スマホで解く過去問解説!令和3年度(第2回)2級建設機械施工技士学科試験過去問題2022.1月16日
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(-人-)ミナサンガゴウカクシマスヨウニ
スマホで解く過去問解説!令和3年度(第2回)2級建設機械施工技士学科試験過去問題
1 土木工学
※ No. 1〜No. 12までの 12 問題のうちから9問題を選択し解答してください。
〔No. 1〕 下図に示す、土の含水比と乾燥密度の関係を表す曲 線A の名 称として次のうち、適切なものはどれか。
1最適含水比曲線
2最大乾燥密度曲線
3締固め曲線
4間隙曲線
〔No. 2〕 土の性質および締固めに関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 土粒子の粒径が適度に混じっている方が、粒径のそろっている土より高い密度に締め固めることができる。
2 間隙比の大きな土は、大きな荷重をかけると、体積がより大きく減少する。
3 砂のような土の強度は、摩擦力によって支配され、粘着 力の要素は少ない。
4 最適含水比は、地山における含水比のことをいう。
〔No. 3〕 コンクリートの打込みおよび締固めに関する次の記 述のうち、適切でないものはどれか。
1 棒状バイブレータでの締固め時間は、30〜 40秒 程度である。
2 打上がり速度は、一般の場合には 30 分当たり 1.0 〜 1.5 m 程度を標 準とする。
3 型枠の高さが大きい場合の打込みで、縦シュートやバケットなどで打ち込む時は、吐出口と打込み面までの高さは、1.5 m 以下を標 準とする。
4 打込み中、表 面に集まったブリーディング水は、スポンジやひしゃくなどで取り除いてから打ち込まなければならない。
〔No. 4〕 コンクリート構造物の劣化機構と劣化要因の組合せとして次のうち、適切でないものはどれか。
(劣化機構) (劣化要因)
1 中性化・・・二酸化炭素
2 アルカリシリカ反応・・・反応性のある骨材
3 化学的侵食・・・酸性物質
4 塩害・・・水酸化物イオン
〔No. 5〕 盛土に適した盛土材料の性質として次のうち、適切でないものはどれか。
1 雨水の浸食に強いこと
2 吸水による膨潤性が大きいこと
3 締固め後の乾燥密度が大きいこと
4 トラフィカビリティが確保しやすいこと
〔No. 6〕 土量の配分に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 土量の変化率L は、締固めた土量の体積を地山土量の体積で除して求める。
2 土量の変化率のL は土の運搬計画の立案、C は土の配分計画の立案に用いる。
3 土量の変化率C は、締固めた土量の体積をほぐした土量の体積で除して求める。
4 土量の配分は、運搬土量に運搬距離を乗じたものが大きくなるように計画する。
〔No. 7〕 土の掘削に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 ベンチカット工法では、地山が硬いときは発破を使用して破砕し、ショベル系建設機械などで積込み、ダンプトラックなどで運搬を行う。
2 ダウンヒルカット工法では、下り勾配を利用してブルドーザ、スクレーパなどにより掘削運搬を行う。
3 転石や玉石の混じった土の掘削は、転石などを取り除いてから掘削する。
4 掘削した土を盛土に利用する場合には、含水比が高い部分の土から掘削し利用する。
〔No. 8〕 各種のアスファルト舗装に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 半たわみ性舗装は、一般に交差点部などの耐流動性、耐油性および明色性などの性能が求められる箇所に適する。
2 保水性舗装は、最大粒径 25 mm 以上の骨材を用いて、空隙に保水機能をもたせてある。
3 グースアスファルト舗装は、グースアスファルト混合物を用いた不透水性、たわみ性等の性能を有する舗装である。
4 ポーラスアスファルト舗装は、混合物が高い空隙率を有することから、タイヤと路面の間で発生する音を低減させる機能がある。
〔No. 9〕 プライムコートおよびタックコートに関する次の記 述のうち、適切でないものはどれか。
1 アスファルト舗装でのプライムコートは、路盤とアスファルト混合物のなじみをよくする。
2 寒冷期などにおけるタックコートの施工では、養生期間を短縮するために所定量のアスファルト乳剤を2回に分けて散布することがある。
3 プライムコートは、アスファルト舗装の表面水を吸 収し走行性能を高める。
4 プライムコートは、施工機械への付 着およびはがれを防止するために、必要最 小 限の砂を散布するとよい。
