令和2年度 2 級建築施工管理技術士検定試験 (後期) 学科過去試験問題 令和2年 11 月 8 日(日)
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(-人-)ミナサンガゴウカクシマスヨウニ
令和2年度 2 級建築施工管理技術士検定試験 (後期) 学科過去試験問題 令和2年 11 月 8 日(日)
※ 問題番号〔No.1〕〜〔No.14〕までの14 問題のうちから、9問題を選択し、解答してください。
〔No.1〕 換気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 第1種機械換気方式は、地下街や劇 場 など外気から遮断された大きな空間の換気に適している。
2 . 第2種機械換気方式は、室内で発生した汚染物質が他室に漏れてはならない室の換気に適
3 . 事務室における必要換気量は、在室者の人数でその値が変動し、室の容積に関係しない。
4 . 室内外の空気の温度差による自然換気では、温度差が大きくなるほど換気量は多くなる。
〔No.2〕 照明に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 光束は、視感度に基づいて測定された単位時間当たりの光のエネルギー量である。
2 . 照度は、単位面積当たりに入射する光束の量である。
3 . 輝度は、光源の光の強さを表す量である。
4 . グレアは、高輝度な部分や極端な輝度対比などによって感じるまぶしさである。
〔No.3〕 吸音及び遮音に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 遮音とは、壁などに 入 射する音を吸 収 又は透過させて反射させないようにすることをいう。
2 . 遮音による騒音防止の効果を上げるには、壁や窓などの透過損失の 値 を高めるようにする。
3 . 有孔板と剛壁の間に空気層があるとき、主に中音域の音を吸音する。
4 . グラスウールなどの多孔質材料は、主に高音域の音を吸音する。
〔No.4〕 鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 片持ちスラブの厚さは、原則として、持出し長1/10 以上とする。
2. 柱の最小径は、原則として、その構造耐力 上主要な支点間の距離1/20 以上
3 . 腰壁やたれ壁が付いた柱は、地震時にせん断破壊を起こしやすい。
4 . 大梁は、せん断破壊よりも曲げ降伏が先行するように設計する。
〔No.5〕 鉄骨構造の一般的な特徴に関する記述として、鉄筋コンクリート構造と比べた場合、最も不適当なものはどれか。
1 . 骨組の部材は、工場で加工し、現場で組み立てるため、工期を短縮しやすい。
2 . 骨組の部材は、強度が高いため、小さな断面の部材で大きな荷重に耐えることができる。
3 . 構造体は、剛性が大きく、振動障害が生じにくい。
4 . 同じ容積の建築物では、構造体の軽量化が図れる。
〔No.6〕 鉄骨構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . ガセットプレートは、節点に集まる部材相互の接合のために設ける部材である。
2 . 添え板(スプライスプレート)は、梁のウェブの座屈防止のために設ける補強材である。
3 . ダイアフラムは、柱と梁の接合部に設ける補強材である。
4 . 合成梁に用いる 頭 付きスタッドは、鉄骨梁と鉄筋コンクリート床スラブが一体となるように設ける部材である。
〔No.7〕 杭基礎に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 場所打ちコンクリート杭工法には、アースオーガーを使用するプレボーリング拡大根固め工法がある。
2 . SC 杭(外殻鋼管付きコンクリート杭)は、一般に継杭の上杭として、PHC 杭(遠心 力高強度プレストレストコンクリート杭)と組み合わせて用いられる。
3 . 鋼杭は、地 中 での腐 食 への対処法として、塗装やライニングを 行 う方法、肉厚を厚くする方法等が用いられる。
4 . 既製杭工法には、鋼管の先端を加工した鋼管杭本体を回転させて地盤に埋設させる回転貫入工法がある。
〔No.8〕 建築物の構造設計における荷重及び外力に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 固定荷 重 は、建築物各部自体の体積にその部分の材 料 の単位体積質 量 及び 重 力 加速度を乗じて計算する。
2 . 積雪荷重は、雪下ろしを行う慣習のある地方では、低減することができる。
3 . 地震力は、建築物の固定荷重又は積載荷重を減ずると小さくなる。
4 . 風圧力は、地震力と同時に作用するものとして計算する。
〔No.9〕 図に示す単 純 梁に 集 中 荷 重 P 1 及びP 2 が作用したとき、支点A の鉛 直 方向の反力の値の大きさとして、正しいものはどれか。
1 . 4 kN
2 . 5 kN
3 . 6 kN
4 . 8 kN
〔No.10〕 図に示す単純梁に等変分布荷重が作用したときの曲げモーメント図として、正しいものはどれか。ただし、曲げモーメントは、材の引張側に描くものとする。
1 .
