スマホで解く!平成27年度2級建設機械施工技士学科試験過去問題
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(-人-)ミナサンガゴウカクシマスヨウニ
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平成27年度2級建設機械施工管理技士(補)共通学科試験過去問題
土木工学一般
1 土と岩
No. 1 土の含水比に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 含水比は、土に含まれる水の質量の土粒子の質量に対する比を示す。
2 地山における含水比を自然含水比と呼び、自然含水比は、土の種類によらず20〜30%程度である。
3 締固め試験において乾燥密度が最大となる点に対応する含水比を最適含水比という。
4 含水比は、土の強度、土の締固め効果に大きな影響を与える。
1 正しい
2 自然含水比は土の種類によって変わります。
3 正しい
4 正しい
含水比
土に含まれる水の質量の土粒子の質量に対する比を示す
( 含水 )比は土の強度、締固め、機械の施工能力に大きな影響をあたえる。
地山における含水比を( 自然 )含水比という
( 自然 )含水比は土により変化する
自然含水比 は土の種類によって違う。
砂質土(20~30%以下)<粘性土(40~50%以上)<有機質土(200%以上)の順で含水比 は多くなる
最低でも自然含水比 は土の種類によって変わると覚え、砂に近くなるほど自然含水比 は低くなると覚えよう
自然含水比 は粘土性に比べ砂質土のほうが低くなる
締固め試験で乾燥密度が最大になる含水比を ( 最適 )含水比という。
No. 2 岩掘削の難易を対象とした岩の分類で、中硬岩の状態に関する記述として、次のうち適切なものどれか。
1 大小の転石が密集しており、掘削が極めて困難なもの
2 亀裂が全くないか少ないもので密着性のよいもの
3 亀裂間隔30 〜50 cm 程度の風化のあまり進んでいないもの
4 岩塊、玉石が混入して掘削しにくく、バケットなどに空隙のできやすいもの
含水比
土に含まれる水の質量の土粒子の質量に対する比を示す
( 含水 )比は土の強度、締固め、機械の施工能力に大きな影響をあたえる。
地山における含水比を( 自然 )含水比という
( 自然 )含水比は土により変化する
自然含水比 は土の種類によって違う。
砂質土(20~30%以下)<粘性土(40~50%以上)<有機質土(200%以上)の順で含水比 は多くなる
最低でも自然含水比 は土の種類によって変わると覚え、砂に近くなるほど自然含水比 は低くなると覚えよう
自然含水比 は粘土性に比べ砂質土のほうが低くなる
締固め試験で乾燥密度が最大になる含水比を ( 最適 )含水比という。
コンクリート工
No. 3 コンクリートの性質に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 水セメント比(W/C)が小さいほど、コンクリートの流動性は低くなる。
2 早強ポルトランドセメントを使用した場合、材齢1日目で強度のほとんどを発揮する。
3 水セメント比(W/C)が小さいほど、一般にコンクリートの強度は大きくなる。
4 普通ポルトランドセメントを使用した場合、材齢28日目で強度のほとんどを発揮する。
1 正しい
水セメント比が小さいと水が少ないということになりセメントのペースト状になるので 流動性は低くなる
水セメント比が大きいとは 水が多いということ。
2 早強セメント→7日目で強度のほとんどを発揮!
3 正しい
水セメント比が小さいほど コンクリートの強度は大きくなる
4 正しい
土工と各種構造物
No. 4 のり面に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 切土、盛土ののり面の傾斜の度合いをのり面勾配といい、水平距離1に対する垂直高さの比で示す。
2 土工における盛土や切土ののり面勾配は、盛土材料や地山の土質、盛土高、切土高に応じた標準値が一般に用いられている。
3 切土のり肩付近は、植生も定着しにくく、一般にゆるい土砂、風化岩が分布しているため浸食を受けやすく崩壊しやすい。
4 盛土高又は切土高が高くなるほど、のり面勾配を緩く(大きく)する必要がある。
1 法面の傾斜の度合いを法面勾配といい、垂直距離1に対する水平距離の比で示す。
2 正しい
3 正しい
4 正しい
よく出る過去問題出題ポイント
人工的に形成した斜面を(法)面という。
法面の傾斜の度合いを法面勾配といい、垂直距離1に対する水平距離の比で示す。
法面勾配は盛土材料、土質、盛土高等に応じた 経験的な( 標準値 )が定められている
①盛土より切土のほうが法面勾配を( 急 )にすることができる
②盛土、切土高を大きくするほど、法面勾配を( ゆる )くする
③河川堤防の場合は堤防法面勾配は( 1:2 )割以上にする。
No. 5 道路・河川などの土構造物に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 一般的に、道路の直線部の路面では、左右対称に路面排水を考慮した横断勾配がつけられる。
2 路体は、舗装の厚さを決定する基礎となる舗装の下の土の部分で、ほぼ均一な厚さ約1mの層をいう。
3 河川断面において、下流方向を向いて右手が右岸、左手が左岸となる。
4 河川堤防において、高水敷は堤外地に位置する。
1 正しい
2 路床の説明 舗装の下約1mまでの層をいう路床の上面を路床面という。
路体とは盛土におけ路床より下の部分をいう
舗装の構造が分かれば答えを導きやすくなる。覚え方として下から順に
体(路体)を寝床(路床)に連れて行き服装(舗装)を脱がすとエッチに覚えれば覚えやすいぞ
アスファルト舗装の構造
コンクリート舗装の構造
3 正しい 下流方向を向いて右手が右岸、左手が左岸となる
4 正しい 水位が上がったときにだけ水に浸かる部分を高水敷という
高水敷は場外地の中に作られる
土工と機械化施工
No. 6 作業の種類とその建設機械の選定に関する次の組合せのうち、適切なものはどれか。
(建設機械)・・(建設機械)
1 伐開除根・・ブルドーザ、トレンチャ、レーキドーザ
2 削岩・・トラクタショベル、レッグドリル、クローラドリル
3 のり面仕上げ・・バックホウ、ドリフタ、モータグレーダ
4 締固め・・タンパ、ブルドーザ、タイヤローラ
No. 7 土工において運搬距離が200 mの掘削運搬機械作業に関する機械の選定として、次のうち適切でないものはどれか。
1 ショベル系掘削機とダンプトラックの組合わせ
2 スクレープドーザ
3 ブルドーザ
4 被けん引式スクレーパ
1 ショベル系掘削機とダンプトラックの組合わせ 100 m 以上
2 スクレープドーザ 40 M から 250 m まで
3 ブルドーザの運搬距離は60m以下が基本
4 被けん引式スクレーパ 60 m から400 m まで
No. 8 掘削工法に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 ベンチカット工法は、階段式に掘削を行う工法で、ショベル系掘削機やトラクタショベルによって掘削積込みを行う工法である。
2 ダウンヒルカット工法は、ブルドーザ、スクレープドーザ、スクレーパなどを用いて上り勾配を利用して掘削する工法である。
3 ベンチカット工法は、大規模工事に適し、掘削機械に見合ったベンチ高さの選定が必要である。
4 ダウンヒルカット工法の掘削勾配は、建設機械の登坂能力により決定される。
1 正しい
2 ダウンヒルカット工法は、下り勾配を利用して掘削する工法。
