⑥燃料・潤滑剤 (建設機械一般テキスト)-2級建設機械施工技士サポートクラブ

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建設機械施工技術必携 建設機械施工技術検定テキスト 平成29年度版

建設機械施工技術検定問題集 1級・2級建設機械施工技術検定試験 平成29年度版

 

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燃料

概要

燃料油や一般の潤滑油は消防法で、危険物第四類「引火性液体」に分類され、さらに引火点により第一から第四石油類に区分される。
指定量以上の危険物の貯蔵や取扱いは、消防法の規制を受ける。

危険物第四類の区分

区分  引火点(℃)  該当品 指定数量(ℓ)
第一石油類  21未満(低い引火しやすい)  ガソリン   200
第二石油類  21以上~70未満Gより高い)  灯油、軽油   (   )

※消防法で軽油は第二石油類に区分され、1,000ℓ以上の貯蔵や取扱いは規制を受ける。

 

ガソリン

ガソリンの性質がある。

常温で容易に揮発し、引火し易い。

②無色透明で、密度は0.72~0.78である。

③発熱量は、1kg当り42,300~50,300kJ(10,100~12,000kcal)である。

④(   )性を示す値としてオクタン価が使用されており、高いほど自然着火しにくいレギュラーガソリン(JIS2号)のオクタン価は89~92、プレミアムガソリン(JIS1号)は97~100である。なお、オクタン価は発熱量とは関係がない

 

軽 油

ディーゼルエンジンでは、空気を高圧に圧縮して高温にして、軽油を高圧噴射して自然着火させている。(  )性はいらないので高粘度の石油が使用されるため、低温時の流動性が重要な性質となる。

軽油の主要JIS規格

試験項目  種類
 特1号  1号  2号  3号  特3号
引火点 ℃  50以上  50以上  50以上  45以上  45以上
流動点 ℃  +5以下  -2.5以下  -7.5以下  -20以下  -30以下
目詰まり点 ℃  -  -1以下  -5以下  -12以下  -19以下

①軽油は、JIS規格において流動点や目詰まりなどの低温特性により、5種類に分類されている。 数字が上がるほど寒冷地

流動点とは流動性を維持できる限界温度

目詰まり点とは軽油ワックス分が燃料フィルタをつまらす温度

軽油は、始動時の温度が目詰まり点以上の種別から選定する

※始動時の周囲温度より目詰まり点が高い軽油を燃料とすると、エンジンが始動しなくなる。

密度は0.81~0.87、引火点は46℃以上。

発熱量は、1kg当り46,100kJ(11,000kcal)で、発火点は300℃以下。

着火性を示す値として「 (   )価」が使用されている。(   )価が高いほど着火し易く、エンジンの始動が容易でノッキングの発生が少ない。一般の軽油の(   )価は45~55であるが、(   )価が40以下になると、低温時の始動性が悪く白煙を発生する。

⑤硫黄分は、ディーゼルエンジンの排気ガス規制に対応するため、1997年からは0.05%以下、2004年からは0.005%以下、2007年からは0.001%(10ppm)以下へと段階的に低減されてきた。

※(  )中の硫黄分が少ないと、排出ガス中の微粒子減少し、エンジン腐食も低減し、排出ガス規制にも対応。

 

オクタン価  ガソリン

セタン価   軽 油

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潤滑剤

概要

潤滑剤には、エンジンオイルなどの液状の潤滑油と、グリースなどの半固体潤滑剤がある

潤滑剤の機能

潤滑剤の機能  内容
①摩擦低減作用  (   )を減らし、熱、エネルギー損失を防ぐ。
②摩擦防止作用 (   )を防止し、機械の寿命を延ばす。
③冷却作用 接触面で発生した(   )熱を吸収して運び去る。
④洗浄作用 (   )や汚れを油中に分散させて、洗い流す。
⑤防錆防食作用 (   )面の錆や腐食を防ぐ。

 

潤滑油の成分

潤滑油は、石油系ベースオイル(基油)に各種の添加剤を配合して用途別の油種が作られる。合成油や植物油などのベースオイルは、いずれも高価なため一般的ではない。

添加剤が配合された潤滑油は、次のような性質を持つ。

①酸化、劣化しにくい。

強靭な油膜を形成する。

③低温~高温まで温度による粘土変化が少ない。

流動点が低い。

⑤遊離の酸、硫黄などの不純物が少なく、金属を腐食させない。

気泡が生じにくい。

 

グリスの硬さ→ちょう度 (大きい 柔らかい)

潤滑油は清浄分散性が高いものを使用する。

 

エンジンオイル

Wが付いたものは冬季(Winter)用の意味

0W~5Wは極寒地用であり、日本国内では10W~15Wが一般的

夏季用のオイルは20~60まであり、国内では30~40が一般的

最近は、夏冬通して使用できる10W-30や15W-40のマルチグレードオイルが普及している。

※粘度グレード10W-30のエンジンオイルを使用できる外気温は-20℃~+40℃である。

 

ギヤオイル

ギヤオイルの粘度グレードは

冬季用は75W~80W、夏季用は90が一般的

夏冬通して使用できるマルチグレードギヤオイル(75W-90など)もある。

ギヤオイルの品質分類は、GL-1からGL-5まで5区分あり、GL-5が最も極圧性(高負荷対応)が高い。

 

ギヤオイルの品質分類

低負荷 GL-1 無添加油
GL-2 自動車用ウォームギヤ用
GL-3 マニュアル・トランスミッション油
GL-4 ハイポイドギヤ用
高負荷 GL-5 高負荷ハイポイドギヤ用

 

作動油

作動油は、選定は粘度を第一に考える。

作動油は温度変化による(  )変化の少ない(高粘度指数)作業油が望ましい。

作業油の粘度分類は、40℃におけるISO粘度分類があり、温度による粘度変化の少ない(高粘度指数)作動油を使用する。

 

グリース

グリースは、潤滑油にリチウム石けんなどの増ちょう剤を20%程度加えて半固体状にしたもの。増ちょう剤と呼ばれる長い石けん分子の隙間に、潤滑油がスポンジが水を吸収した状態となっているが、荷重や回転が加わると潤滑油がにじみだして潤滑する。

グリースの硬さはちょう度で示され、数字が大きいほど柔らかい。

 

ブレーキ液と不凍液