2 .
3 .
4 .
〔No.11〕 鋼の一般的な性質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 鋼は炭素含有量が多くなると、ねばり強さや伸びが大きくなる。
2 . 鋼は弾性限度内であれば、引張荷重を取り除くと元の状態に戻る。
3 . 鋼は炭素含有量が多くなると、溶接性が低下する。
4 . 鋼は熱処理によって、強度などの機械的性質を変化させることができる。
〔No.12〕 木材の一般的な性質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 木材の乾燥収 縮の割合は、年輪の接線方向が最も大きく、繊維方向が最も小さい。
2 . 木材の強度は、繊維飽和点以下では、含水率の減少とともに低下する。
3 . 木材の強度は、繊維方向と平行に加力した場合が最も高い。
4 . 針葉樹は、広葉樹に比べ、一般的に軽量で加工がしやすい。
〔No.13〕 JIS(日本産 業 規格)に規定する建具の性能試験における性能項目に関する記 述 として、不適当なものはどれか。
1 . 開閉力とは、開閉操作に必要な力の程度をいう。
2 . 水密性とは、風雨による建具室内側への水の浸入を防ぐ程度をいう。
3 . 遮熱性とは、熱の移動を抑える程度をいう。
4 . 結露防止性とは、建具表面の結露の発生を防ぐ程度をいう。
〔No.14〕 防水材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . アスファルトルーフィングは、有機天然繊維を主原料とした原紙にアスファルトを浸透、被覆し、表面側のみに鉱物質粒子を付着させたものである。
2 . 網 状 アスファルトルーフィングは、天然又は有機合成繊維で作られた粗布にアスファルトを浸透、付着させたものである。
3 . ストレッチルーフィングは、有機合成繊維を主原料とした不織布原反にアスファルトを浸透、被覆し、表裏両面に鉱物質粒子を付着させたものである。
4 . アスファルトフェルトは、有機天然繊維を主原 料 とした原紙にアスファルトを浸透させたものである。
※ 問題番号〔No.15〕〜〔No.17〕までの3問題は、全問題を解答してください。
〔No.15〕 鋼製巻 尺 を用いる距離測定において、距離の補正を 行 う場合、最 も必要のないものはどれか。
1 . 温度による補正
2 . 湿度による補正
3 . 尺定数による補正
4 . 傾斜による補正
〔No.16〕 防災設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 傾斜路に設ける通路誘導灯は、避難上必要な床面照度の確保と避難の方向の確認を主な目的とする避難設備である。
2 . 劇場の客席に設ける客席誘導灯は、客席から一番近い避難口の方向の明示を主な目的とする避難設備である。
3 . 自動火災報知設備は、火災発生時に 煙 又は熱を感知し、自動的にベルやサイレンを鳴らす警報設備である。
4 . 非常用の照明装置は、火災等で停電した場合に自動的に点灯し、避難上必要な床面照度を確保する照明設備である。
〔No.17〕 空気調和設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 定風量単一ダクト方式は、一定の風量で送風するシステムであり、負荷変動の異なる複数の空間に適するものである。
2 . 二 重 ダクト方式は、冷風、温風の2系統のダクトを設置するシステムであり、混合ボックスで温度を調節して室内に吹き出すものである。
3 . パッケージユニット方式は、機内に冷凍機、ファン、冷 却 コイル、加熱コイル等を内蔵した一体型の空調機を使用するものである。
4 . ファンコイルユニット方式は、熱源機器でつくられた冷水や温水を各室のファンコイルユニットに供 給し、冷風や温風を吹き出すものである。
※ 問題番号〔No.18〕〜〔No.32〕までの15 問題のうちから、12 問題を選択し、解答してください。
〔No.18〕 墨出しに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 平面上の位置を示すために床面に付ける墨を、地墨という。
2 . 垂直を示すために壁面に付ける墨を、たて墨という。
3 . 基準墨から一定の距離をおいて平行に付ける墨を、逃げ墨という。
4 . 逃げ墨をもとにして型枠などの位置に付ける墨を、親墨という。
〔No.19〕 地業工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 砂利地業で用いる砕石は、硬質なものとする。