〔No. 10〕 打込み杭工法に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 回転杭工法は、先端部に羽根を有する鋼管杭に回転力を付与して貫入させる工法である。
2 バイブロハンマ工法は、杭頭部に振動機を取り付け打ち込む工法である。
3 鋼管ソイルセメント杭工法は、掘削撹拌ヘッド先端よりセメントミルクを注 入し、撹拌混合したソイルセメント柱内に、外面にリブを有する鋼管を沈設する工法である。
4 プレボーリング杭工法の先端処理方法には、最 終 打撃方式や根固め用セメントミルクを注入し根固部を築造する方式がある。
〔No. 11〕 軟 弱 地盤対策工法と期待される効果の組合せとして次のうち、適切でないものはどれか。
(工法名) (期待される効果)
1 地下水位低下工法 ・・・圧密沈下の促進、地盤強度の増加
2 バイブロフローテーション工法・・・支持力の増大、液状化の防止
3 押え盛土工法・・・地盤の安定性確保、トラフィカビリティの確保
4 気泡混合軽量土工法・・・ 沈下量の低減、地盤の安定性確保
〔No. 12〕 測量の種類と使用する器具の組合せとして次のうち、適切なものはどれか。
(測 量の種類) (使用器具)
1 平板測量・・・トータルステーション
2 距離測量・・・チルチングレベル
3 水準測量・・・トランシット
4 角測量・セオドライト
2 施工管理法・建設機械一般
※ No. 13〜No. 22までの 10 問題は必須問題ですから 10 問題すべてに解答してください。
〔No. 13〕 土木工事工事費積算要 領(国土交通 省)に定める工事費の構成に関する次の記 述のうち、適切でないものはどれか。
1 直接工事費は、「材料費」と「労務費」と「直接経費」の合計である。
2 工事価格は、「直接工事費」と「一般管理費等」の合計である。
3 間接工事費は、「共通仮設費」と「現場管理費」の合計である。
4 工事原価は、「直接工事費」と「間接工事費」の合計である。
〔No. 14〕 工程管理に使われる工程図表のうち、下記に示す特徴をもつものはどれか。
(特 徴)各作 業の時間的内容および先行・後行または並行作 業 間の時間的関連をわかりやすく表現するために考案され、各作業の手順、所要日数や進捗が明確に把握できる。
1 ネットワーク式
2 バーチャート式
3 ガントチャート式
4 工程管理曲線
〔No. 15〕 ネットワーク式工程 表に関する次の1 〜3 の記 述においてA〜Cに当てはまる語句の組合せとして次のうち、適切なものはどれか。
1 工程のネックとなる作業が(A)であり、その作業の重点管理ができる。
2 工程表の作成に必要なデータ量は、バーチャート式と比較して(B)なる。
3 計画段階で(C)のみを重 点管理するだけでなく、余裕時間の短い経路についても重点的に管理する必要がある。
(A) (B) (C)
1 不明・・少なく・・クリティカルパス
2 明瞭・・少なく・・起終点
3 明瞭・・多く・・クリティカルパス
4 不明 ・・多く・・起終点
〔No. 16〕 品質管理に関する次の1 〜3 の記 述においてA 〜 C に当てはまる語句の組合せとして次のうち、適切なものはどれか。
ヒストグラムは、測定値のバラツキ状 態を知るための統計的手法で、(A)の値が規格値を満たしているかを判断するもので、次の1 〜3 を判断の基 準とする。
1 上限規格値と下限規格値に十分(B)を持って納まっているか。
2 上限規格値と下限規格値のほぼ(C)に平均値があるか。
3 ヒストグラムの形に異常がないか。
(A) (B) (C)
1 品質標 準・・バラツキ・・下限側
2 品質標 準・・ゆとり・・中 央
3 品質特性・・バラツキ・・下限側
4 品質特性・・ゆとり・・中 央
〔No. 17〕 コンクリートの型枠工における安全管理に関する次の記 述のうち、適切でないものはどれか。
1 支保工に鋼管(パイプサポートを除く)を支 柱として用いる場合は、水平つなぎを2方向に設ける。
2 支保工に用いるパイプサポートは規格品を使用し、連結して使用するときは5本までとする。
3 組立および解体作業を行う区域内には、関係作業員以外の者を立入禁止とする。
4 解体作業で型枠を下ろすときは、ロープ等を使用して吊り下ろす。
〔No. 18〕 建設工事現場における騒音茜振動対策に関する次の記 述のうち、適切でないものはどれか。
1 建設機械は、できるだけ水平に据付け、片荷重によるきしみ音を出さないようにする。
2 コンクリート構造物の取りこわし作 業では、必要に応じ防音シート、防音パネルなどの設置を検討する。
3 バックホウによる土砂の積込み作 業でバケットに付 着した土砂は、ふるい落としの操作により積み込む。