よく出るところ ダウンヒル下り最速 頭文字Dと覚えよう
3 正しい ベンチカット工法のベンチとは作業台 陳列台というような意味合いを持つ。公園のベンチも座る台というような意味だろう
4 正しい
舗装工
No. 9 アスファルト舗装の種類と機能に関する次の組合せのうち、適切でないものはどれか。
(舗装の種類)・・(機能)
1 保水性舗装表層・・基層に保水された水分が蒸発する際の気化熱により、路面温度の上昇を抑制する。
2 遮熱性舗装・・舗装表面に到達する近赤外線を高効率で反射し、舗装への蓄熱を防ぐことによって、路面温度の上昇を抑制する。
3 排水性舗装・・雨水等を路面に滞らせることなく、路側や路肩等に排水する。
4 低騒音舗装・・開粒度のアスファルト混合物層の空隙に音を反射させるための浸透用ミルクを浸透させ、騒音を低減させる。
No. 10 アスファルト混合物の試験方法とその目的に関する次の組合せのうち、適切でないものはどれか。
(試験方法) (目的)
1 透水性試験・・浸透水量の評価
2 ホイールトラッキング試験・・塑性変形輪数の評価
3 マーシャル安定度試験・・疲労破壊輪数の評価
4 ラベリング試験・・耐摩耗性の評価
1 正しい 透水性試験
2 正しい ホイールトラッキング試験
3 マーシャル安定度試験・・骨材の粒度範囲の評価
4 正しい ラベリング試験
過去問対策事項
土の標準貫入試験 土の硬さやしまりぐあいを求める試験
マーシャル安定度試験 マーシャルとは整理整頓というような意味で配合設計が整理整頓してるかと覚えよう
ポータブルコーン貫入試験 細い棒を地面にぶっさしてトラフィカビリティ(走行性、走破性の意味)を判定するための 試験
アスファル抽出試験 アスファルト 取り出して含有量 検査
ラベリング試験 ラベリングとは 張るという意味で貼り付けたものが 往復して検査するので耐摩耗性
透水性試験 浸透水量の評価
ホイールトラッキング試験 アスファルト混合物の耐流動性を、室内的に確認する為に行う試験
CBR 試験 C持力指数
平板載荷試験 地盤(板)反力係数
基礎工
No. 11 杭工法に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 既製杭の埋込み杭工法には、中掘り杭工法、プレボーリング杭工法、アースドリル工法がある。
2 場所打ち杭工法には、圧入工法と置換工法がある。
3 打込み杭工法は、他の工法に比べ騒音、振動が大きい。
4 場所打ち杭工法は、施工速度が速く、施工管理が比較的容易である。
1 アースドリルは機械掘削方式
2 場所打ち杭工法には、機械掘削工法と人力掘削工法がある。
3 適切。
4 場所打ち杭工法は、施工速度が遅く、施工管理が難しい。
軟弱地盤対策
No. 12 サンドドレーン工法に期待される効果として、次のうち適切でないものはどれか。
1 せん断変形の抑制
2 強度増加の促進
3 排水の抑制
4 圧密沈下の促進
サンドドレーン工法は地盤の中に砂柱などの管を作り水を排出する方法で圧密沈下促進作用がある
ドレーンとは液体を排出するための管 という意味
サンドトレーン工法に排水の抑制は期待できない。
軟弱地盤対策の覚え方
軟弱地盤対策工法には色々な種類があるが、まずは 種類を覚えよう
種類の覚え方は表層処理、置き換え、盛土で押さえ、盛土中補強等、いろいろな種類があるが軟弱地盤工法の名称を見るとどんな種類の工法かイメージが湧くと思うのでそこをキーワードにして覚えよう。
つまり 名は体を表すということ
赤字は要注意場所
種類 軟弱地盤工法の名称 工法の大体の内容・効果を記入 表層処理 敷設材工法
表層混合処理
表層排水
サンドマット軟弱地盤の表層に処理を施す工法 置き換え 掘削設置工法
強制置換工法軟弱地盤を置き換える 盛土で押え 押え盛土工法
緩傾斜工法盛土して押さえ 盛土の中を補強 盛土補強工法 軟弱地盤の中に中に何か入れる 軽い土で荷重軽減 軽量盛土工法 時間かけて盛土 漸増載荷工法
段階載荷工法
地下水低下工法あらかじめ荷重し沈下促進 盛土荷重載荷工法
大気圧積工法あらかじめ 荷重し軟弱地盤を沈下促進する方法 穴あけ砂入れ水抜き沈下促進 サンドドレーン工法
カードボードドレーン工法サンドパイル サンドコンパクションパイル工法 サンドコンパクションパイル工法 振動締固め工法 バイブロフローテーション工法
ロッドコンパクション工法
重錘落下締固め工法地盤固結 深層混合処理工法
石灰パイル工法
薬液注入工法
凍結工法石灰で地盤を固める 構造物による工法 矢板工法
杭工法
カルバート工法
No. 13 水準測量の留意点に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 レベルは、堅固な地盤に立て、水平になるように調整する。
2 レベルは、後視と前視の距離をほぼ等しくなるように設置する。
3 スタッフを前後にゆっくりと傾斜させるように動かし、最大の値を読み取る。
4 スタッフは本使用し、一連の測量の最初と最終の地点に同一のスタッフを立てる。
No. 14 施工計画に関する以下の記述の(A)〜(C)に当てはまる語句の組合せとして次のうち、適切なものはどれか。
施工計画は、計画→(A)→(B)→(C)という建設工事の施工管理サイクルの第段階である。
(A) (B) (C)
1 検討 処置 実施
2 実施 検討 処置
3 処置 実施 検討
4 実施 処置 検討
いわゆるPlan(計画 プラン) Do(実施ドゥ) Check(検討チェック) Action(処置アクション) のPDCAサイクルをいう
No. 15 以下の工程表とその名称に関する組合せとして次のうち、適切なものはどれか。
図(A)—図(B)—図(C)—図(D)
1 ガントチャート—ネットワーク式工程表—斜線式工程表—バーチャート
2 ネットワーク式工程表—ガントチャート—工程管理曲線—バーチャート
3 ガントチャート—バーチャート—斜線式工程表—ネットワーク式工程表
4 ネットワーク式工程表—バーチャート—工程管理曲線—ガントチャート
工程表の図は過去問題集 見てね
No. 16 土工で実施される各種試験と結果の利用に関する組合せとして次のうち、適切なものはどれか。
試験・・結果の利用
1 現場における土の単位体積重量試験・・土の締固め管理
2 突固めによる土の締固め試験・・地盤支持力の判定
3 ポータブルコーン貫入試験・・路床盛土の品質管理
4 現場透水試験・・土の含水量の測定
1 正しい
2 締固めによる土の締固め試験は最適含水比と最大乾燥密度を測るための 試験
3 ポータブルコーン貫入試験は建設機械の走行可能なトラフィカビリティ(走行性、走破性)を判定するための 試験
4 現場透水試験は土の透水を測る試験
過去問対策事項
土の標準貫入試験 土の硬さやしまりぐあいを求める試験
マーシャル安定度試験 マーシャルとは整理整頓というような意味で配合設計が整理整頓してるかと覚えよう
ポータブルコーン貫入試験 細い棒を地面にぶっさしてトラフィカビリティ(走行性、走破性の意味)を判定するための 試験
アスファル抽出試験 アスファルト 取り出して含有量 検査
ラベリング試験 ラベリングとは 張るという意味で貼り付けたものが 往復して検査するので耐摩耗性
透水性試験 浸透水量の評価
ホイールトラッキング試験 アスファルト混合物の耐流動性を、室内的に確認する為に行う試験
CBR 試験 C持力指数
平板載荷試験 地盤(板)反力係数
建設機械一般
No. 17 建設機械用ディーゼルエンジンの構造に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 冷却装置は、水冷式が一般的である。
2 燃料装置のガバナには、オールスピードガバナが使用されている。