2 . 砂利地業で用いる砂利は、砂が混じったものよりも粒径の揃ったものとする。
3 . 捨てコンクリートは、墨出しをしやすくするため、表面を平坦にする。
4 . 捨てコンクリートは、床付け地盤が堅固で 良 質な場合、地盤 上 に 直 接打ち込むことができる。
〔No.20〕 鉄筋の継手及び定着に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 耐圧スラブが付く基礎梁主筋の継手の位置は、上端筋、下端筋ともスパンの 中 央部とする。
2 . 一般階の大梁の下端筋を柱内に折り曲げて定着する場合は、原則として曲げ上げる。
3 . 鉄筋の重ね継手の長さは、コンクリートの設計基準 強度の相違により異なる場合がある。
4 . フック付き定 着 とする場合の定 着 の長さは、定 着 起点からフックの折曲げ開始点までの距離とする。
〔No.21〕 型枠支保工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . パイプサポートに設ける水平つなぎは、番線を用いて緊結する。
2 . 上下階の支柱は、できるだけ平面上の同一位置になるように設置する。
3 . 梁下の支柱は、コンクリートの圧縮 強度が設計基準 強度以上で、かつ、所要の安全性が確認されれば取り外すことができる。
4 . スラブ下の支柱は、コンクリートの圧縮 強度によらない場合、存置期間中の平均気温から存置日数を決定する。
〔No.22〕 コンクリートの調合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 耐久性を確保するためには、水セメント比は小さいほうがよい。
2 . スランプの大きいコンクリートでは、細骨材率が小さすぎると分離しやすくなる。
3 . スランプは、工場 出荷時における値を指定する。
4 . AE 減水剤を用いると、所定のスランプを得るのに必要な単位水 量 を減らすことができる。
〔No.23〕 鉄骨の加工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . ひずみの矯正を常温加圧で行う場合は、ローラー又はプレスを使用する。
2 . 溶融、鉛めっき高力ボルトの孔径は、同じ呼び径の高力ボルトの孔径よりも大きくする。
3 . 柱 の 十 字形鉄骨に設ける梁主筋の貫通孔は、耐 力 低下の大きいフランジを避けて、ウェブに設ける。
4 . 開先の加工は、自動ガス切断、機械加工等により行う。
〔No.24〕 在来軸組構法における木工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 土台の継手は腰掛けあり継ぎとし、継手付近の下木をアンカーボルトで締め付けた。
2 . 隅通し 柱 の仕口は土台へ 扇 ほぞ差しとし、ホールダウン金物を用いてボルトで締め付けた。
3 . 建入れ直し完了後、接合金物や火打材を固定し、本筋かいを取り付けた。
4 . 垂木の継手は母屋の上でそぎ継ぎとし、釘で取り付けた。
〔No.25〕 シーリング工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . マスキングテープは、シーリング材のへら仕上げ終 了後、直ちに取り除いた。
2 . コンクリートの目地等のノンワーキングジョイントは、シーリング材の充填深さの最小値を 10 mm とした。
3 . 裏面に粘 着 剤が付いているバックアップ材は、目地幅より1〜2 mm 小さい幅のものを使用した。
4 . 異種シーリング材を打ち継ぐため、先打ちシーリング材が硬化しないうちに、後打ちシーリング材を施工した。
〔No.26〕 セメントモルタルによる床タイル圧 着 張りに関する記 述 として、最 も不適当なものはどれか。
1 . タイルの張付けモルタルは、塗り付ける厚さを5〜7mm とし、1度に塗り付けた。
2 . タイルの張付けモルタルは、1回に塗り付ける面積をタイル工1人当たり 2 m2 以下とした。
3 . タイルの張付け面積が小さかったため、下地となる敷きモルタルは貧調合とした。
4 . タイルの張付けは、目地部分に張付けモルタルが盛り上がるまで、木づちでたたき押さえた。
〔No.27〕 硬質塩化ビニル雨どいの工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . たてどいの継手は、専用の部品により接着剤を用いて取り付けた。
2 . たてどいの受け金物は、900 mm 間隔で通りよく取り付けた。