4 路面の覆工板の取付けにあたっては、段差や通行車 両によるがたつき、はね上がりなどによる騒音や振動の防止に留意する。
〔No. 19〕 建設機械用ディーゼルエンジンに関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 燃料の取扱いが、ガソリンエンジンに比べて安全である。
2 燃料噴射量の自動制御には、ミニマムマキシマムスピードガバナが多く採用されている。
3 エンジンの冷却装置には、水冷式が多く採用されている。
4 自動車用エンジンに比べてエンジン回転速度が遅い。
〔No. 20〕 寒冷時にディーゼルエンジンの始動を容易にするための方法に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 燃料は、セタン価が 40 以下の軽油を使用する。
2 予熱装置は、着火促進を図るために使用する。
3 ラジエータやエンジン回りにカバーをかけて保温しておく。
4 バッテリは、保温し完全充電を行っておく。
〔No. 21〕 建設機械の燃 料として使われる軽油に関する次の記 述のうち、適切でないものはどれか。
1 密度(15 ℃)は 0.86 g/cm3 以下、引火点は 45 ℃ 以上である。
2 セタン価は高いほど、ノッキングの発生が少ない。
3 硫黄分は、50 PPM 以下に規制されている。
4 使用する地域、時期により流動点、目詰まり点に対する注意が必要である。
〔No. 22〕 建設機械に使用される潤 滑油に必要な性質に関する次の記 述のうち、適切でないものはどれか。
1 流動点が低い
2 泡を発生することが少ない
3 強じんな油膜を形成する
4 温度による粘度変化が大きい
3 安全環境法令
※ No. 23〜No. 27までの5問題のうちから3問題を選択し解答してください。
〔No. 23〕 建設 業 法に規定する主任技 術 者及び監理技 術 者に関する次の記 述のうち、適切でないものはどれか。
1 主任技 術 者は、建設工事の施工計画の作成、工程管理、品質管理その他の技 術 上の管理などの職務を誠実に行わなければならない。
2 公 共 工事における専任の監理技 術 者は、監理技 術 者資格 証の交付を受けている者であって監理技 術 者講 習を受講した日の属する年の翌年から起算して5年を経過しない者でなければならない。
3 建設工事の施工に従 事する者は、主任技 術 者又は監理技 術 者がその職 務として行う指導に従わなければならない
4 発 注 者から直 接建築一式工事を請け負った特定建設 業 者は、その下請負契約の請負代金の合計額が 5,000 万円となる場合、監理技術者を置かなければならない。
〔No. 24〕 建設 業 法 上、建設工事の請負契約に関する次の記 述のうち、適切でないものはどれか。
1 注 文者は、工事現場に監督員を置く場合においては、当該監督員の権限に関する事項及び当該監督員の行為についての請負人の注 文者に対する意見の申出の方法を、書面により請負人に通知しなければならない。
2 注 文者は、自己の取引 上の地位を不当に利用して、その注 文した建設工事を施工するために通 常 必要と認められる原価に満たない金額を請負代金の額とする請負契約を締結してはならない
3 建設業者は、注文者から請求があったときは、請負契約が成立するまでの間に、建設工事の見積書を交付しなければならない
4 元請負人は、原則として、下請負人が請け負った建設工事の完成を確認するための検査を完了した後に下請負人から申し出があったときは、検査完了後 20 日以内に当該建設工事の目的物の引渡しを受けなければならない。
〔No. 25〕 車 両 制限令 上、車 両の幅等の最高限度に関する次の記 述のうち、適切なものはどれか。ただし、道路管理者が道路の構造の保全及び交通の危険の防止 上 支 障がないと認めて指定した道路を通行する車 両 並びにセミトレーラ連結車及びフルトレーラ連結車以外の車 両に係るものとする。
1 車両の長さについては、16.5 m である。
2 車両の幅については、2.7 m である。
3 車両の高さについては、3.8 m である。
4 車両の輪荷重については、10 t である
〔No. 26〕 振動規制法に規定する指定地域内で特定建設作 業を伴う建設工事を施工しようとする者が特定建設作業の実施を届け出る機関の長は、次のうちどれか。
1 警察署長
2 労働基準監督署長
3 市町村長
4 都道府県知事
〔No. 27〕 騒音規制法上、指定地域内での特定建設作業の実施の届出に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 届出には、建設工事の名称並びに発注者の氏名又は名称を記載しなければならない。
