令和元年度 2 級建築施工管理技士 (前期) 学科過去試験問題 令和元年 6 月 9 日(日)
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(-人-)ミナサンガゴウカクシマスヨウニ
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令和元年度 2 級建築施工管理技士 (前期) 学科過去試験問題 令和元年 6 月 9 日(日)
※ 問題番号〔No1〕〜〔No14〕までの 14 問題のうちから9問題を選択し解答してください。
〔No1〕 通風及び換気に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 室内を風が通り抜けることを通風といいもっぱら夏季の防暑対策として利用される。
2. 成人1人当たりの必要換気量は一般に 30 m3/h 程度とされている。
3. 機械換気方式には屋外の風圧力を利用するものと室内外の温度差による空気の密度の違 いを利用するものがある。
4. 換気回数は室内の空気が1時間に何回入れ替わるかを表すものである。
〔No2〕 冬季暖房時における外壁の室内側表面の結露防止対策に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 室内の換気をできるだけ行わない。
2. 室内の水蒸気の発生を抑制する。
3. 室内側表面に近い空気を流動させる。
4. 外壁の断熱性を高める。
〔No3〕 色に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 一般に明度や彩度が高いほど派手に感じられる。
2. 純色とは各色相の中で最も明度の高い色をいう。
3. 無彩色とは色味をもたない明度だけをもつ色をいう。
4. 色の温度感覚には暖色や寒色とそれらに属さない中性色がある。
〔No4〕 木造在来軸組構法に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 筋かいをたすき掛けにするためやむを得ず筋かいを欠き込む場合は必要な補強を行う。
2. 構造耐力上主要な部分である継手又は仕口はボルト締かすがい打込み栓打等により その部分の存在応力を伝えるように緊結する。
3. 筋かいの端部は柱と梁その他の横架材との仕口に近付けずくぎ等の金物で緊結する。
4. 階数が2以上の建築物における隅柱又はこれに準ずる柱は原則として通し柱とする。
〔No5〕 鉄筋コンクリート構造に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 構造耐力上主要な部分である柱の主筋の断面積の和はコンクリートの断面積の 0.4 %以上とする。
2. 構造耐力上主要な部分である柱の帯筋比は0.2 % 以上とする。
3. 梁の幅止め筋は腹筋間に架け渡したものであばら筋の振れ止め及びはらみ止めの働き
をする。
4. 構造耐力上主要な部分である梁は全スパンにわたり複筋梁とする。
〔No6〕 鉄骨構造の接合に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 完全溶込み溶接とは溶接部の強度が母材と同等以上になるように全断面を完全に溶け込 ませる溶接である。
2. 隅肉溶接とは母材の隅部分を溶接する方法で重ね継手には用いない。
3. 一定規模以下の建築物の構造耐力上主要な部分の接合を普通ボルト接合とする場合には ボルトが緩まないようにナットを溶接したり二重にするなどの戻り止めの措置を講じる。
4. 支圧接合とはボルト軸部のせん断力と部材の支圧によって応力を伝える接合方法である。
〔No7〕 基礎杭に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 鋼管杭は既製コンクリート杭に比べて破損しにくく運搬や仮置きに際して取扱いが 容易である。
2. SC 杭は外殻鋼管付きのコンクリート杭でじん性に富み大きな水平力が作用する杭に適している。
3. ST 杭は先端部を軸径より太径にした遠心力高強度プレストレストコンクリート杭で大きな支持力を得ることができる。
4. 場所打ちコンクリート杭では地盤の種類によらず周面摩擦力を杭の支持力に見込むこ とができない。
〔No8〕 構造材料の力学的性質に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 一定の大きさの持続荷重によって時間とともにひずみが増大する現象をクリープという。
2. 物体に外力を加えて変形した後に外力を除いても変形が残る性質を弾性という。
3. 弾性係数の一つで垂直応力度 σ と材軸方向のひずみ度 ε との比( σ/ε )をヤング係数という。
4. 細長い材の材軸方向に圧縮力が生じているときその力がある限界を超えるとその材が 安定を失って曲がる現象を座屈という。
〔No9〕 図に示す張り出し梁の点C に集中荷重P が作用したとき点D に生じる応力の値の大 きさとして正しいものはどれか。
1. せん断力 Q= 1 kN
2. せん断力 Q= 2 kN
3. モーメントM= 2 kN・m
4. モーメントM= 3 kN・m
〔No10〕 図に示すラーメンに集中荷重P が作用したときの曲げモーメント図として正しいものはどれか。
ただし曲げモーメントは材の引張り側に描くものとする。
1. 2.