3 過給機には、排気タービン過給機が使用されている。
4 中・大型エンジンの燃焼室形式には、予燃焼室式が多く使用されている。
1 正しい 建設機械用のディーゼルエンジンは水冷式が一般的である
2 正しい ガバナとは燃料噴射量を出力に応じて自動的に調整し、回転速度を一定に保つ装置のこと調速機ともいわれる
ガバナには機械に使われているアイドリングから最高回転まで回転を一定に保つ装置であるオール スピードガバナとトラックに使われている低速で円滑な アイドリングを行わせるための低速制御を行うミニマムマキシマムガバナある
3 正しい いわゆる ターボである
4 中・大型エンジンの燃焼室形式にはは現在では直噴式が一般的である
No. 18 寒冷時にディーゼルエンジンの始動を容易にするための方法に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 予熱装置は、着火促進を図るために設けられている。
2 燃料は、流動点が高くセタン価が40 以下の軽油を使用する。
3 バッテリは、保温し完全充電を行っておく。
4 エンジンオイルは、外気温に適合した粘度のものを使用する。
1 正しい
2 燃料は流動点が低くセタン価が45以上の軽油を使用する
セタン価は軽油の着火性を表す指数であり高いほど着火しやすい
流動点は軽油が流動しなくなる(固まる)温度 ポイントが言う
3 正しい
4 正しい
No. 19 ディーゼルエンジン用燃料としての軽油のJIS規格に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 低温特性の違いにより特1号、1〜3号、特3号に分類されている。
2 着火性を示す値であるオクタン価は、45 以上である。
3 硫黄分(質量)は、0.05%以上である。
4 引火点は、200 〜250 ℃である。
1 正しい
5種類に分類され主に 流動点の違いになる 特3号は-30度ぐらいで流動性がなくなる
2 着火性を示す値はセタン価である。オクタン価はガソリンのアンチノック性を表す指標である
3 硫酸イオンが出るので硫黄分(質量)は、0.01%以下である必要がある。
4 軽油の引火点は45°以上である
ディーゼルエンジンでは、空気を高圧に圧縮して高温にして、軽油を高圧噴射して自然着火させている。
揮発性はいらないので高粘度の石油が使用されるため、低温時の流動性が重要な性質となる。
軽油の主要JIS規格
①軽油は、JIS規格において流動点や目詰まりなどの低温特性により、5種類に分類されている。 数字が上がるほど寒冷地向けとなる。
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試験項目 | 種類 | ||||
---|---|---|---|---|---|
特1号 | 1号 | 2号 | 3号 | 特3号 | |
引火点 ℃ | 50以上 | 50以上 | 50以上 | 45以上 | 45以上 |
流動点 ℃ | +5以下 | -2.5以下 | -7.5以下 | -20以下 | -30以下 |
目詰まり点 ℃ | - | -1以下 | -5以下 | -12以下 | -19以下 |
軽油の引火点は45°以上である
流動点とは軽油が流動性を維持できる限界温度
目詰まり点とは軽油ワックス分が燃料フィルタをつまらす温度
軽油は、始動時の温度が目詰まり点以上の種別から選定する。
※始動時の周囲温度より目詰まり点が高い軽油を燃料とすると、エンジンが始動しなくなる。
②密度は0.81~0.87、引火点は46℃以上。
③発熱量は、1kg当り46,100kJ(11,000kcal)で、発火点は300℃以下。
④着火性を示す値として「 (セタン)価」が使用されている。
セタン価が高いほど着火し易く、エンジンの始動が容易でノッキングの発生が少ない。一般の軽油のセタン価は45~55であるが、セタン価が40以下になると、低温時の始動性が悪く白煙を発生する。
着火性を示す値はセタン価である。オクタン価はガソリンのアンチノック性を表す指標である
⑤硫酸イオンが出るので硫黄分(質量)は、ディーゼルエンジンの排気ガス規制に対応するため、1997年からは0.05%以下、2004年からは0.005%以下、2007年からは0.001%(10ppm)以下へと段階的に低減されてきた。
※(燃料)中の硫黄分が少ないと、排出ガス中の微粒子減少し、エンジン腐食も低減し、排出ガス規制にも対応。
No. 20 建設機械用の潤滑剤などに関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 ギヤオイルは、外気温に適合した粘度グレードのものを使用する。
2 グリースの硬さは、ちょう度で示され、数値が大きいほど軟らかい。
3 不凍液の液量レベルが下がった場合は、水を補給する。
4 作動油は、温度による粘度変化の少ないものが望ましい。
1 正しい
2 正しい
3 不凍液の液量 レベルが下がった場合は不凍液を補給する
4 正しい
法規・安全・衛生
No. 21 建設業法上、主任技術者又は監理技術者に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 発注者から直接建設工事を請け負った特定建設業者は、主任技術者のほかに監理技術者を置かなければならない。
2 国から発注された請負代金額が7,000万円の建築一式工事の主任技術者又は監理技術者は、工事現場ごとに、専任の者でなければならない。
3 元請負人が主任技術者を置いた建設工事の下請負人は、主任技術者を置く必要がない。
4 舗装工事の実務経験が5年以上ある者は、舗装工事業の建設工事の監理技術者になることができる。
1
2 正しい
3
4
No. 22 建設業法による建設業の許可に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 不正の手段により建設業の許可を受けたとしてその許可を取り消され、取消しの日から5年を経過しない者は、建設業の許可を受けることができない。
2 建設業の許可は、5年ごとに更新を受けなければ効力を失う。
3 建設業者が引き続いて1年以上営業を休止した場合、国土交通大臣又は都道府県知事は建設業の許可を取り消さなければならない。
4 都道府県知事許可の建設業者は、許可を与えた都道府県知事が管轄する区域内に限り、営業及び建設工事の施工ができる。
1 正しい
2 正しい
3 正しい
4 都道府県知事許可でも全国で建設工事をすることができます
No. 23 騒音規制法に基づく特定建設作業に伴う騒音の規制基準上、騒音を測定する位置と騒音の大きさの組合せとして適切なものは、次のうちどれか。
騒音を測定する位置・・騒音の大きさ
1 特定建設作業の場所の中心部・・85 dBを超えないこと。
2 特定建設作業の場所の敷地の境界線・・85 dBを超えないこと。
3 特定建設作業の場所の敷地の境界線・・75 dBを超えないこと。
4 特定建設作業の場所の中心部・・75 dBを超えないこと。
1
2 騒音を測定する位置は境界線であり85 デシベルを超えてはいけない
3
4
No. 24 車両制限令による車両の幅、重量、高さ及び長さの最高限度として適切なものは、次のうちどれか。ただし、道路管理者が道路の保全及び交通の危険の防止上支障がないと認めて指定した道路を通行する車両に係る最高限度を除く。
1 幅:2.7 m
2 高さ:4.1 m
3 輪荷重:10 t
4 長さ:12 m
1 車両の幅は2.5 が 最高限度である
2 高さは3.8 M が最高限度である
3 輪荷重は5tが最高限度である
4 正しい