2 届出には、下請負人が特定建設作業を実施する場合における下請負人の氏名又は名称及び住所を記載しなければならない。
3 届出は、特定建設作業の開始の日の 10 日前までにしなければならない。
4 届出には、特定建設作業の開始及び終 了の時刻を記載しなければならない。
※ No. 28〜No. 32までの5問題のうちから3問題を選択し解答してください。
〔No. 28〕 労働基準法上、労働時間等に関する次の記述のうち、適切なものはどれか
1 使用者は、原則として、労働者に、休 憩時間を除き1 週 間について 60 時間を超えて労働させてはならない。
2 使用者は、原則として、労働時間が8時間を超える場合においては、少なくとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない
3 使用者は、労働者に対して、4 週間を通じ6日以上の休日を与えなければならない。
4 使用者は、雇 入れの日から起算して3箇月間継続勤務したすべての労働者に対して有 給 休暇を与えなければならない。
〔No. 29〕 労働基準法上、満 18 歳に満たない者を就かせてはならない作 業に該当しないものは、次のうちどれか。
1 坑内での作業
2 土砂が崩壊するおそれのある場所における作業
3 地上又は床上における足場の組立又は解体の補助の作業
4 胸高直径が 35 cm以上の立木の伐採の作業
〔No. 30〕 労働基準法上、労働契約に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 労働者は、使用者から明示された労働 条 件が事実と相違する場合においては、即時に労働契約を解除することができる。
2 使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠 償 額を予定する契約をしてはならない。
3 使用者は、労働者が業 務 上 負 傷し、療 養のため休 業する期間の経過時において、その労働者を解雇することができる。
4 労働者が、退職の場合において、使用期間、業務の種類、賃金などについて証明書を請求した場合においては、退職の事由が解雇の場合も、使用者は証明書を交付しなければならない。
〔No. 31〕 労働安全衛生法 上、事 業 者が労働者を危険又は有害な業 務に就かせるときに、当該業 務に関する安全又は衛生のための特別の教 育を行わなければならない業 務は、次のうちどれか。
1 最大積載量が1t の不整地運搬車の運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業 務
2 機体重 量が3t のバックホウの運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業 務
3 コンクリートポンプ車の作業装置の操作の業務
4 吊上荷重が1t の移動式クレーンの運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業 務
〔No. 32〕 労働安全衛生法に基づく労働安全衛生規則に関する次の記 述のうち、適切でないものはどれか。
1 事 業 者は、高さが2m以 上の箇所で作 業を行うときは、当該作 業を安全に行うため必要な照 度を保持しなければならない。
2 事業者が使用する脚立は、脚と水平面との角度を 75 度以下とし、かつ、折りたたみ式のものにあっては、脚と水平面の角度を確実に保つための金具等を備えていなければならない。
3 事 業 者は、2m以上の場所から物体を投下するときは、適当な投下設備を設け、監視人を置く等労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。
4 事 業 者が、架設通路の墜落のおそれのある箇所に設ける手すりの高さは 85 cm以 上、桟の高さは 35 cm以上 50 cm 以下でなければならない。
4 2種ショベル問題
〔No. 1〕 油圧ショベルの諸元・性能に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか
1 バックホウの最大掘削 力は、バケットシリンダ力とアームシリンダ力によって発揮できる最大の掘削力で表す。
2 接地圧は、運転質量に相当する荷重を接地面積で除した数値で表す。
3 登坂能力は、エンジンの傾斜運転限界角度で決定される。
4 運転質量は、機械質量に乗員の質量を加えたものをいう。
〔No. 2〕 ショベル系建設機械の特 徴や主な用途に関する次の記 述のうち、適切でないものはどれか。
1 ローディングショベルは、バケットを前面に押し出しながら上げて掘削し、主に機械設置地盤より高い所の掘削作業に適する。