3. 4.
〔No11〕 コンクリートに関する一般的な記述として最も不適当なものはどれか。
1. コンクリートの引張強度は圧縮強度に比べて著しく低い。
2. 単位水量が多くなるとコンクリートの乾燥収縮が大きくなる。
3. コンクリートの耐久性は水セメント比が低くなるほど向上する。
4. セメントの粉末が微細なほどコンクリートの強度発現は遅くなる。
〔No12〕 木質材料に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 集成材とはひき板小角材等をその繊維方向を互いにほぼ平行にして厚さ幅及び長 さの方向に集成接着したものである。
2. 直交集成板とはひき板又は小角材をその繊維方向を互いにほぼ平行にして幅方向に並べ 又は接着したものを主としてその繊維方向を互いにほぼ直角にして積層接着し3層以上の構造を持たせたものである。
3. 単板積層材とは木材の小片を接着し板状に成形した一般材に切削した単板を積層接着 したものである。
4. 合板とは切削した単板3枚以上を主としてその繊維方向を互いにほぼ直角にして接着したものである。
〔No13〕 日本工業規格(JIS)に規定するセラミックタイルに関する記述として最も不適当な ものはどれか。
き じ
1. 素地はタイルの主体をなす部分をいい施ゆうタイルの場合表面に施したうわぐすり
も含まれる。
2. 表張りユニットタイルとは多数個並べたタイルの表面に表張り紙を張り付けて連結し たものをいう。
3. 裏連結ユニットタイルとは多数個並べたタイルの裏面や側面をネットや台紙等の裏連 結材で連結したものをいう。
4. タイルには平物と役物がありそれぞれ形状は定形タイルと不定形タイルに区分される。
〔No14〕 防水材料に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. アスファルトプライマーは下地と防水層の接着性を向上させるために用いる。
2. 砂付あなあきアスファルトルーフィングは下地と防水層を絶縁するために用いる。
3. 網状アスファルトルーフィングは立上り防水層の張りじまいや貫通配管回り等の増張り に用いる。
4. 絶縁用テープは防水層の末端部に使用し防水層のずれ落ち口あきはく離等の防止
に用いる。
※ 問題番号〔No15〕〜〔No17〕までの3問題は全問題を解答してください。
〔No15〕 構内舗装工事に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. アスファルト舗装の表層から路盤までの厚さは路床土の設計 CBR の値が大きいほど薄くできる。
2. クラッシャランとは岩石を割り砕いたままでふるい分けをしていない砕石のことで ある。
3. コンクリート舗装に用いるコンクリートのスランプの値は一般の建築物に用いるものよ り大きい。
4. 路床は地盤が軟弱な場合を除いて現地盤の土をそのまま十分に締め固める。
〔No16〕 日本工業規格(JIS)に規定する構内電気設備の名称とその配線用図記号の組合せとし て不適当なものはどれか。
1. 情報用アウトレット(LAN ケーブル端子)
2. 蛍光灯
3. 換気扇
4. 分電盤
〔No17〕 建築設備とそれに関連する用語の組合せとして最も関係の少ないものはどれか。
1. 給水設備 ヒートポンプ
2. 排水設備 トラップ
3. 電気設備 バスダクト
4. 空気調和設備 2重ダクト
※ 問題番号〔No唖18〕〜〔No唖32〕までの15 問題のうちから12 問題を選択し解答してください。
〔No18〕 地盤の標準貫入試験に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 貫入量 100 mm ごとの打撃回数を記録し1回の貫入量が 100 mm を超えた打撃はその貫入量を記録した。
2. 本打ちの貫入量 200 mm に対する打撃回数が 30 回であったのでその深さのN 値を 30 とした。
3. 本打ちの打撃回数は特に必要がなかったので50 回を限度として打撃を打ち切った。
4. 本打ちはハンマーの落下高さを 760 mm とし自由落下させた。
〔No19〕 鉄筋のかぶり厚さに関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 大梁の最小かぶり厚さは梁主筋の外側表面から確保する。