No. 25 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律ð建設リサイクル法òにおける特定建設資材に該当しないものは、次のうちどれか。
1 コンクリート及び鉄から成る建設資材
2 木材
3 建設発生土
4 アスファルト・コンクリート
特定建設資材はコンクリート及び鉄から成る建設資材、建設発生木材、アスファルト、コンクリート塊をいう。
No. 26 労働基準法上、労働時間等に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 使用者は、労働時間が8時間を超える場合においては、少なくとも45分の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。
2 使用者は、原則として、労働者に、休憩時間を除き週間について40時間を超えて労働させてはならない。
3 使用者は、原則として、週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き日について時間を超えて労働させてはならない。
4 使用者は、原則として、労働者に対して、毎週少なくとも回の休日を与えなければならない。
1 8時間を超える場合、1時間の休憩時間を与えなければいけない 6時間を超える場合45分の休憩時間を与えなければいけない
2 正しい
3 正しい
4 正しい
No. 27 労働基準法上、賃金に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 使用者は、出来高払制その他の請負制で使用する労働者については、労働時間にかかわらず一定額の賃金の保障をしなければならない。
2 臨時に支払われる賃金、賞与等については、一定の期日以外の日に支払うことができる。
3 賃金は、原則として、毎月回以上、一定の期日を定めて支払わなければならない。
4 賃金は、原則として、通貨で、直接労働者に、支払わなければならない。
1 使用者は、出来高払制その他の請負制で使用する労働者については、労働時間に応じて一定額の賃金の保障をしなければならない。
2 正しい
3 正しい
4 正しい
No. 28 労働基準法及び労働契約法に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、権利を濫用したものとして無効となる。
2 常時10人以上の労働者を雇用する使用者は、一定の事項について就業規則を作成し、労働基準監督署長に届け出なければならない。
3 使用者は、延長して労働させた時間が1箇月について60時間を超えた場合は、原則として、60 時間を超えた時間の労働について、通常の労働時間の賃金の2割5分以上の割増賃金を支払わなければならない。
4 使用者は、原則として、雇入れの日から起算して6 箇月間継続勤務し全労働日の8割以上出勤した労働者に対して、10 労働日の有給休暇を与えなければならない。
1 正しい
2 正しい
3 使用者は、延長して労働させた時間が1箇月について40時間を超えた場合は、原則として、40時間を超えた時間の労働について、通常の労働時間の賃金の2割5分以上の割増賃金を支払わなければならない。
4 正しい
No. 29 労働安全衛生法上、作業主任者を選任すべき作業に該当しないものは、次のうちどれか。
1 くい打ち又はくい抜きの作業
2 土止め支保工の切りばりの取付け作業
3 型枠支保工の組立ての作業
4 張出し足場の解体の作業
No. 30 労働安全衛生法上、事業者が労働者に対して行わなければならない安全衛生教育に該当しないものは、次のうちどれか。
1 労働者を雇い入れたときの安全又は衛生のための教育
2 夏季休暇又は年末年始休暇後の作業再開のときの安全又は衛生のための教育
3 労働者の作業内容を変更したときの安全又は衛生のための教育
4 危険又は有害な業務につかせるときの安全又は衛生のための特別の教育
1 該当する
2 夏季休暇又は年末年始休暇後の作業再開のときの安全又は衛生のための教育は労働者に対して行う必要はない
3 該当する
4 該当する
平成29年度2級建設機械施工管理技士(補)共通2種ショベル試験過去問題
〔No. 1〕 ショベル系建設機械に関する以下の記述に該当する機械として次のうち、適切なものはどれか。
機械式は、バケットの重みで土砂にくい込み掘削するもので、くい込んだ土砂をつかみとる力はロープ掛数やバケットタイプにより変わる。
1 ローディングショベル
2 ドラグライン
3 ロングパワーショベル
4 クラムシェル
〔No. 2〕 バックホウの特徴と主な用途に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 超小旋回形バックホウは、フロント最小旋回半径を小さくするために伸縮アームを標準装備している。
2 ロングリーチタイプのバックホウは、標準タイプよりブーム、アームを長くしてバケットを小さくしている。
3 ミニショベルでは、フロントが左右に各 50 〜 90 度程度スイングできるブームと整地用ブレードを標準装備したものが一般的である。
4 後方超小旋回形バックホウは、車両後部が車幅内からはみ出ないので狭い現場での作業に適する。
〔No. 3〕 バックホウのバケットの山積容量の定義に関する以下の記述の(A)〜(C)に当てはまる数値の組合せとして次のうち、適切なものはどれか。
バケットに土砂を入れ、下図に示すようにバケットの上縁から(A):(B)、(A):(C)の勾配で土砂を盛り上げたときの土砂の体積を山積容量という。
(A) (B) (C)
1 1.0 ― 2.0 ― 2.0
2 1.0 ― 1.0 ― 1.0
3 2.0 ― 2.0 ― 1.0
4 2.0 ― 1.0 ― 2.0
〔No. 4〕 油圧ショベルの機能及び構造に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 旋回装置は、下部走行体に対し上部旋回体をスムーズに旋回させるもので、一般にボールベアリングが用いられる。
2 油圧ショベルの旋回ブレーキは、コントロールバルブまたは旋回モータのブレーキバルブにより行われることが多い。
3 旋回ブレーキは、傾斜地などで長時間停止している場合に上部旋回体が動き出すことを防止す
る。
4 機械リンク式の操縦装置は、手動により直接動かすので、機械が大型になると操作力も大きくなる。
〔No. 5〕 油圧ショベルの用途と用途別特殊仕様に関する次の組合せのうち、適切でないものはど
れか。
( 用 途 ) ( 用 途 別 特 殊 仕 様 )
1 解体作業 ― 掘削深さ一定制御
2 夜間工事 ー 低騒音型、低振動型
3 狭所作業 ― オフセットブーム
4 危険区域内での作業 ― 無線操縦型
〔No. 6〕 油圧ショベルに関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 超軟弱地では、足回りがフロート形式の泥上掘削機が使用される。
2 運搬路のない山間部での作業用に、ヘリコプターで運搬可能な分解型のものもある。
3 油圧圧砕機は、油圧ブレーカに比べて作業音が小さいため、都市部でのビル解体工事などに使用される。
4 ドラグラインは、機械の設置地盤より高い所を掘削する機械で、ブームのリーチより遠くを掘削できる。
〔No. 7〕 ショベル系建設機械の傾斜地での走行に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 傾斜地では、谷側に旋回すると転倒する危険があるので避ける。
2 敷板を敷いた傾斜地は、クローラが滑るため走行しない。
3 傾斜地を降りるときは、作業装置をブレーキや支えとしてはならない。
