | 電線をはさむだけで測定可能。配線を切らずに使える。 漏電チェック時は1mA以下が正常範囲。 |
⑤ 検相器(相回転計) | 交流三相回路の相順(U-V-Wの順序) | モーターの回転方向確認・誤接続防止 | 三相回路の端子に接続して確認。回転方向が逆ならUとVを入れ替える。 「検相=回転方向チェック」 |
⑥ (ネオン)検電器 | 電路の充電・帯電の有無 | 通電確認・安全確認 | 電線・金属部に近づけてLED点灯や音で通電確認。 感電防止のため作業前に必ず確認。 |
⑦ 回転計(タコメータ) | 回転速度(rpm) | モーターやファンの回転数確認 | 回転軸やモーターに当てて回転数を測定。 機器の性能チェックやメンテナンス時に使用。 |
💡 用途別の覚え方(語呂+イメージ)
目的 | 使う測定器 | 覚え方フレーズ |
---|---|---|
絶縁して漏電してないか確認したい | 絶縁抵抗計(メガー) | 「メガーで漏れチェック!」 |
アースが効いてるか確認したい | 接地抵抗計(アーステスタ) | 「アースの力はΩで測る」 |
電線がつながってるか確認したい | 回路計(テスタ) | 「テスタで導通ゼロ確認」 |
実際にどのくらい電流が流れてるか | クランプメーター | 「電線はさむだけ、電流測る」 |
三相モーターの回転方向を確認したい | 検相器 | 「検相で回転方向チェック!」 |
電路が生きてるか確認したい | 検電器 | 「ピッと光れば危険サイン」 |
モーターの回転スピードを確認したい | 回転計 | 「回転数見て機械を守る」 |
⚡️ 試験の出題ポイントまとめ
-
メガーとテスタの違いを問う問題がよく出る。
→「メガー=高電圧で絶縁測定」「テスタ=低電圧で導通確認」 -
検相器の使い方:
→相順が逆ならモーターの回転も逆になる。安全上の注意も出題される。 -
検電器は感電防止の基本:
→作業前に「無電確認」を行う義務がある(労働安全衛生規則 第333条)
