⑤運転・取扱い(ショベル系建設機械) ⑥施工方法 ⑦作業能力(ショベル系建設機械) 出題ポイント集
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⑤運転・取扱い(ショベル系建設機械) ⑥施工方法 ⑦作業能力(ショベル系建設機械) 過去問題出題ポイント集
バックホウの作業能力
バックホウによる運転1時間当り作業量の算定方式
Q=3600×q×f×E÷cm
3600×1サイクル掘削量×土量換算係数×作業効率÷(サイクルタイム)1サイクル所要時間
簡単に言うと
(サイクルタイム)1サイクル所要時間以外をかけて所要時間で割ると1時間当たりの作業掘削量が出る
地産掘削量を1時間当たりの作業掘削量で割ると作業時間が出る。
運転・取扱い
運転・取扱いの心得
試験にも出る箇所。建設機械施工技術検定テキスト要確認
各作業条件下での取扱いの心得
1)寒冷時の取扱い
①冷却水は、最低気温に適応した( )液の濃度に調整する。
②エンジン始動後は、十分に( )運転を行い、作動油が規定の油温で作業を開始する。
③( )は、電解液の量、比重、充電状態、保温に注意する。
④作業後、土砂がクローラシュー、走行フレームなどに付着していると凍結して動けなくなるので、土砂は取除き、夜間は土砂の上に駐車せず、コンクリートや木材の上に駐車して( )を防止する。
2)氷雪上で作業を行う場合
①滑り止めに防滑ボルト、山形鋼グローサなどを取付ける。
②足周りについた氷雪は、作業終了後必ず除去して( )を防ぐ。
3)水中で作業を行う場合
①旋回系部品に( )に浸からないよう注意する。
4)海浜または海水中で作業を行う場合
①海水で腐食するため、海水の侵入防止と作業後は洗浄を十分に行う。
5)軟弱地や岩盤地などで作業を行う場合
( )を岩盤地ではやや張りぎみに、軟弱地または砂利道ではややゆるく張る。
運転操作方法
運転操作時の留意事項
①エンジンオイルや作動油温度が適正な温度になるまで( )運転をする。
②危険を感じたときは、必ず( )をして状況を調べ、安全を確認して作業する。
操作レバーの操作
ピボットターンを行うときは周囲、地盤の( )性を確認する。
各作業条件下における運転操作方法
1)軟弱な地盤での走行
①軟弱な路面を走行するときは、( )板などを敷いて走行するとよい。
②不整地軟弱地は抵抗が大きいので、( )速度で進入、急旋回を避け、ゆっくりと連続的に切り、クローラベルトのはずれや地盤の泥ねい化を防ぐ。
③湿地を脱出する場合は、走行と作業装置を( )すると脱出し易い。
2)傾斜地での走行
①傾斜地での登り下りは、バケットを地上20~30cm程度に保持して( )に走行する。
②油圧ショベルでの急坂の登り下りで、走行装置のみでの登りが困難なときは作業装置を( )し、下りでは作業装置をブレーキや支えに併用して降りると( )な走行ができる。
③傾斜面を斜めに横切ったり方向転換すると、横滑りや( )の危険があるので避ける。また、傾斜地で谷側に( )すると転倒する危険があるので避ける。
4)高圧電線下の通過
①高圧電線下を通るときのブーム、アーム、バケットのうちの最も高い部分と電線との安全離隔距離は、下表のとおりであり、電圧別に定められた間隔をとって通過する。
電 圧 | 安全離隔距離 |
6,600v以下 | ( )m以上 |
22,000v以下 | 3m以上 |
66,000v以下 | 4m以上 |
154,000v以下 | 5m以上 |
275,000v以下 | 7m以上 |
500,000v以下 | ( )m以上 |
輸送
ショベル系掘削機に関する関係法令等
運転技能講習
機体質量が3トン以上の車両系建設機械の運転は
建設機械施工技術検定合格者
労基署指定の技能講習終了者
でなければいけない
特別教育
機体質量が3トン未満の油圧ショベルの運転は
( )を受ける(安全衛生法)
年齢就業制限
満( )歳未満のものを油圧ショベルの運転業務に就かせてはいけない。
つりさげフックの追加等
バケットフックを追加等吊り下げ能力の大きさによって適用法規が変わるので注意
油圧ショベルの作業禁止の適用除外
原則