4 傾斜地での登り降りは、バケットを地上 20 〜 30 cm 程度に保持して行う。
〔No. 8〕 標準操作方式のバックホウの運転操作に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 左作業レバーを前方に倒すとアーム引き作業が行える。
2 左作業レバーを左に倒すと左旋回が行える。
3 右作業レバーを右に倒すとバケット掘削作業が行える。
4 右作業レバーを前方に倒すとブーム上げ作業が行える。
〔No. 9〕 ショベル系建設機械の各種条件下における運転操作に関する次の記述のうち、適切でな
いものはどれか。
1 不整地や軟弱地盤における走行運転では、ステアリングを急旋回せず少しずつ、連続的に切る。
2 水中で作業を行う場合は、旋回ベアリングやセンタジョイントなどが水につからないようにする。
3 河川を横切るときは、バケットを使って水深や川床の状況を調べながら渡る。
4 運転中、地形や足場の状況に不安を感じたときは、急いで通過する。
〔No. 10〕 ショベル系建設機械に関する故障内容と主な原因の組合せとして次のうち、適切なものはどれか。
( 故 障 内 容 ) ( 主 な 原 因 )
1 旋回しない ― エンジンファンベルトの張力不足
2 全操作力不足 ー 油圧ポンプの摩耗
3 油温が上がる ― トラックリンクの張りすぎ
4 片側レバーが作動しない ― 旋回モータの破損
〔No. 11〕 ショベル系建設機械に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 油圧テレスコピック式クラムシェルは、掘削深さが 30 m を超える箇所の掘削に適している。
2 ドラグラインは、軟弱地や河川浚渫などの浅く広い範囲の掘削に適している。
3 ワイヤロープ式クラムシェルは、軟らかい土質の掘削に適し、水中掘削も可能である。
4 ショートリーチ型フェースショベルは、地下などの狭い空間の掘削に適している。
〔No. 12〕 ショベル系建設機械による作業に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 作業は、シリンダをストロークエンドまで作動させて行うとよい。
2 湧水のある場所の掘削では、下り勾配に向かって作業を行うと排水性がよい。
3 走行時は、エンジンの回転速度を 80 % 程度に下げると燃料節約になり騒音も低下する。
4 硬い土の掘削は、バケット掘削角を大きくして切削抵抗を減らすと、効率的な掘削ができる。
〔No. 13〕 バックホウによる掘削積込み作業に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 ダンプトラックなどへの積込みは、旋回角度を小さくしサイクルタイムを短縮させる。
2 バックホウの積込み箇所の地盤高さは、ダンプトラックの荷台の高さ程度にするとよい。
3 大塊などの積込みは、細粒分を先に積込み、その上に大塊を積み込むとよい。
4 ダンプトラックなどへの積込みは、荷台前方から旋回して行う。
〔No. 14〕 バックホウによる溝の掘削に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 建造物に近接して溝掘りする場合は、ブームオフセット機構をもつ機種が適する。
2 溝の底の整形は、掘削が完了してから最後にまとめて行う。
3 浅い溝掘りは、掘削の進行に応じて車体を後退させながら順次掘削を行う。
4 溝幅がバケット幅の2倍以上で垂直な溝を掘る場合は、溝の両端側を所定の深さまで掘り、最後に中央部を掘削する。
〔No. 15〕 ショベル系建設機械による作業に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 硬い地盤の掘削は、バケットの爪をツルハシ代わりにし、衝撃力を与えて行う。
2 強い掘削力を必要とするときは、ブームとアームの交差角を 90 度よりやや大きくして行う。
3 バケットの両側端の爪が摩耗して中央部との差が 20〜 30 mm 程度になったら外側と中央部の爪を交換する。
4 バケットの爪が切羽に食い込んだ状態では、旋回しない。
〔No. 16〕 油圧テレスコピック式クラムシェルを用いた作業に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 移動時は、アームを最短にし、バケットを地上 50 cm 程度にして走行する。
2 走行時に、バケットを引き寄せ過ぎると、バケットが揺れてキャブにあたるおそれがある。
3 クローラの前後方向を掘削方向に向け、走行モータを前にして掘削する。
4 バケットの引き上げは、アームを垂直に保った状態で行う。
〔No. 17〕 ワイヤロープ式クラムシェルによる作業に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 ブームをできるだけ立てた方が旋回が容易で、高い所へ排土できる。
2 軟らかい土質の掘削は、硬い土質の掘削よりバケット開閉ロープの掛本数を増やす。
3 深い箇所の掘削で掘削地点が目視できないときは、合図者を必ず配置する。
4 掘削作業におけるバケットの巻上げは、バケット開閉ロープを緩めないで行う。
〔No. 18〕 油圧ブレーカを装着した油圧ショベルによる破砕茜解体作業に関する次の記述のうち、
適切でないものはどれか。
1 作業前に空打ちを行い、油圧ブレーカの作動状態を確認する。
2 水平で安定した足場を選び、クローラの前後方向で作業する。
3 大きく硬い破砕物は、端部から順に破砕する。
4 チゼルで破砕物の移動やつり上げ作業をしてはならない。
〔No. 19〕 バックホウの作業足場に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 クローラ前方の下に盛土して、乗り上げた状態で掘削すると安定性が向上する。
2 軟らかい地盤では、角材を枕木としてクローラの下に敷くと安定性が向上する。
3 斜面上での作業は、掘削及び旋回の安定性確保のために、敷鉄板を設置して行う。
4 足元の掘削作業は、路肩の崩壊を考慮し、クローラの走行方向を掘削面と直角にする。
〔No. 20〕 バックホウにより 120 m3 の地山掘削を以下の条件で行う場合、必要な作業時間として次のうち、適切なものはどれか。
( 条 件 ) 地 山 掘 削 土 量 :120 m3
1サイクル当たりの掘削量 :0.8 m3 (地山)
土量換算係数 :1.0
作 業 効 率 :0.5
1サイクル当たりの所要時間:60 秒
1 2.5 時間
2 3.2 時間
3 4時間
4 5時間
[/su_spoiler]
工事測量
No. 13 水準測量において標尺を取り扱うときに留意すべき事項に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 標尺の前後の傾きは、望遠鏡の十字縦線で確認しづらいので鉛直に立てることに留意する。
2 標尺は両側から支えて持ち、前後にゆっくり動かし最大の値を読み取らせる。
3 標尺を立てる点は、沈下や移動しないところを選び、地盤が悪いところでは標尺台を使用する。
4 標尺を引き出して使用する場合は、継ぎ目の目盛が正確に一致しているか確認する。
施工計画
No. 14 施工計画立案にあたって留意すべき事項として、次のうち適切でないものはどれか。
1 施工計画の作成にあたっては、過去の技術だけにとらわれず、新工法、新技術を取り入れ、工夫・改善する。
2 現場条件調査の精度を高めるためには、複数の人員で調査回数を重ね、個人的要因や偶発的要因による錯誤や調査漏れを防ぐ必要がある。