2 油圧ブレーカは、コンクリート版などをはさみ、圧 縮、曲げ作用により破砕するアタッチメントである。
3 超 小旋回形バックホウは、狭あいな現場でも作業できるようにオフセットブームを備えているものが多い。
4 ワイヤロープ式クラムシェルは、バケットの重みでバケットを土砂に食い込ませて掘削する。
〔No. 3〕 油圧ショベルの構造・機能に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 原動機には、ターボチャージャ付ガソリンエンジンが多く採用されている。
2 旋回は、センタジョイントを経て送られる駆動力で油圧モータを回転させて行われる。
3 旋回駐車ブレーキは、旋回動作を無理なく停止させるものである。
4 コントロールバルブを用いた操 縦 装置は、作動油の流れの方向を切り換えることで機械の各動作を行わせる。
〔No. 4〕 油圧ショベルの構造に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 油圧パイロット式の操 縦 装置は、レバーの動きをリンク機構を介して直 接コントロールバルブに伝え機械を動作させる。
2 走行は、下部走行体の左右に取り付けられている油圧モータの回転で行われる。
3 旋回ベアリングは、上部旋回体を円滑に旋回させるものである。
4 センタジョイントは、上 部旋回体の旋回により作動油配管がよじれてしまわないようにするための装置である。
〔No. 5〕 油圧ショベルのブレーキ等に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 旋回ロックは、駐 車時に旋回体を固定するために、旋回フレームとトラックフレームをピンでロックするものである。
2 クローラ式の走行ブレーキには、コントロールバルブまたはブレーキバルブが用いられている。
3 旋回ブレーキは、一旦停止した上 部旋回体を傾斜地などにおいても停止した位置に保持するためのものである。
4 クローラ式の走行 駐 車ブレーキは、傾斜地に長 時間停止している場合、走行油圧モータの内部リークなどにより機体が降下するのを防止するものである。
〔No. 6〕 油圧ショベルの油圧駆動の特徴に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 摩擦などによるエネルギーの損失がない。
2 ゼロから無段階に動力制御ができる。
3 アクチュエータには、往復運動と回転運動のどちらでも選択できる。
4 低速で大トルクの起動ができる。
〔No. 7〕 ホイール式バックホウの構造・機能に関する次の記 述のうち、適切でないものはどれか。
1 作業装置の機構および動力伝達機構は、クローラ式とほとんど同じである。
2 走行駆動形式には、2輪駆動が多く採用されている。
3 下部走行装置は、シャシフレームと前後の車輪で構成されている。
4 作業時の機体安定性を増すために、前車軸は上下揺動式のものが多い。
〔No. 8〕 油圧ショベルの各種状況下における運転方法に関する次の記 述のうち、適切でない ものはどれか。
1 傾斜地では、山側に旋回すると転倒する危険があるので谷側に旋回する。
2 軟弱な路面を走行するときは、敷板などを敷いて走行するとよい。
3 走行装置のみで下りるのが困難な急 坂では、作 業 装置をブレーキや支えとして、走行ブレーキと併用して下りると安全な走行ができる。
4 河川を横切って渡るときは、安全のためにバケットを使って水深や川底を調べながら渡るとよ
い。
〔No. 9〕 標 準 操作方式のバックホウの運転操作に関する次の記 述のうち、適切なものはどれか。
1 左作業レバーを後方に倒すとアーム押し作業が行える。
2 左作業レバーを左に倒すと右旋回が行える。
3 右作業レバーを後方に倒すとブーム下げ作業が行える。
4 右作業レバーを左に倒すとバケット掘削作業が行える。
〔No. 10〕 油圧ショベルの故障内容と主な故障原因に関する組合せとして次のうち、適切なものはどれか。
故障内容 主な故障原因
1 すべての操作力が不足 アクチュエータの機能低下
2 1シリンダが作動しない 油圧ポンプの故障
3 左右とも走行しない センタジョイントの破損
4 片側のレバーの一操作のみ作動しない 油圧ポンプの摩耗による機能低下
〔No. 11〕 ショベル系建設機械の特徴に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。
1 ショートリーチ仕様のバックホウは、地下などの狭い空間での掘削に適している。
2 クラムシェルは、硬い地盤や深い箇所の掘削に適している。
3 ローディングショベルは、機械の設置地盤より下方の掘削に適している。