安全衛生法に基づいて油圧ショベルによる荷のつり上げは禁止されている。
例外
バケット平積み容量×1.8/m2かつ1t未満の荷のつり上げ作業
土留め( )工用部材の打ち込み、引き抜き作業
⑥施工方法(ショベル系建設機械)
掘削工法
ベンチカット工法
サイドヒル式 片切傾斜地
ボックス式 平地での掘割
機種の選定
①掘削機が設置される地盤より下方を掘削する場合は、バックホウを使用する
ベンチカットの場合は、上段にバックホウを据え、下段に( )等の運搬機械を配する方法が一般的である。
②掘削機が設置される地盤より( )を掘削する場合は、フェースショベルやローディングショベル
③フェースショベルでの施工は、地下の狭い空間で、かつ土質が軟弱な場合にはショートリーチフェースショベルが有効である。
④クラムシェルは深度の掘削や間口の狭い掘削に適している。
機械式のクラムシェル
バケットの自重による掘削力
油圧式クラムシェル
バケットによる押付け掘削可能
しかし、バックホウに比べるとクラムシェルの掘削力は弱いため、固く締まった土の場合は、あらかじめゆるめておかなければならない。
⑤油圧式クラムシェルには、テレスコピックアームを備えたり深堀りできる機種もある。より高揚程・超大型のバケットを必要とするときは、機械式クラムシェルが適している。
⑥ドラグラインは長いリーチを活かした沼等の軟弱地の掘削には威力を発揮する。
作業上の注意事項
1)効率的な運転
作業は、( )をストロークエンドまで作動させない
2)機械の配置
機械は、できるだけ( )に据えて、安定をはかり作業能率の向上に努める。
3)排水の処理
掘削現場は、排水を考慮して掘削作業を行う。上り勾配側に向かって3~5%の角度をつけ、作業を行うと( )が良くなる。
4)良好な足場の確保
5)バケットの大きさ
( )の容量は、重い土砂、砂利、硬い土砂の掘削には小容量のものを、軽く、軟らかい土砂などの掘削には大容量のものを用いる。
6)エンジンの回転速度
80%程度にセットで燃費よし
7)掘削高さおよび深さ
8)掘削角
土質の硬軟に応じてバケットの掘削角度を変えると、効率的な掘削ができる。
( )らかい土は角を大きくして厚く削るため、切削距離が短くなる。
( )い土は掘削角を小さくして切削抵抗を減らす。ただし、爪が食込み難いような硬い土は、掘削角を大きくすると掘削し易い。
9)旋回角度は小さく
( )が小さくなるよう運搬機械の位置を決める。( )の大小は能率に大きな影響を与える。
10)掘削途中の旋回
( )の爪が切羽に食込んでいる状態で旋回したり、地均しのため( )を左右に振ってホウキ代わりに使うと、ブームのねじれやアームの曲りを起こす原因となる。
11)バケットの操作
( )の爪をツルハシ代りに使用して、硬い地盤等に( )を打付けて、無理な掘削は行ってはならない。また、( )を使用して、衝撃を加えた掘削や杭打ちを行うと機械の故障の原因となる。
12)積込み方法
ダンプトラック等への積込みは、荷台の( )から旋回して行う。運転席の上は、安全を確保するためバケットを通過させない。
13)組合わせ運搬機械の台数
ショベル系掘削機と組合わせるダンプトラック等は、積込み機および運搬機械の能力のうち( )さい方の能力に左右されるので、バランスのとれた組合わせとする。すなわち、機械の作業待ちが最少となるようダンプトラックの台数を決める。
掘削積込み作業の効率は( )よりルーズな状態のほうが良い
バックホウ作業
運転操作の基本
①走行時は、起動輪の位置を確認し、周囲の安全を確認走行する。バケットは、地面から( )cm程度の高さに保ち走行する。
②急斜面の登り降りはしない。また、急斜面の途中では( )を切ってはならない。
③やむを得ず障害物を乗り越える場合は、作業装置を利用して( )の前方を上げて通過する。
④( )での杭打ち作業は、禁止されている。
掘削積込み
①ダンプへの積込みは旋回角度をできるだけ小さくし、サイクルタイムの短縮を図る。
サイクルタイム短→作業能率大
②ダンプの配置は、両側にすると車両の入換時間を短縮することができる。
③岩石などの積込みは、( )を先に敷き込み、その上に大塊を積むとダンプに与える衝撃が緩和される。