3 工事内容の理解のため、契約書、設計図書及び仕様書の内容を検討し、工事数量の確認を行う。
4 施工計画の作成にあたっては、社内組織の活用を避け、実作業を担当する下請け企業と現場担当者だけで計画書を作成する。
1 正しい
2 正しい
3 正しい
4 施工計画の作成にあたっては、現場主任者だけでなく、全社的な高度の技術水準で計画書を作成する。
工事の管理
No. 15 品質管理のデータ整理の手法として、次のうち適切でないものはどれか。
1 工程能力図
2 ヒストグラム
3 工程管理曲線
4 管理図
工程管理曲線以外は正しい。
設計図書と工事費
No. 16 国土交通省における土木工事の設計図書に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 設計図書とは、一般に図面、仕様書、工事工程表からなっている。
2 仕様書は、工事発注者と受注者との間の種々の取り決め事項を集録したものである。
3 特記仕様書は、あらゆる工事に共通している事項が取り決められている。
4 共通仕様書は、特記仕様書を補足している。
1 設計図書とは、一般に図面、仕様書類、工事内訳書(設計書)または、材料表からなっている。
2 正しい
3 特記仕様書は、共通仕様書を補足し、特定の工事についての事項が取り決められている。
4 共通仕様書は、各工事の共通事項が取り決められている。
建設機械一般
原動機と電装品
No. 17 建設機械用ディーゼルエンジンの構造とその特徴に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 アフタークーラは、空気を圧縮してシリンダ内に30 〜100 %多い空気を送り、出力を増加させる。
2 燃料装置のガバナは、出力要求に応じて燃料噴射量を自動的に調整し、回転速度を一定に保つ。
3 潤滑装置は、エンジン各部の回転摺動する部分の潤滑や冷却をしたり、異物を取り除く。
4 スタータモータは、主として直流モータとエンジンに回転力を伝達するピニオンギヤから構成されている。
1 アフタークーラは、インタークーラーみたいなもので圧縮空気を冷やして空気密度を上げる装置
2 正しい ガバナとは燃料噴射量を出力に応じて自動的に調整し、回転速度を一定に保つ装置のこと調速機ともいわれる
ガバナには機械に使われているアイドリングから最高回転まで回転を一定に保つ装置であるオール スピードガバナとトラックに使われている低速で円滑な アイドリングを行わせるための低速制御を行うミニマムマキシマムガバナある
3 正しい
4 正しい
。
No. 18建設機械に用いられるディーゼルエンジンとガソリンエンジンの特性項目の比較として、次のうち適切でないものはどれか。
項目・・ディーゼルエンジン・・ガソリンエンジン
1 作動サイクル・・定容サイクル・・複合サイクル
2 熱効率・・高い・・低い
3 回転速度・・低い・・高い
4 トルクライズ・・大きい・・小さい
1 ディーゼルエンジンは複合サイクル ガソリンエンジンは定容サイクルである。
2 正しい ガソリンエンジンに比べ熱効率の良く環境に良いということでヨーロッパでもてはやされた
3 正しい ディーゼルはガソリンエンジンに比べ回転速度 低い
4 正しい ディーゼルエンジンはトルクが強い マツダのディーゼルエンジンでおなじみ
燃料・潤滑剤
No. 19 建設機械に使用される潤滑油に必要な性質に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 流動点が高い。
2 温度による粘度変化が少ない。
3 強じんな油膜を形成する。
4 泡を発生することが少ない。
1 潤滑油は流動点が低くなっていなければいけない。
2 正しい
3 正しい
4 正しい
No. 20 建設機械用燃料に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 軽油の密度は0.92 〜0.96、発火点は200℃以下で、発熱量は1kg当たり35,000 kJ(8,350 kcal)である。
2 ディーゼルエンジン用燃料は、高粘度の石油が使用されるので、低温流動性が重要である。
3 消防法で軽油は第一石油類に区分され、200ℓ以上の貯蔵や取扱いは規制を受ける。
4 燃料中の硫黄分が少ないと、排出ガスが多くなり、地球温暖化を加速するので好ましくない。
1 軽油の密度は0.81~0.87、発火点は300℃以下で、発熱量は1kg当たり46.100kJ(11.000 kcal)である。
2 正しい
3 消防法で軽油は第一石油類に区分され、1.000ℓ以上の貯蔵や取扱いは規制を受ける。
4 燃料中の硫黄分が少ないと、排出ガスが少なくなる。
法規・安全・衛生
建設業法
No. 21 建設業法に定める建設業の許可に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 許可を受けた建設業に係る建設工事に附帯する工事について、建設業の許可を受けていない場合は請け負うことができない。
2 建設業の許可は、3年ごとに更新を受けなければ、その期間の経過によって、その効力を失う。
3 建設業の許可には、国土交通大臣の許可と都道府県知事の許可があり、一般建設業と特定建設業の区分に分けて許可される。
4 500万円未満の土木一式工事のみを請け負うことを営業とする者であっても、建設業の許可は必ず受けなければならない。
1 許可を受けた建設業に係る建設工事に附帯する工事について、建設業の許可を受けていなくても請け負うことができる。
2 建設業の許可は、5年ごとに更新を受けなければ、その期間の経過によって、その効力を失う。
3 正しい。
4 500万円未満の土木一式工事のみを請け負うであれば、建設業の許可は必要としない。
No. 22 建設業法に定める主任技術者の職務内容として、次のうち適切なものはどれか。
1 下請負人との契約締結
2 施工従事者の技術上の指導監督
3 現場代理人の選任
4 経営に関する業務の管理
1 下請負人との契約締結
3 現場代理人の選任
4 経営に関する業務の管理
については主任技術者の職務内容ではない。
道路法及び車両制限令
No. 23 道路法上、道路管理者の許可を必要としないものは、次のうちどれか。
1 太陽光発電設備及び風力発電設備を設置する場合
2 電柱、電線、変圧塔、広告塔を設置する場合
3 工事現場の敷地に余裕がなく、やむを得ず道路上に資材を置く場合
4 工事用車両の出入り口付近の道路を清掃する場合
1 必要とする
2 必要とする
3 必要とする
4 工事用車両の出入り口付近の道路を清掃する場合であれば道路管理者の許可は必要ではない。
振動規制法
No. 24 振動規制法上、指定地域内で特定建設作業を伴う建設工事を施工しようとする者が特定建設作業の実施を届け出る機関は、次のうちどれか。
1 労働基準監督署長
2 所轄警察署長
3 市町村長
4 都道府県知事
7日前までに市町村長届出ける必要がある。
振動規制法、騒音規制法については作業開始前に市町村長に7日前までに届出と覚えておけば OK
資源の有効な利用の促進に関する法律
No. 25 資源の有効な利用の促進に関する法律上、再生資源として利用を図るべき指定副産物として建設業について定められていないものは、次のうちどれか。
1 廃油
2 コンクリートの塊
3 土砂
4 アスファルト茜コンクリートの塊
1 定められていない
2 指定副産物
3 指定副産物
4 指定副産物
指定副産物として建設業について定められているものは
コンクリートの塊、土砂、アスファルト・コンクリートの塊
労働基準法