2. D 29 以上の梁主筋のかぶり厚さは主筋の呼び名に用いた数値の 1.5 倍以上とする。
3. 直接土に接する梁と布基礎の立上り部のかぶり厚さはともに 40 mm 以上とする。
4. 杭基礎におけるベース筋の最小かぶり厚さは杭頭から確保する。
〔No20〕 型枠の締付け金物等に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 独立柱の型枠の組立てにはセパレータやフォームタイが不要なコラムクランプを用いた。
2. 打放し仕上げとなる外壁コンクリートの型枠に使用するセパレータはコーンを取り付け ないものを用いた。
3. 外周梁の側型枠の上部はコンクリートの側圧による変形防止のためスラブ引き金物を 用いて固定した。
4. 型枠脱型後にコンクリート表面に残るセパレータのねじ部分はハンマーでたたいて折り 取った。
〔No21〕 コンクリートの調合に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. コンクリートに含まれる塩化物は原則として塩化物イオン量で 0.30 kg/m3 以下とする。
2. 単位セメント量は水和熱及び乾燥収縮によるひび割れを防止する観点からはできるだ け少なくする。
3. 単位水量は最大値を 185 kg/m 3 とし所定の品質が確保できる範囲内でできるだけ少なくする。
4. 細骨材率は乾燥収縮によるひび割れを少なくするためには高くする。
〔No22〕 高力ボルト摩擦接合に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. ナット側の座金は座金の内側面取り部がナットに接する側に取り付ける。
2. ナット回転法による本締めにおいてナットの回転量が不足しているボルトは所定の回 転量まで追締めする。
3. ナットとボルトが共回りを生じた場合は新しいボルトセットに取り替える。
4. ボルトの締付けはボルト群ごとに継手の周辺部より中央に向かう順序で行う。
〔No23〕 在来軸組構法の木工事における継手の図の名称として不適当なものはどれか。
1目違い継ぎ
2そぎ継ぎ
3腰掛け蟻継ぎ
4台持ち継ぎ
〔No24〕 鉄筋コンクリート造建築物の解体工事に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 地上作業による解体は地上から解体重機で行い上階から下階へ床梁壁柱の順に 解体していく。
2. 階上作業による解体は屋上に揚重した解体重機で最上階から解体し解体で発生したコ ンクリート塊を利用してスロープをつくり解体重機を下階に移動させながら行う。
3. 外周部の転倒解体工法では外周部を転倒させる床に事前にコンクリート塊や鉄筋ダン ゴなどをクッション材として積んでおく。
4. 外周部の転倒解体工法では最初に柱脚部の柱主筋をすべて切断し次に壁下部の水平方 向壁及び梁端部の垂直方向の縁切りを行った後に転倒させる。
〔No25〕 塩化ビニル樹脂系ルーフィングシート防水接着工法に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. ルーフィングシート相互の接合部は重ね面を溶剤溶着とし端部は液状シール材を用い て処理した。
2. プライマーはALC パネル下地であったため塗布しなかった。
3. 防水層の立上り末端部は押え金物で固定し不定形シール材を用いて処理した。
4. ルーフィングシートの張付けはエポキシ樹脂系接着剤を用い下地面のみに塗布した。
〔No26〕 鉄筋コンクリート造の外壁乾式工法による張り石工事に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 入隅で石材がのみ込みとなる部分は目地位置より 20 mm を表面仕上げと同様に仕上げた。
2. ファスナー部分は固定のため張り石と躯体のすき間に取付け用モルタルを充填した。
3. 石材間の一般目地は目地幅を 10 mm としてシーリング材を充填した。
4. 幅木は衝撃対策のため張り石と躯体のすき間に裏込めモルタルを充填した。
〔No27〕 ステンレス板の表面仕上げの説明として最も不適当なものはどれか。
1. No2B は冷間圧延して熱処理酸洗した後適度な光沢を与えるために軽い冷間圧延をした仕上げである。