ベンチカット工法では掘削切羽高さをダンプの高さに設定し、上段から積み込むと視界もよくダンピングクリアランスもよく作業効率が良い。
溝掘削
①溝掘削は、( )にしたアームの前方45度~手前30度が有効範囲
最大掘削力はアームが( )のときに発揮する。
②バケットの幅の溝掘りをする場合は、溝の中心に車体の( )を合わせる
ブームオフセット機構を持った機種では、車体の外側まで掘削可能であり、壁際ぎりぎりの溝掘りができる。
③浅い溝掘り作業
浅い溝の掘削は、掘削の進行に応じて車体を( )させて、順次掘削する。
④深い溝掘り作業
深い溝の掘削方法には、同一箇所を深く掘っていく方法と、一度浅く掘って再び元の位置にかえり深く掘り段堀方法がある。
⑤溝底の整形は、( )が後退する前に終わらせる。溝掘削箇所へ再度またいで( )を進入させると、土砂崩れや転落の危険がある。
⑥溝の側壁を垂直に掘削する方法
大塊・転石処理
①法面や切羽で転石や大塊が出た場合、機械の手前に( )を築き、岩石の落下災害を防止する。
法面仕上げ
( )がある場合は、( )部を先に切断
次に丁張に沿って乗り切りを行いバケットは爪一本分重ね合わせて切り下す。
土砂の場合は、法面バケットを使用すると綺麗
盛土法面仕上げ(土羽うち)
土羽打ち仕上げの場合は( )で十分に締め固めたのち、法面バケットを使用して土羽打ちを行う。
効率良い掘削
①バケットシリンダとアームとの角度が各々90度のとき、掘削力が最大となる。
掘削は、主としてアームの引き込み力を利用し、必要に応じてバケットのかき込み力を利用
強い掘削力を必要するときは、ブームとアームの交差角を90度よりやや多めにして、ゆっくりと掘削
②バックホウの作業範囲は、取扱説明書等に示されているが、掘削高さ、掘削深さは余裕をもたせ、すかし掘りにならないよう注意する。
③足場は、整地して凹凸をなくし、( )の前下に盛土して乗り上げた形で掘削すると、より安定が良く掘削力が発揮できる。
④軟弱地では、特にフロント側が沈み易くなり、安定性が悪くなるので、( )を数本たばね、枕木としてクローラの下に敷くとよい。
⑤作業足場は、掘削・旋回時の安定を保つために水平にする。斜面では、盛土等により水平に足場を築く。
⑥足元の掘削は、退避を考慮し掘削面に対して( )を直角にし、( )モータを後方にして掘削する。
⑦一般に、掘削深さが浅いほど、燃料1ℓ当りの作業量は増加する。深堀りするときは浅く何段かに分けて掘削したほうが経済的である。
ローディングショベルアタッチメントと作業
主に積み込み作業を行うもの
クラムシェル作業
地表面から下の掘削に用いられ、土質は比較的柔らかいものから中程度のものに限られ、水中掘削も可能
機械式クラムシェル
機械式クラムシェルで掘削する場合の留意点は、以下のとおりである。
①ローディングショベルが軟らかい場所は、敷鉄板等の上に機械を据えて作業する。
②ブーム角度をできるだけ大きくとる。
ブームは、立てた方が旋回時に( )し、高いところへ排土ができる。また、排土はロープが短い位置で行う方が振れが少なく正確である。
③深い場所の掘削では、掘削場所が運転席から見えない時は、( )の指示にしたがって作業する。
④ワイヤロープの長さは適正に保ち作業する。巻上げ中は、開閉( )をゆるめない。
また、開閉ロープと巻上げロープの長さが釣り合っていないと、深い掘削では巻上げ中にバケットの口が開いてしまうことがある。
⑤土質によって、バケットの開閉( )の本数を変える。硬い土質には掛け数を増し、軟らかい土質には減らす。
⑥狭い溝は、バケット幅を所定の幅に合わせ、並進方式で掘削する。深い溝の場合は片側から順次掘削すると溝が垂直にならないので、次のような順序で掘削する。
油圧テレスコピック式クラムシェル
油圧テレスコピック式クラムシェルは、同一機体のバックホウに比べて、機械全体が重く安定性が劣る。
1)転倒防止の留意事項
①移動時は、アームを最短状態にしてバケットを地上( )cm程度の高さにして走行する。
②傾斜地での横断、方向転換は避け、谷側への( )は禁止し、山側への( )も低速で行う。