3 . 軒どいの両端は、集水器に接着剤を用いて堅固に取り付けた。
4 . 軒どいの受け金物は、所定の流れ勾配をとり、600 mm 間隔で取り付けた。
〔No.28〕 セルフレベリング材塗りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . セルフレベリング材塗りは、下地となるコンクリートの打込み後、1か月経過したのちに行った。
2 . セルフレベリング材の流し込みは、吸水調整材塗布後、直ちに行った。
3 . セルフレベリング材の流し込み作業 中は、できる限り通風を避けるよう窓や開口部をふさいだ。
4 . セルフレべリング材の流し込み後の乾燥養 生 期間は、外気温が低い冬季であったため、14 日間とした。
〔No.29〕 外部に面するサッシのガラス工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 熱線反射ガラスは、反射膜コーティング面を室内側とした。
2 . 建具下辺のガラス溝内に置くセッティングブロックは、ガラス1枚につき2箇所設置した。
3 . グレイジングチャンネルの継目の位置は、ガラスの下辺中央部とした。
4 . 厚さ8 mm の単板ガラスの留付けは、不定形シーリング材構法とした。
〔No.30〕 塗装工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 上塗りに用いる塗料が少 量だったため、同一製造所の同種塗料を用いて現場調 色とした。
2 . 合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて、天 井 面等の見上げ部分では研磨紙ずりを省 略した。
3 . 木部のクリヤラッカー塗りの下塗りに、ウッドシーラーを用いた。
4 . 高粘度、高濃度の塗 料 による厚膜塗装は、エアレススプレーではなくエアスプレーにより吹き付けた。
〔No.31〕 ビニル床シート張りにおける熱溶接工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 床シートの幅木部への巻上げは、シートをニトリルゴム系接着剤により張り付けた。
2. 継目の溝はV字形とし、シート厚さの2/3程度まで溝切りした。
3 . 溶接部のシートの溝部分と溶接棒は、250 〜 300 ℃ の熱風で加熱溶融した。
4 . 溶接完了後、溶接部が完全に冷却したのち、余盛りを削り取り平滑にした。
〔No.32〕 内装改 修 工事における既存床仕上げ材の除去に関する記 述 として、最 も不適当なものはどれか。
ただし、除去する資材は、アスベストを含まないものとする。
1 . コンクリート下地の合成樹脂塗床材は、ブラスト機械を用いてコンクリート 表 面とともに削り取った。
2 . モルタル下地面に残ったビニル床タイルの接 着 剤は、ディスクサンダーを用いて除去した。
3 . モルタル下地の磁器質床タイルの張替え部は、はつりのみを用いて手作 業 で存置部分と縁切りをした。
4 . 根太張り工法の単層フローリングボードは、丸のこを用いて適切な寸法に切断し、根太下地を損傷しないように除去した。
※ 問題番号〔No.33〕〜〔No.42〕までの 10 問題は、全問題を解答してください。
〔No.33〕 事前調査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 解体工事の事前調査として、近接する建物や工作物の現況の調査をすることとした。
2 . 鉄骨工事の建方の事前調査として、日影による近隣への影響の調査をすることとした。
3 . 敷地内の排水工事の事前調査として、排水管の勾配が公設桝まで確保できるか調査をすることとした。
4 . 根切り工事の事前調査として、前面道路や周辺地盤の高低の調査をすることとした。
〔No.34〕 仮設計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 施工者用事務所と監理者用事務所は、機能が異なるため、それぞれ分けて設ける。
2 . 仮囲いの出入り口は、管理をしやすくするため、人や車両の入退場の位置を限定する。
3 . ハンガー式門扉は、扉を吊る梁が車両の積荷高さを制約する場合があるため、有効高さを検討する必要がある。
4 . 仮囲いは、工事現場の 周 辺の 状況 が危害防止 上 支 障 がない場合であっても、設ける必要がある。
〔No.35〕 工事現場における材料の保管に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 高力ボルトは、箱の積上げ高さを5段までとして保管する。