2. ヘアラインは冷間圧延して光輝熱処理を行いさらに光沢を上げるために軽い冷間圧延 をした仕上げである。
3. エッチングは化学処理により研磨板に図柄や模様を施した仕上げである。
4. 鏡面は研磨線がなくなるまでバフ仕上げをした最も反射率の高い仕上げである。
〔No28〕 仕上塗材仕上げに関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 各工程ごとに用いる下塗材主材及び上塗材は同一製造所のものとした。
2. 仕上塗材の付着性の確保や目違いの調整のため下地コンクリート面にセメント系下地調 整塗材を使用した。
3. シーリング面への仕上塗材仕上げは塗重ね適合性を確認しシーリング材の硬化後に 行った。
4. 複層仕上塗材の仕上げ形状を凹凸状とするため主材基層主材模様及び上塗りをロー ラー塗り工法とした。
〔No29〕 建具金物に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. モノロックは内外の握り玉の同一線上で施解錠ができる錠で押しボタンやシリンダー が設けられている。
2. グラビティヒンジは扉側と枠側のヒンジ部の勾配を利用し常時開又は常時閉鎖の設定 ができる。
3. ピボットヒンジは床に埋め込まれる扉の自閉金物で自閉速度を調整できる。
4. ドアクローザは開き戸の自閉機能と閉鎖速度制御機能を有している。
〔No30〕 塗装工事の素地ごしらえに関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 透明塗料塗りをする木部面に著しい色むらがあったため着色剤を用いて色むら直しを 行った。
2. けい酸カルシウム板面の吸込み止めは穴埋めやパテかいの後に塗布した。
3. ALC パネル面の吸込み止めは下地調整前に全面に塗布した。
4. 鉄鋼面の錆及び黒皮はサンドブラストで除去した。
〔No31〕 床のフローリング張りに関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 体育館の壁とフローリングボードの取合いはすき間が生じないように突き付けた。
2. 根太張り工法で釘打ちと併用する接着剤はエポキシ樹脂系接着剤とした。
3. 根太張り用のフローリングボードは根太上に接着剤を塗布し雄ざねの付け根から隠し 釘留めとした。
4. 張込み完了後の表面に生じた目違いは養生期間を経過した後サンディングした。
〔No32〕 外壁の押出成形セメント板張りに関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. パネルの取付け金物(Z クリップ)は下地鋼材にかかり代を 30 mm 以上確保して取り付けた。
2. パネルの取付け金物(Z クリップ)は取付けボルトがルーズホールの中心に位置するように取り付けた。
3. 幅 600 mm のパネルに設ける欠込み幅は300 mm 以下とした。
4. 工事現場でのパネルへの取付けボルトの孔あけは振動ドリルを用いて行った。
※ 問題番号〔No33〕〜〔No42〕までの 10 問題は全問題を解答してください。
〔No33〕 事前調査や準備作業に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 敷地境界標石があったが関係者立会いの上敷地境界の確認のための測量を行うことと した。
2. 地業工事で振動が発生するおそれがあるため近隣の商店や工場の業種の調査を行うこと とした。
3. 相互チェックできるように木杭ベンチマークを複数設けたため周囲の養生柵を省略する こととした。
4. 既存の地下埋設物を記載した図面があったが位置や規模の確認のための掘削調査を行う こととした。
〔No34〕 仮設計画に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. ガスボンベ置場は小屋の壁の1面は開放とし他の3面の壁は上部に開口部を設けることとした。
2. 工事現場の敷地周囲の仮囲いに設置する通用口には内開き扉を設けることとした。
3. 所定の高さを有しかつ危害を十分防止し得る既存の塀を仮囲いとして使用すること とした。