③急激な操作は、危険なので、走行時はゆっくり( )させる。
④走行時や掘削作業時に、バケットを引寄せ過ぎてバケットが前後に揺れ、キャブにあたらないように注意する。
⑤堅固いな足場で作業し、軟弱地盤では敷板等で、養生する。
⑥( )を掘削方向に向け、走行モータを後ろにして掘削する。
⑦決められたバケットサイズを使用し、バケットの引上げ時は、( )を垂直に保つ。
⑧( )を伸ばした状態で急激な旋回やアームの操作は行わない。
⑨アームシリンダによる( )の押付け掘削は行わない。
⑩立杭等で運転席から作業対象が見えない場合は、カメラや誘導員の合図にしたがう。またはラジコンを装着し、直接目視しながら遠隔操作を行う。
ドラグライン作業
留意事項
①バケットのサイズは、機械の能力に見合ったものを用いる。バケットを地面に叩きつけたり、ブームにあてないように操作する。
②ブーム角度は( )度前後が一般的で、作業範囲を広くとることができ、振りおろしの動作、掘削、排土も正確にできる。一方、ブーム角度は大きい方(40~50度)が機械の安定度が増し、旋回動力も少なくてすむ。
③タンプロープの長さは適正にする。
④( )ロープが土砂に食い込むと寿命が短くなる。
⑤掘削はブーム先端の( )(最も効率よい)で作業する。
クレーン作業
屈曲ジブ式移動式クレーンは、クレーン付きショベルで、掘削作業とクレーン作業の両方が行える、運転資格として「車両系建設機械運転技能講習」と「小型移動式クレーン運転技能講習」の両方の修了証が必要である。
1)使用クレーンの選定
2)適正なブームの角度(機械式)
3)合図および合図者
4)足場への注意
5)急旋回の禁止
6)動力降下での荷降ろし(機械式)
7)安全装置の確認
8)同一機種での共吊り
9)強風時の作業
平均風速が( )m/秒以上のときは作業を中止し、( )m/以上ではジブは倒しておく。
10)送電線付近の作業
11)地切り
荷を吊上げるときは、地上から約( )cmで停止させて、機械の安定や重心、荷くずれ、またワイヤロープ、シャックルの外れなどの状態を確認する。
12)荷の回転
13)吊り荷走行
荷を吊って走行することは、原則として禁止されている。作業の必要上やむを得ない場合は、メーカが示す吊り荷走行条件と性能表に従って作業をする。
破砕および解体作業
ブレーカ作業
作業要領
①水平で安定した足場を選び、極力( )の前後方向で作業する。
②破砕面は安定して打撃できる面を選び、チゼルをその面に垂直に押当て、( )の前端を少し浮かせて、常にブレーカに適切な押付力をかけながら打撃する。そして、破砕したら直ちに打撃を中止する。
③大きく、硬い破砕物は、割れ易い端から順に破砕し、同じ箇所を1分以上打撃したり、チゼルでこじったりしない。
④空打ちを行ってはいけない。油温度上昇、ボルトのゆるみ、折損を引き起こす。
⑤破砕物の飛散による危険を防ぐため、( )席のフロントガラスに防護ネットを取付けて行う。作業場周辺は( )禁止とする。
注意事項
①ブレーカは、各油圧シリンダのストロークエンドでは絶対に使用しない。
②フレーカは本来の使用目的以外(吊り荷作業、破砕物の移動作業)には絶対に使用しない。
③水・泥の中での作業は、特殊仕様のブレーカを使用する。
⑤バックホウ作業に比べ、破砕作業は重作業のため作業油の劣化、汚染が激しいので、早めに交換する(交換時間の目安は、バックホウ作業の1/3程度)。
建築物解体作業
コンクリート破砕作業
油圧ショベルに油圧圧砕機を装着してコンクリート破砕作業を行う場合、機体の安定性や油圧圧砕機の油圧、油量などの検討が必要である。
バケットシリンダを最伸長、最縮小状態で機体を浮き上がらせ作業しない。
ビル等の床で行う場合は床の( )に注意する
作動油、フィルタエレメントは早めに交換
⑦作業能力(ショベル系建設機械)
バックホウの作業能力
バックホウによる運転1時間当り作業量の算定方式
3600×q×f×E÷cm
3600×1サイクル掘削量×土量換算係数×作業効率÷1サイクル所要時間
1サイクル所要時間以外をかけて所要時間で割る
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