No. 26労働基準法における、労働者の解雇の制限及び予告に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 使用者は、労働者を解雇する場合においては、少なくとも30日前に予告しなければ解雇してはならない。
2 労働者に打切補償を支払った場合でも、やむを得ない事由のために事業の継続が不可能となった場合以外でなければ解雇してはならない。
3 日雇い入れられる者や期間を定めて使用される者など、雇用契約条件の違いにかかわりなく、予告をしないで解雇してはならない。
4 産前産後の女性を休業の期間及びその後30日間は、やむを得ない事由のために事業の継続が不可能となった場合でも解雇してはならない。
1 正しい
2 労働者に打切補償を支払った場合でも、やむを得ない事由のために事業の継続が不可能となった場合は、労働基準監督署の認定を受けて解雇できる。
3 日雇い入れられる者や期間を定めて使用される者など、雇用契約条件の違いにかかわりなく、予告をしないで解雇できる。
4 産前産後の女性を休業の期間及びその後30日間は、解雇してはならない。
No. 27 労働基準法上、賃金に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 使用者は、労働者が女性であることを理由として、賃金について男性と差別的取扱いをしてはならない。
2 使用者は、未成年者の賃金を親権者又は後見人に支払わなければならない。
3 賃金は、臨時の賃金等を含めて毎月一回以上、一定の期日を定めて支払わなければならない。
4 使用者は、労働者が災害を受けた場合に限り、支払い期日前であっても労働者が請求した既往の労働に対する賃金を支払わなければならない。
1 正しい
2 使用者は、未成年者の賃金を直接本人に支払わなければならない。
3 賃金は、臨時の賃金等を含めて通過で、直接労働者に全額を毎月一回以上、一定の期日を定めて支払わなければならない。
4 使用者は、労働者が災害を受けた場合に限り、その費用で必要な療養を行い、又は必要な療養の費用を負担する。
No. 28 労働基準法上、次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。
2 使用者は、暴行、脅迫、監禁その他精神又は身体の自由を不当に拘束する手段によって、労働者の意思に反して労働を強制してはならない。
3 労働者及び使用者は、労働協約、就業規則及び労働契約を遵守し、誠実に各々その義務を履行しなければならない。
4 使用者は、慣習に基いて許される場合の外、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない。
使用者は、法律に基いて許される場合の外、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない。
No. 29 労働安全衛生法で定める、作業主任者の選任を必要とする作業に該当しない作業は、次のうちどれか。
1 圧気工法で行われる高圧室内の作業
2 型枠支保工の組立ての作業
3 既製コンクリート杭の杭打ちの作業
4 土止め支保工の切りばり、腹起こしの取付けの作業
既製コンクリート杭の杭打ちの作業についての作業は作業主任者の選任を必要としない。
No. 30 労働安全衛生法に定める、労働基準監督署長に工事開始14 日前までに届け出る必要のある仕事に該当しない仕事は、次のうちどれか。
1 最大支間50 m以上の橋梁の建設等の仕事
2 ずい道等内に労働者が立ち入らないずい道等の建設等の仕事
3 坑内掘りによる土石の採取のための掘削の作業を行う仕事
4 圧気工法による作業を行う仕事
平成27年度2級建設機械施工管理技士(補)2種ショベル試験過去問題
〔No. 1〕 油圧ショベルの機械総質量に関する以下の記述において(A)及び(B)に当てはまる語句の組合せとして、次のうち適切なものはどれか。
機械総質量は運転質量に最大積載質量を加えたもので、最大積載質量は(A)に土砂の密度として(B)を乗じた値をいう。
(A) (B)
1 バケット平積み容量(m3) ― 1,200(kg/m3)
2 バケット平積み容量(m3) ― 1,800(kg/m3)
3 バケット山積み容量(m3) ― 1,200(kg/m3)
4 バケット山積み容量(m3) ― 1,800(kg/m3)
〔No. 2〕 ショベル系機械の分類に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 トラック式の油圧ショベルとは下部走行体として、クローラの代わりにゴムタイヤを架装して走行するものである。
2 作業装置としてリフマグを架装した油圧ショベルは、主としてビル等の解体用機械として用いられる。
3 作業装置として解体用つかみ機を架装した油圧ショベルは、主として木造工作物の解体用機械として用いられる。
4 超小旋回形油圧ショベルは、クローラ全幅の 150 % 以内で全旋回できる後端旋回半径とフロント旋回半径をもつよう設計された油圧ショベルである。
答え3
〔No. 3〕 油圧ショベルの構造に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 ほとんどの油圧ショベルは、原動機に直接噴射式のガソリンエンジンを採用している。
2 エンジンで駆動されている油圧ポンプの油はコントロールバルブからセンタジョイントを介して下部走行体の油圧モータに送られる。
3 旋回装置は、インナレースの外側に歯が切ってあり、上部旋回体に設けられている油圧モータのピニオンがこれと噛み合う。
4 トラック式油圧ショベルのエンジンは、作業用と走行用と共用している。
答え2
〔No. 4〕 油圧ショベルの構造に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 走行ブレーキは、ホイール式ではコントロールバルブ又はブレーキバルブが用いられるのが一般的である。
2 走行駐車ブレーキは、傾斜地などで長時間停止している場合に走行油圧モータの内部リークなどにより車体が動き出すことを防止する。
3 機械リンク式の操縦装置は、手動により直接コントロールバルブやブレーキを動かすので、機械が大きくなると操作力が小さくなる利点がある。
4 可変容量形油圧ポンプの吐出油量制御は、エンジン回転速度が高くなると、油圧ポンプの吐出流量を減らし、エンジン出力を有効に利用する。
答え2
〔No. 5〕 油圧ショベルの構造茜性能に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 エジェクタ付バケットは、硬い地盤を掘削する場合に効果がある。
2 オフセットブーム付バックホウは、一般的に大型機械に採用されている。
3 油圧ショベル兼用屈曲ジブ式移動式クレーンは、作業半径によってつり上げ荷重が変わる。
4 舗装路盤の解体作業は、油圧ショベルのアームの先端にフォークグラップルを取り付けて行われる。
答え3
〔No. 6〕 機械式ショベルの構造茜性能に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 クラムシェルのタグラインは、旋回や巻上げ、巻下げに際し支持ロープ及び開閉ロープが互いに捩れないようにする装置である。
2 原動機としては、電動モータを採用しているが、大型の機械では、直接噴射式ディーゼルエンジンを搭載している。
3 旋回ブレーキは、油圧ショベルと同様に旋回モータに直結した機械式ネガティブブレーキで行う。
4 ドラグラインアタッチメントでの土砂の放出は、巻き上げロープを緩めることによって行われる。
答え1