2 . 型枠用合板は、直射日光が当たらないよう、シートを掛けて保管する。
3 . 袋詰めセメントは、風通しのよい倉庫に保管する。
4 . 防水用の袋入りアスファルトは、積重ねを 10 段までとして保管する。
〔No.36〕 総合工程表の立案に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 工程計画上のマイルストーン(管理日)は、工程上の重要な区切りを避けて計画する。
2 . 工区分割を行い、後続作業を並行して始めることにより、工期短縮が可能か検討する。
3 . 型枠工事の工程計画では、型枠存置期間を考慮して、せき板や支保工の転用を検討する。
4 . 工事を 行 う地域における労務、資材、機材等の 調 達 状況 を 調 査して、手配を計画する。
〔No.37〕 バーチャート工程表に関する記述として、最も適当なものはどれか。
1 . 工事全体を掌握することが容易で、作成しやすい。
2 . 工事を構成する各作業を縦軸に記載し、工事の達成度を横軸にして表す。
3 . 工程上のキーポイント、重点管理しなければならない作業が判断しやすい。
4 . 多種類の関連工事間の工程調整に有利である。
〔No.38〕 品質管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 検査とは、性質又は 状 態を調べた結果と判定基 準 を比較して、良 否の判断を下すことである。
2 . 施工品質管理表(QC 工程 表)には、検査の時期、方法、頻度を明示する。
3 . 工程間検査は、作業工程の途中で、ある工程から次の工程に移ってもよいかどうかを判定するために行う。
4 . 品質管理とは、品質計画に従って試験又は検査を行うことをいう。
〔No.39〕 工事現場における試験に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 吹付けロックウールによる耐火被覆材の厚さの確認は、確認ピンを用いて行った。
2 . 外壁タイル張り後のタイル接着 力試験は、油圧式簡易引張試験器を用いて行った。
3 . 鉄筋のガス圧接部のふくらみの直径の測定は、ダイヤルゲージを用いて行った。
4 . コンクリートのスランプフロー試験は、スランプコーンを用いて行った。
〔No.40〕 鉄筋のガス圧接継手部の試験方法として、最も不適当なものはどれか。
1 . 圧縮試験
2 . 引張試験
3 . 外観試験
4 . 超音波探傷試験
こ う じ げ ん ば
〔No.41〕 工事現場の安全管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 . 安全施工サイクル活動とは、施工の安全を図るため、毎日、毎週、毎月に行うことをパターン化し、継続的に取り組む活動である。
2 . 新規入 場者教育とは、作業所の方針、安全施工サイクルの具体的な内容、作業手順などを教育する活動である。
3 . TBM(ツール ボックス ミーティング)とは、職 長 を中 心に、作 業 開始前の短時間で、当日の安全作業について話し合う活動である。
4 . ZE(ゼロ エミッション)とは、作 業 に 伴 う危険性又は有害性に対し、作 業 グループが正しい行動を互いに確認し合う活動である。
〔No.42〕 型わく支保工の組立て等に関し、事 業 者の講ずべき措置として、「労働安全衛生法」上、定められていないものはどれか。
1 . 型わく支保工の材料、器具又は工具を上げ、又はおろすときは、つり綱、つり袋等を労働者に使用させること。
2 . 型わく支保工の組立て等作業主任者を選任すること。
3 . 型わく支保工の組立て等の作業を行う区域内には、関係労働者以外の労働者の立入りを禁止すること。
4 . 型わく支保工の組立て等の作業の方法を決定し、作業を直接指揮すること。
※ 問題番号〔No.43〕〜〔No.50〕までの8問題のうちから、6問題を選択し、解答してください。
〔No.43〕 用語の定義に関する記述として、「建築基 準法」 上、誤っているものはどれか。
1 . 建築物を移転することは、建築である。
2 . 公衆浴場の浴室は、居室ではない。
3 . コンクリートや石は、耐水材料である。
4 . 基礎は、構造耐力 上主要な部分であるが、主要構造部ではない。
〔No.44〕 居室の採光及び換気に関する記 述 として、「建築基 準 法」 上、誤 っているものはどれか。
1 . 温湿度調整を必要とする作業を行う作業室については、採光を確保するための窓その他の開口部を設けなくてもよい。