4. 工事ゲートの有効高さは鉄筋コンクリート造の工事のため最大積載時の生コン車の高 さとすることとした。
〔No35〕 建築工事に係る提出書類とその提出先に関する記述として不適当なものはどれか。
1. 掘削深さが 10 m 以上である地山の掘削を行うため建設工事計画届を労働基準監督署長に提出した。
2. 仮設のゴンドラを設置するためゴンドラ設置届を労働基準監督署長に提出した。
3. 延べ面積が 10 m2 を超える建築物を除却するため建築物除却届を労働基準監督署長に提出した。
4. 常時 10 人の労働者が従事する事業で附属寄宿舎を設置するため寄宿舎設置届を労働基準監督署長に提出した。
〔No36〕 建築工事の工程計画及び工程管理に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 工事に必要な実働日数に作業休止日を考慮した日数を暦日という。
2. 工程計画は所定の工期内で所定の品質を確保し経済的に施工できるよう作成する。
3. 作業員や資機材等の投入量が一定量を超えないように工程を調整することを山崩しと いう。
4. 横軸に工期を取り出来高累計を縦軸とした進捗度グラフは一般に直線となる。
〔No37〕 バーチャート工程表に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 各作業の全体工期への影響度が把握しにくい。
2. 各作業の開始時期終了時期及び所要期間を把握しやすい。
3. 工程表に示す作業を増やしたり作業を細分化すると工程の内容が把握しやすくなる。
4. 主要な工事の節目をマイルストーンとして工程表に付加すると工程の進捗状況が把握し やすくなる。
〔No38〕 品質管理の用語に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 見える化は問題課題対象等をいろいろな手段を使って明確にし関係者全員が認 識できる状態にすることである。
2. QCDS は計画実施点検処置のサイクルを確実かつ継続的に回してプロセスのレベルアップをはかる考え方である。
3. 特性要因図は結果の特性とそれに影響を及ぼしている要因との関係を魚の骨のような 図に体系的にまとめたものである。
4. 5 S は職場の管理の前提となる整理整頓清掃清潔しつけ(躾)について日本語ローマ字表記で頭文字をとったものである。
〔No39〕 品質管理のための試験に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 鉄骨工事において高力ボルト接合の摩擦面の処理状況の確認はすべり係数試験によっ て行った。
2. 地業工事において支持地盤の地耐力の確認は平板載荷試験によって行った。
3. 鉄筋工事において鉄筋のガス圧接部の確認は超音波探傷試験によって行った。
4. 既製コンクリート杭地業工事において埋込み杭の根固め液の確認は針入度試験によっ て行った。
〔No40〕 レディーミクストコンクリートの受入時の試験に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 圧縮強度の試験はコンクリート打込み日ごと打込み工区ごとかつ150 m 3 以下の単位ごとに行った。
2. スランプ試験は1 cm 単位で測定した。
3. 粗骨材の最大寸法が 20 mm の高流動コンクリートはスランプフロー試験を行った。
4. 普通コンクリートの空気量の許容差は哀 1.5 % とした。
〔No41〕 作業主任者を選任すべき作業として「労働安全衛生法」上定められていないものは どれか。
1. 支柱高さが3m の型枠支保工の解体の作業
2. 鉄筋の組立ての作業
3. 高さが5m のコンクリート造の工作物の解体の作業
4. 解体工事における石綿の除去作業
〔No42〕 建築工事の足場に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1. 単管足場の脚部は敷角の上に単管パイプを直接乗せて根がらみを設けた。
2. 単管足場の建地の間隔はけた行方向 1.8m 以下はり間方向 1.5m 以下とした。
3. 単管足場の建地の継手は千鳥となるように配置した。
4. 単管足場の地上第一の布は高さを 1.85 m とした。
※ 問題番号〔No唖43〕〜〔No唖50〕までの8問題のうちから6問題を選択し解答してください。