〔No. 7〕 油圧ショベルの運転茜取扱いに関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 地形などの状況に対して不安を感じたときは、高速走行ですみやかに通過する。
2 エンジン始動後直ちに作業に入り、エンジンに負荷をかけることによってオイルや作動油温度を適正な温度まで上げる。
3 ゴムクローラは、岩盤、岩石地や河川敷などの荒場での作業に適している。
4 油圧ショベル兼用屈曲ジブ式移動式クレーンでクレーン作業を行うときは、過負荷制限装置のスイッチを必ず入れる。
答え4
〔No. 8〕 油圧ショベルの運転茜取扱いに関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 標準操作方式による左作業レバーは、アーム押し、アーム引き、左旋回、右旋回の作業を行う。
2 ピボットターンを行うときは、2本の走行レバーのうち、一方を前進、他方を後進に倒して行う。
3 スピンターンを行うときは、2本の走行レバーのうちターンする外側のクローラを駆動するレバーを操作して行う。
4 クローラベルトの張りは、一般に岩盤地ではやや緩みぎみにし、軟弱地及び砂利道ではやや張りぎみにする。
答え1
〔No. 9〕 油圧ショベルの各種状況下における運転方法に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 傾斜地では、山側に旋回すると転倒する危険があるので避ける。
2 傾斜面を斜めに横切ったり、傾斜面で方向転換するときは、敷板を敷いて行う。
3 機械がめり込む軟弱な路面を走行するときは、敷板などを敷いて走行する。
4 不整地や軟弱地盤では、クローラベルトのはずれや地盤の泥ねい化を防ぐためにステアリングを急旋回させながら行う。
答え3
〔No. 10〕 油圧ショベルの故障内容と主な原因に関する次の組合せのうち、適切なものはどれか。
(故 障 内 容 ) ( 原 因 )
1 全操作力不足 ― ロックレバーが解除されていない
2 1操作だけ作動しない ― 油圧ポンプの摩耗による機能低下
3 油温が上がる ― センタジョイントの故障
4 作動にタイムラグがある ― 油圧シリンダに空気が混入している
答え4
〔No. 11〕 ショベル系掘削機の機種選定に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 フェースショベルは、掘削機が設置される地盤より上方を掘削する場合に適している。
2 ビル工事の根切や地下の狭い空間で、かつ土質が軟弱な場合には、のり面バケットが適している。
3 クラムシェルは、バックホウでは届かない深度の掘削や開口の狭い掘削に適している。
4 ドラグラインは、沼等の軟弱地における長いリーチの掘削に適している。
答え2
〔No. 12〕 ローディングショベルの作業に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 ローディングショベルは、掘削作業よりも積込み作業に適している。
2 上方掘削では、一度に深く掘削して切羽面を厚く削り取るようにするとよい。
3 ローディングショベルは、バックホウに比べ下方掘削に適している。
4 直進掘削では、ショベルとダンプトラックともに掘削面に接近していて危険性が高い。
答え1
〔No. 13〕 ショベル系建設機械による作業に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか
1 地下水が出やすい場所などの掘削では、掘削面に3〜5%の勾配をつけ上り勾配に向かって作業を行うと排水性がよい。
2 掘削から積込みまでの旋回角度が大きくなるように、運搬機械の位置を決めると作業効率がよい。
3 重い土砂、硬い土砂を掘削する場合のバケット容量は、小容量のものを用いるとよい。
4 ダンプトラックへの積込みは、荷台の後方から旋回して行うとよい。
答え2
〔No. 14〕 ショベル系建設機械による作業に関する次の記述のうち、適切なものはどれか
1 建設機械の組合せによる作業全体の能力は、能力が大きい建設機械に左右される。
2 サイクルタイムが短いほど、作業能力は小さくなる。
3 掘削積込み作業の効率は、ルーズな状態より地山の方がよい。
4 硬い土を掘削する際は、バケットの掘削角を小さくして切削抵抗を減らす。
答え4
〔No. 15〕バックホウの掘削積込み作業に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか
1 ダンプトラックの配置は、掘削積込み機の左右に両着けするなどしてタイムロスを防ぐ
2 ベンチカット工法におけるバックホウの設置高さは、ダンプトラックの荷台程度の高さにするとよい。
3 強い掘削力を必要とするときは、ブームとアームの交差角を45 度よりやや大きめにして、ゆっくりと掘削するとよい。
4 足元の掘削時に、クローラの横向き掘削は危険である。
答え3
〔No. 16〕 バックホウの作業方法に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 バケットのつめが切羽に食い込んでいる状態で、旋回してはならない。
2 のり面の整正は、アームとブームの複合操作でゆっくりと行う。
3 高い地盤から下部の掘削を行う場合は、上から順に掘削する。
4 斜面を登る際は、走行モータを前方にして前進する。
答え4
〔No. 17〕 クラムシェルに関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 機械式クラムシェルは、一般にブームを立てた方が重い荷のつり上げに有利である。
2 深い場所の掘削などで、掘る場所が見えない場合には合図者をつける。
3 水中掘削の場合の機種選定は、油圧テレスコピック式クラムシェルを基本とする。
4 掘削深さが 20 m を超える場合の機種選定は、機械式クラムシェルと小型バックホウの組合せを基本とする。
答え3
〔No. 18〕 油圧ショベル兼用屈曲ジブ式移動式クレーンの作業に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 クレーン作業を傾斜地で行う場合は、敷鉄板を敷設して滑り止めを行い作業をする。
2 クレーン作業を行うには、つり上げ荷重に応じたクレーンの運転資格者でなければならない。
3 車両系建設機械の用途で使用するときは、機体質量に応じた技能講習又は特別教育の修了者でなければならない。
4 クレーン作業の終了後は、フックの破損防止のためにフックを所定の位置に格納する。
答え1
〔No. 19〕 油圧圧砕機を装着して行う破砕作業に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 バケットによる掘削作業に比べ作動油の劣化が著しいため、作動油やフィルタエレメント等は早めの交換が必要である。
2 バケットシリンダが損傷しやすいため、基礎の解体工事などでは特に注意が必要である
3 ビルなどの解体工事では機械の自重以上の荷重が床にかかるため、床の強度を確認することが必要である。
4 大きく硬い破砕物は、中央部から大きく破砕していくとよい。
答え4
〔No. 20〕 バックホウによる掘削積込み作業を下記の条件で行う場合、1時間当たりの作業量として、次のうち適切なものはどれか。
(条件) 1サイクル当たりの掘削量:1.0 m3
土量換算係数 :1.0
作業効率 :0.8
サ イ ク ル タ イ ム :45 秒
1 36 m3/h
2 56 m3/h
3 64 m3/h
4 100 m3/h
答え3<
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