2 . ふすま、障 子その他随時開放することができるもので仕切られた2室は、居室の採光の規定の適用に当たっては、1室とみなすことはできない。
3. 換気設備を設けるべき調理室等に設ける給気口は、原則として、天井の高さの 1/2 以下の高さに設けなければならない。
4 . 居室には、政令で定める技 術 的基 準 に従 って換気設備を設けた場合、換気のための窓その他の開口部を設けなくてもよい。
〔No.45〕 建設業の許可に関する記述として、「建設 業法」 上、誤っているものはどれか。
1 . 工事1件の請負代金の額が 1,500 万円に満たない建築一式工事のみを請け負う場合、建設業の許可を必要としない。
2 . 建設業の許可は、建設工事の種類ごとに、29 業種に分けて与えられる。
3 . 国又は地方公 共 団体が発 注 者である建設工事を請け負う者は、特定建設 業 の許可を受けていなければならない。
4 . 下請負人として建設業を営もうとする者が建設業の許可を受ける場合、一般建設業の許可を受ければよい。
〔No.46〕 建設工事の請負契約書に記載しなければならない事項として、「建設 業 法」 上、定められていないものはどれか。
1 . 注 文者が工事の全部又は一部の完成を確認するための検査の時期及び方法並びに引渡しの時期
2 . 工事の完成又は出来形部分に対する下請代金の支払の時期及び方法並びに引渡しの時期
3 . 工事の施工により第三者が損害を受けた場合における賠償金の負担に関する定め
4 . 天災その他不可抗 力 による工期の変更又は損害の負担及びその額の算定方法に関する定め
〔No.47〕 労働契約の締結に際し、「労働基 準法」 上、使用者が定め、原則として、労働者に書面で交付しなければならない労働条件はどれか。
1 . 職 業訓練に関する事項
2 . 安全及び衛生に関する事項
3 . 災害補償及び業務外の傷 病扶助に関する事項
4 . 就 業の場所及び従事すべき業務に関する事項
〔No.48〕 建設業において、「労働安全衛生法」 上、事業者が安全衛生教育を行わなくてもよい者はどれか。
1 . 新たに選任した作業主任者
2 . 新たに職務につくこととなった職 長
3 . 新たに建設現場の事務職として雇い入れた労働者
4 . 新たに雇い入れた短時間(パートタイム)労働者
〔No.49〕 次の記 述 のうち、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」 上、誤 っているものはどれか。
1 . 建築物の新築に伴って生じた段ボールは、産業廃棄物である。
2 . 建築物の地下掘削に伴って生じた土砂は、産業廃棄物である。
3 . 建築物の除去に伴って生じた木くずは、産業廃棄物である。
4 . 建築物の杭工事に伴って生じた汚泥は、産業廃棄物である。
〔No.50〕 次の記述のうち、「道路法」 上、道路の占用の許可を受ける必要のないものはどれか。
1 . 歩道の一部にはみ出して、工事用の仮囲いを設置する。
2 . 道路の上部にはみ出して、防護棚(養生朝顔)を設置する。
3 . 工事用電力の引込みのために、仮設電柱を道路に設置する。
4 . 屋上への設備機器揚重のために、ラフタークレーンを道路上に設置する。
令和2年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験(後期)正答肢
問題No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
正答肢 2 3 1 2 3 2 1 4 3 3
問題No. 11 12 13 14
14問題のうち9問題を選択し解答
正答肢 1 2 3 1
問題No. 15 16 17
3問題は,全問解答
正答肢 2 2 1
問題No. 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27
正答肢 4 2 1 1 3 2 1 4 1 3
問題No. 28 29 30 31 32
15問題のうち12問題を選択し解答
正答肢 2 3 4 3 3
問題No. 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42
正答肢 2 4 3 1 1 4 3 1 4 4
10問題は,全問解答
問題No. 43 44 45 46 47 48 49 50 8問題のうち
6問題を選択し解答
正答肢 2 2 3 2 4 1 2 4
配点:50問出題し,そのうち40問解答を要する試験であり,各問題1点,40点満点です。