4 ドラグラインは、機械の設置地盤より高い箇所の掘削に適している。
〔No. 12〕 バックホウの作業に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 クローラの走行方向を掘削箇所に向け、走行モータを後ろ側にして掘削すると退避行動を取りやすい。
2 軟らかい土の掘削は、バケット掘削角を小さくして行う。
3 掘削は、シリンダをストロークエンドまで作動させないように行う。
4 のり面や切羽で転石や大塊が出た場合、機械の手前に土堰堤を築いて、岩石の落下災害を防止する。
〔No. 13〕 ショベル系建設機械の作 業 上の留 意事項に関する次の記 述のうち、適切でないものはどれか。
1 単位体積重 量が重い土砂を掘削する場合、小容量のバケットを用いる。
2 硬い地盤の掘削のときは、できるだけ新しい(鋭い)爪に交換する。
3 硬い地盤の掘削は、バケットを地中に入れた状態で機体を後退させながら掘削する。
4 機械の能力選定では、実際の掘削深さより余裕をもたせるようにする。
〔No. 14〕 バックホウの作業に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 転石や大塊の掘り起こしは、大塊の手前を掘削した後にバケットで抱えるように引き出す。
2 硬い地盤ののり切りは、バケットを小刻みに使ってかき落とす。
3 のり面の整正は、アームとブームの複合操作で行う。
4 斜面を登るときは、走行モーターを前側にして前進する。
〔No. 15〕 バックホウの作業に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 切羽からの旋回角度が小さくなるように運搬機械の位置を決める。
2 接地したバケットを左右に旋回させて敷ならしをしてはならない。
3 ダンプトラックの運転台前方から旋回して積込みを行う。
4 硬い地盤にバケットを叩きつけて掘り起こす作業はやってはならない。
〔No. 16〕 バックホウによる溝掘削に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 溝掘削の作業範囲は、垂直にしたアームから手前 60 度が有効範囲である。
2 溝底の整形では、掘削した箇所を跨いで前進すると土砂の崩れや転落の危険性がある。
3 浅い溝の掘削は、掘削の進行に応じて車体を後退させながら順次掘削を進めていく。
4 バケット幅の2倍以 上の溝幅の掘削では、左右の側壁を所定の深さまで掘ってから中 央部を
掘削する。
〔No. 17〕 油圧テレスコピック式クラムシェルによる作 業に関する次の記 述のうち、適切でないものはどれか。
1 バケットを掘削位置に合わせるときは、アームを最縮 状態にして行う。
2 掘削は、アームシリンダを押し出しながらバケットを閉じて行う。
3 同一機体用のバックホウの作業装置より重いため、特に転倒防止に注意する。
4 運転席から掘削箇所が見えないときは、カメラ映像や誘導員の合図に従う。
〔No. 18〕 油圧ブレーカや油圧圧砕機を装 着した油圧ショベルによる破砕・解体作 業に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
1 油圧ブレーカによる破砕では、大きく硬い破砕物は端から中央部に向けて順に行う。
2 油圧ブレーカによる破砕では、チゼルを破砕物に垂 直に押し当て、クローラの前端が少し浮くようにして打撃する。
3 油圧圧砕機による破砕では、クローラの片側をガラに乗り上げた状 態や斜面 上では作 業しない。
4 油圧圧砕機により破砕物の積込み作 業を行う場合は、片荷にならないよう荷台に平均に積み込む。
〔No. 19〕 油圧ショベル兼用屈曲ジブ式移動式クレーンによるクレーンの作業に関する次の記 述のうち、適切でないものはどれか。
1 車両系建設機械の運転技能講習を修 了した者であれば、玉掛け作業ができる。
2 クレーン作 業を行うときは、荷を吊ったときにフックとバケットが干 渉しないように、事前に作業姿勢を確認する。
3 クレーン作業で荷を吊り上げるときは、横引きや斜め引きして吊り上げてはならない。
4 作業 上やむを得ず吊荷走行をする場合は、堅固で水平な地盤上とし、荷を走行面に近づけて低速で行う。
〔No. 20〕 下記の条 件でバックホウによる掘削積込み作 業を行う場合、1時間当たりの作 業 量として次のうち、適切なものはどれか。
(条 件)
1サイクル当たりの掘削量(地山土量) :1.0 m3
土量換算係数 :1.0
作業効率 :0.8
サイクルタイム :45 秒
1 48 m3/h
2 64 m3/h
3 80 m3/h
4 100 m3/h