〔No43〕 建築確認手続き等に関する記述として「建築基準法」上誤っているものはどれか。
1. 建築確認申請が必要な工事は確認済証の交付を受けた後でなければすることができ ない。
2. 建築確認申請が必要な工事の施工者は設計図書を工事現場に備えておかなければなら ない。
3. 建築主は建築確認を受けた工事を完了したときは建築主事又は指定確認検査機関の完 了検査を申請しなければならない。
4. 建築主は工事現場の見やすい場所に国土交通省令で定める様式によって建築確認が あった旨の表示をしなければならない。
〔No44〕 次の記述のうち「建築基準法」上誤っているものはどれか。
1. 戸建住宅の階段の蹴上げは23 cm 以下とする。
2. 最下階の居室の床が木造である場合における床の上面の高さは原則として直下の地面か ら 45 cm 以上とする。
3. 集会場の客用の屋内階段の幅は120 cm 以上とする。
4. 階段に代わる傾斜路の勾配は 1/8を超えないものとする。
〔No45〕 建設業の許可に関する記述として「建設業法」上誤っているものはどれか。
1. 特定建設業の許可は国土交通大臣又は都道府県知事によって与えられる。
2. 建築工事業で一般建設業の許可を受けている者が建築工事業で特定建設業の許可を受け た場合一般建設業の許可は効力を失う。
3. 建設業の許可を受けようとする者は営業所ごとに所定の要件を満たした専任の技術者を 置かなければならない。
4. 一般建設業と特定建設業の許可の違いは発注者から直接請け負うことができる工事の請 負代金の額の違いによる。
〔No46〕 工事現場における技術者に関する記述として「建設業法」上誤っているものはどれか。
1. 請負代金の額が 6,000 万円の共同住宅の建築一式工事を請け負った建設業者が工事現場に置く主任技術者は専任の者でなければならない。
2. 発注者から直接建築一式工事を請け負った建設業者は下請代金の総額が 6,000 万円未満の下請契約を締結して工事を施工する場合工事現場に主任技術者を置かなければなら ない。
3. 主任技術者を設置する工事で専任が必要とされるものでも密接な関係のある2以上の建設工事を同一の建設業者が同一の場所において施工するものについてはこれらの工事を 同じ主任技術者が管理することができる。
4. 建築一式工事に関し 10 年以上実務の経験を有する者は建築一式工事における主任技術者になることができる。
〔No47〕 次の記述のうち「労働基準法」上誤っているものはどれか。
1. 親権者又は後見人は未成年者に代って労働契約を締結することができる。
2. 使用者は満 18 歳に満たない者についてその年齢を証明する戸籍証明書を事業場に備え付けなければならない。
3. 未成年者は独立して賃金を請求することができる。
4. 使用者は原則として満 18 歳に満たない者を午後 10 時から午前5時までの間において使用してはならない。
〔No48〕 主要構造部が鉄骨造である建築物の建設工事の現場において店社安全衛生管理者を選任しなければならない常時就労する労働者の最小人員として「労働安全衛生法」上正 しいものはどれか。
ただし統括安全衛生責任者が選任される場合を除くものとする。
1. 10 人
2. 20 人
3. 30 人
4. 50 人
〔No49〕 建設工事に係る次の資材のうち「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法)」上特定建設資材に該当しないものはどれか。
1. 木造住宅の新築工事に伴って生じた木材の端材
2. 木造住宅の新築工事に伴って生じたせっこうボードの端材
3. 駐車場の解体撤去工事に伴って生じたコンクリート平板
4. 駐車場の解体撤去工事に伴って生じたアスファルト茜コンクリート塊
〔No50〕 次の建設作業のうち「騒音規制法」上特定建設作業に該当しないものはどれか。ただし作業は開始した日に終わらないものとする。
1. 環境大臣が指定するものを除く原動機の定格出力が 80 kW のバックホウを使用する作業
2. 環境大臣が指定するものを除く原動機の定格出力が 70 kW のトラクターショベルを使用する作業
3. くい打機をアースオーガーと併用するくい打ち作業
4. 圧入式を除くくい打くい抜機を使用する作業